呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

特別純米酒 白老若水30by 櫂場直汲無濾過生原酒

2019-09-01 | お酒
今回は久しぶりの愛知県のお酒 特別純米酒 白老若水30by 槽場直汲無濾過生原酒 です。
ちなみに正式名称は
特別純米酒 白老若水30by 槽場直汲無濾過生原酒 「For Survivor」-夏越し冷蔵熟成 です。
長いよ。





白老は愛知県の澤田酒造株式会社さんのお酒です。
http://hakurou.com/


開封
強くはないですがしっかりと濃そうな吟醸香がします。
色はほんのり黄色さが見える程度の透明度です。

では頂きます。
これはこれは珍しい香りの抜け方です。
鋭く甘く、そして辛いです。
甘辛いではないです。甘くて辛い。

全体的に甘さが強いのですが併走して辛さも追ってきます。
なので飲み始めは甘味が強く感じられますがすぐに追う後口は
結構辛いです。
またどことなく炭酸っぽさも感じられますが上に書いた辛さとは
別物ですね。
飲んだ後は甘さはサラリと消え、辛さが苦味となって少しだけ
居座ります。それでもしつこくないので全体的な印象派さっぱりと
しています。

ふむ、日本酒度は+3との事ですが甘さの部分だけ見ると-2くらい。
辛さの部分だけみると+7くらいはあるのではないか?と感じる
不思議なお酒です。

世の中はまだ暑いですが日本酒界隈は既にひやおろしが出回っております。
このお酒は丸さが少なくシャープな印象があるので夏酒になるのかな。
とラベルを見ずに飲んで書いておりました。
がっつり夏越し冷蔵とありますね。
ただ炭酸の残り具合などを見てもひやおろしでは無い様にみえます。
とてもフレッシュさのあるお酒です。


さて二日目。
初日には感じ難かった酸味が出てきました。
甘酸っぱさが先行して後から辛味が追います。
雰囲気が少し変わりましたが傾向は一緒。二日目も美味しいお酒です。

二日目にはおつまみを用意。久しぶりの貝ひもです。
うーん、悪くはないのですが貝ひもが塩辛い分お酒の甘味が際立ちます。
甘いお酒とおつまみは…といういつもの感想になってしまいます。
ちょっとピリっとくる炭酸も気になるところです。
このお酒は単体で飲むのが良さそうです。


調べてみるとこの白老、170年の歴史があるんですね。
なんというか古参のマジシャンが古典的ネタを組み合わせて大イリュージョンを
演出みたいな感じ?。
または老舗の甘味屋が現代風のスウィーツを作り出したというか。
目新しさは無いけど技術の組み合わせでまだまだ違った風味を作り出せるんだぞ
というの見せ付けられた感じです。

好きな日本酒を教えてください と言われた時にトップ3に入るお酒では無い感じです。
ただトップ10には必ず入っていたり、ちょっとこのお酒を切るのは忍びないんだよね
と取り上げたくなるような一本です。

名前だけは大分前から知っておりましたが、なるほど仕入れる理由が分かった気がします。
結構見かけるだけあって美味しいお酒でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 佐々成政の隠し酒 | トップ | 臥龍梅 純米吟醸 秋あがり »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

お酒」カテゴリの最新記事