nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

アイソン彗星ご登場

2013-10-14 18:21:29 | 星空

星祭りに行って、そろそろアイソン彗星が小型望遠鏡でも写真に写ると聞いて、触発され今朝程撮って見ました。(2013.10.14)

現在しし座に火星がいるのですが、そのすぐ脇に居るので、すごく探しやすいです。

私は約8cmの望遠鏡ですが、肉眼でもなんとか見えました。 写真右の赤い星が火星です。

まだまだ小さいですが、火星と木星の間に居て離れているのにこれくらいになっていれば12月には大彗星への期待はそれなりに出来るんじゃないでしょうか。 尾もしっかり伸びてます。

ところで、星が流れていて、ガイドが失敗したのではないかとご心配される方もいると思いますが、彗星は星の合間を結構速く移動しています。 そのため彗星を中心に写真合成すると星が流れてしまうのです。

0時くらいから4:30くらいまで他の星も撮って見ました。

昨夜は、透明度も良く、自宅から冬の淡い天の川もしっかり見えたのでコンディションはGoodです。しかも、さほど寒くも無く天体写真日和でした。

先ずは、云わずと知れたアンドロメダ銀河。 太陽系の属している天の川銀河も遠くから眺めるとこんな感じだと云われています。

次がスバル。

秋から冬にかけて寒いのはこのスバルの青白い冷気がもたらすものじゃ無いかって気もします。

これは冗談ですが、生まれたての星の集団で、星の周りにはまだ星を生み出すガスが漂っているのが分かります。

ちょっと苦労したのがこの馬頭暗黒星雲。

私のカメラは、何の改造もしていないカメラなので、赤外線を放つ星雲はなかなか写らないんです。

かなり画像処理で浮かび上がらせました。

そして、オリオン座の三ツ星の下の小三ツ星の中央にあるのがオリオン座大星雲。

これも、Hα線と云う赤外線の星雲なのですが、これは流石に明るい星雲なのでなんとか写せましたが、中央部のトラベジウムと云う4つの星が輝く場所が明るすぎて白とびしてしまうので、如何に白とび範囲を少なくするかが結構大変なんです。

所詮、ブログには大きなサイズの写真は載せないので、圧縮したJPEGファイルですから細かいところが汚いですが、それでも画像をダブルクリックして頂ければそれなりに綺麗に見えますから試してください。

共通データ

撮影日時:013.10.14 0-4:30

望遠鏡:高橋FC76E+レデューサ(F6)直焦 EM1赤道義 自動ガイド

カメラ:SONY NEX-5N ISO1600~3200 露出各コマ30秒~60秒

ソフト:AdobePHOTO SHOP CS6 and CS5 (64bit)

各作品10コマ~15コマ合成 (加算平均)


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星の村スターライトフェスティバル2013-2

2013-10-14 12:14:45 | 星空

夜になるとテントも商談のお客さんが沢山来るようになる。 「星祭り」と云う雰囲気で夜店の様にも見えるが、食い物は入り口付近で去年同様シイタケの焼き物があるだけ。

星に興味の無い一般の人が期待して来ても腹を満たすものも「金魚すくい」なんぞもありません。

さて、買い物も終わって車に戻った頃、空は満天の星空。天文台の方向を見ると、北斗七星の器の部分が山に突っ込んだ状態で見えていた。

南の空には半月が輝いているが、それでも透明度が良いので星々がかなり良く見える。

こうなると、来場者の皆さんが自慢の望遠鏡を出して観望会が始まる。

早速、駐車場内を探索に出掛けた。

先ずは屈折望遠鏡の部から。

この望遠鏡、手作りだと云う。 対物レンズは中国製15cmアクロマートレンズ。 ナなんと!3万円のレンズだそうだ。

月を見せてもらった。 びっくりの安いレンズだが、お値段以上に見える。 長焦点レンズのため、収差も少ない。

こちらも同じく15cm中国製レンズだそうで、全く同じレンズかも知れない。鏡筒も手作り感がいっぱいで良い。ピラー脚も手作りだそうで、写真に写って居ないが参考になる作り方になっている。

同じ15cm屈折でもこちらは私の望遠鏡と同じ老舗メーカの高橋製作所。 レンズも最高級品だ。

同じく月を見せてもらったが、球面収差は元より、色収差も全く感じられずそれは流石にMaidInJAPANの品物だ。

次に、反射望遠鏡編。

反射望遠鏡は最近皆巨大化してドブソニアン形式になっている。

こちらは、ちょっと小ぶりだが、全て手作りで鏡筒は紙の筒だと云う。

こちらは確か45cmだったと思う。

こんな反射鏡なんて20年前なら全くアマチュアが持てる望遠鏡では無かった。天文台クラスだ。

でも、今では手軽に購入できる時代となった。暗い星雲や銀河も写真のように肉眼で見る事が可能だ。

最後に、これ!

反射望遠鏡を2つアームに付けて、2つの赤紫の接眼部分で両目で見れるもの。 それはそれで、何人もこのような望遠鏡を作っているが、驚きはその駆動部。

操作部を見ると赤いジョイスティックがあり、ゲーム感覚で手元で双眼鏡を操作できる。

だから、安定して星を見る事が可能だ。

私は昨日、日曜日に帰って来たが、星祭りは今日のお昼ごろまでやっている。 

大野台長とスタッフの皆さま、今年もお疲れ様でした。


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星の村スターライトフェスティバル2013-1

2013-10-14 11:32:15 | 星空

今年も「星の村スターライトフェスティバル」に行って来た。

石川町スターライトフェスティバルからバトンタッチしてから2回目の開催。 福島県の阿武隈洞と云う有名な鍾乳洞駐車場脇に天文台があり、台長の大野さんが主催者だ。

大野さんに会いに行った時、まだ本部テントの設営中でお仕事中でしたが、写真を撮らせて頂いた。とても気さくな良い台長さんで、これだけの星祭りを運営するための人脈も大野さんあっての事だろう。

ところで、この会場は山の中腹にあるが、車で現地に近づくにつれ山の辺りに黒い雲が沸居ていたのは分かったが、下の写真の様に青空が見えているのに突然小雨がほんの数分降っては止みの繰り返し、更に時折突風が吹き、どこもそれで大騒ぎ。

私が着いた時に、何時ものタープが無いので変だと思ったら、その突風でマツさんのタープの支柱が2本とも折れてしまったらしい。10年以上もマツさんのタープはみんなの憩いのタープだった。

布部分は問題ないので、ポールだけ買えばまた使えるのだろう。

ついでに、この夜私のワイングラスも突風で飛ばされて、あえなく単なる石英になってしまった。

天文台脇には昨年同様、多くのテントが並び掘り出し物をわんさと売っている。

私は、早速内緒のあるものをGET。

その後、車の場所に戻ろうとしたら「アストロアーツ」さんのブースで金曜日発売したばかりのアイソン彗星特集本が目にとまって買いました。 そこで、もう一つ「ステラナビゲータ・アクセサリ KAGAYAファンタジー」と云うPCソフトを発見。 お店の人に聞いたら、スレラナビゲータの星座絵などが、KAGAYAさんの絵に差し替わるアクセサリらしい。3360円のところ、3000円で買った。 そういえば、本体ソフトも数年前の胎内星祭りで同じアストロアーツさんのブースで安く購入したものだった。

念のため、アストロアーツは「星ナビ」と云う月刊天文雑誌を発行して、天文ソフトも発売している会社です。

記念にお店のお二人の写真を撮らせて頂いた。

今年も、星祭り専用駐車場はご覧の盛況ぶり。 天気だけが気にかかる。

つづく・・・

 

 


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