どこ吹く風

旅のことを主に書く。

黄陵

2007年10月22日 06時58分19秒 | 西安留遊
 黄帝は今から5000年前の新石器時代の集落のリーダーだったとされています。黄帝に率いられた人々は中国北部の陝西省を中心に生活していました。ほかの集落との戦争に勝利し、黄帝は主導的な地位を獲得しました。古文書によりますと、黄帝が指導者を務めていたころ、中国は政治、文化、農業、天文、法律、医薬、音楽、数学、文字などの分野で大きく発展しました。このことから、黄帝は中国の文明を発展させたといえます。今はよく中国5000年の文明という言い方をしますが、この5000年とは、黄帝の時代から計算したものです。黄帝は中華民族の始祖だと見られています。
------------------
ALA!中国というサイトの記述です。

 私は黄陵で大勢の中国人が見学している様子を見て、中国人つまり漢民族の始祖として崇められていることは感じた。カン違いしたのはこの陵を漢の高祖劉邦を祭ったところだと考えたことです。初めて漢民族が統一王朝を開いた劉邦の墓だと誤解していた、このマチガイに気付いたのはつい先日黄陵について検索してからです。他所で大声でしゃべる前なのでヨカッタ~
あの風景を見ながら劉邦項羽に想いを馳せていたのが恥ずかしい。

 中国人はでっかい建造物を造るのが好きだが、この施設も大きい。施設というと薄っぺらな感じを与えるけど、広くて長い階段を登ると広場に建つアシャギのでっかいバージョンがある、建物の前の広場の両脇には大きな大きな鼎が並び中国の旗が色鮮やかに風を受けている。とにかくその規模にはビックリ、大理石の照り返しに眼を細めながら上ってきた甲斐がありました。
何も無い空間は儀式用なのか。

 陵までは電気自動車に乗った、これも別料金で10元也。歩いても登れるが歩く気はしません。バス乗降広場からゆったりと歩き始めた。ガイドさんが説明するが全く分かりませんでした。
この頃は同行の皆さんの顔を覚え、ニコッとする程度の仲になっていた。グループから外れて一人別の道を行こうとするとオバチャンが大声で私を呼ぶ。道を間違えたのかと思い戻ると、カメラを渡されてシャッターを切るように言われた、全くずうずうしい。それからはここぞという場所では当たり前のようにカメラを渡された。シャクなので私も写してもらった。

 陵全体が木々に覆われており、小高いところにある遥拝所なのか展望台なのか、そこからも気に遮られて周りの景色が見えない。この場所は何んだろう。
陵としては秦の始皇帝陵や唐の陵を見ているので特別という感じはしないが、大きな建造物はさすが中国と思われた。
 また、廟の周りには参拝を記念する石碑が建っている。蒋介石や李鵬、江沢民のものがあるがこれも中国の風習なのか。