星祭りに行って、そろそろアイソン彗星が小型望遠鏡でも写真に写ると聞いて、触発され今朝程撮って見ました。(2013.10.14)
現在しし座に火星がいるのですが、そのすぐ脇に居るので、すごく探しやすいです。
私は約8cmの望遠鏡ですが、肉眼でもなんとか見えました。 写真右の赤い星が火星です。
まだまだ小さいですが、火星と木星の間に居て離れているのにこれくらいになっていれば12月には大彗星への期待はそれなりに出来るんじゃないでしょうか。 尾もしっかり伸びてます。
ところで、星が流れていて、ガイドが失敗したのではないかとご心配される方もいると思いますが、彗星は星の合間を結構速く移動しています。 そのため彗星を中心に写真合成すると星が流れてしまうのです。
0時くらいから4:30くらいまで他の星も撮って見ました。
昨夜は、透明度も良く、自宅から冬の淡い天の川もしっかり見えたのでコンディションはGoodです。しかも、さほど寒くも無く天体写真日和でした。
先ずは、云わずと知れたアンドロメダ銀河。 太陽系の属している天の川銀河も遠くから眺めるとこんな感じだと云われています。
次がスバル。
秋から冬にかけて寒いのはこのスバルの青白い冷気がもたらすものじゃ無いかって気もします。
これは冗談ですが、生まれたての星の集団で、星の周りにはまだ星を生み出すガスが漂っているのが分かります。
ちょっと苦労したのがこの馬頭暗黒星雲。
私のカメラは、何の改造もしていないカメラなので、赤外線を放つ星雲はなかなか写らないんです。
かなり画像処理で浮かび上がらせました。
そして、オリオン座の三ツ星の下の小三ツ星の中央にあるのがオリオン座大星雲。
これも、Hα線と云う赤外線の星雲なのですが、これは流石に明るい星雲なのでなんとか写せましたが、中央部のトラベジウムと云う4つの星が輝く場所が明るすぎて白とびしてしまうので、如何に白とび範囲を少なくするかが結構大変なんです。
所詮、ブログには大きなサイズの写真は載せないので、圧縮したJPEGファイルですから細かいところが汚いですが、それでも画像をダブルクリックして頂ければそれなりに綺麗に見えますから試してください。
共通データ
撮影日時:013.10.14 0-4:30
望遠鏡:高橋FC76E+レデューサ(F6)直焦 EM1赤道義 自動ガイド
カメラ:SONY NEX-5N ISO1600~3200 露出各コマ30秒~60秒
ソフト:AdobePHOTO SHOP CS6 and CS5 (64bit)
各作品10コマ~15コマ合成 (加算平均)