どこ吹く風

旅のことを主に書く。

黄龍へ

2007年10月01日 18時57分50秒 | 黄龍・九寨溝
 新学期は9月なので大学は学生が多く見られる。寮も満員のようで新学期に合わせて短期留学組が多くなるようで部屋が足りなくなった。我々老年組の夫婦者を除く6名が近くのホテルに移ることになった。出発時から予定だれていた事だが一旦広げた荷物を纏めるのはメンドウである。それに前夜は歓迎の夕食会があり準備に充分な時間が取れなかった。西安発の飛行機は7時半に出る、飛行場まで1時間ほど掛かるので4時に起きて準備をした。

 5時半に薄暗い街を後に空港へ行く、ゆとりを持って到着した。7時半に飛び途中で出た機内食はパンとトマトのみ朝食には質量とも不足だ。1時間10分のフライトで九寨溝空港に着く、山を切り開いて開港した空港で3500mの高地にある。高度障害が起きないようにゆっくりした行動をとる。民族衣装を着た娘さんからお茶のサービスがある、水分補給も高山病対策になるので頂く。

 日本語が話せるガイドの案内でバスは出発した。空港から街の方へ降りていく風景から何処か違う、チベットを思わせる集落や建物が見える、旗や経文が書かれた布がはためいている。街に入ると高山病予防のアンプルの説明があり売り子が乗り込んできた、買う人人もいるが私は買わなかった。

 黄龍へ行く途中に高度が4000mに近い雪山梁を越えた。ペルーでもアルプスでの経験から動き回らなければ空気が薄いのを感じることは無い。
 10時半には昼食のために円卓についた、朝ごはんがあの調子だったのでそれほど早いとも思わなかった。魚にキノコ、野菜に麺、湯(スープ)と盛り沢山だがフツーの中華料理か郷土料理なのか分からない。中国人は野菜料理が上手だ、食べ方に工夫がある、こんな食べ方もあるのか・・というが多く見られる。
トイレは出来るところでやっておく、こう考えて休憩する場所やレストランでは必ず用を足すことにしている。

 昼食後休んでいたら日本からのツアー客に説明する声が聞こえてきた。ゆっくり歩いても3時間半では充分歩ける時間・距離である。急がず慌てずマイペースで歩いてください、と話ている。
いよいよバスに乗りケーブルカー乗り場へ行く。

写真は雪山梁への九十九折です。スイスの峠とはどこか違う趣の峠道です。