呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

純米吟醸生原酒 北雪 越淡麗十割

2022-07-10 | お酒
今回の一本は北雪
純米吟醸生原酒 北雪 越淡麗十割です。





北雪は新潟県佐渡市の株式会社 北雪酒造さんのお酒です。
https://sake-hokusetsu.com/

かなり前ですが職場の同僚に北雪推しがおりまして。
お店で飲んだのですが(その時は普通に火入れしてある
普通の北雪でした)、別で頼んだ越乃景虎に惨敗する
というあまり良い結果ではありませんでした。
景虎も美味しいお酒ですから仕方ないですね。

今回は自分は存在を知りませんでしたが友人からの
頂き物の北雪でしかも生原酒です。
これは期待が高まります。
越淡麗というのが酒造米のようですね。


開封
なかなか良い吟醸香があります。
ただ甘いというよりは酸味が強そうな雰囲気も。
少し鼻にグッとくる感じがあります。
色はガラスの酒器に注いでぎりぎり分かる程度の
黄色です。

では頂きます。
ふむふむ。一番強いのは酸味ですが開封時の香りから
受けた印象ほどツンツンした感じはなし。
甘さもごくごく控えめ。
後味にグレープフルーツ程度の弱いながら存在感の
ある苦みがあります。

飲んだ後は味のキレこそ良いものの比較的長めに
味の余韻が残ります。
少し温くなってから気づきましたが旨味も強いお酒ですね。
アミノ酸度も結構あるようです。

日本酒度でいうと+1~2程度でしょうか。
甘くは無いもののガッツリ辛いかというとそうでも無し。
前にも表現した気がしますがとても美味しい味付きの水
といった感じ。

初日のおつまみは定番化しつつある唐揚げ。
ですがか〇〇げくんでは無く、某コンビニ製のタレ付きザンギ。
北海道フェア?を開催中ですね。
唐揚げ単体でも然程弱くない所に甘辛いタレつきです。
主張が控えめな今回のお酒がどうでるか と危惧したのですが
スッと芯の通ったお酒の味を展開してくれます。
控えめに見えてつまみを踏み台にするお酒のようです。
流石新潟の辛口のお酒といったところでしょうか。


さて二日目。
生酒あるあるなパターンで酸味と苦みがアップです。
初日よりもかなり辛口に傾きました。
個人的には初日の味が好きですが本格的な辛口好きは
二日目以降の方が好みかもしれません。

二日目のおつまみはコロッケ。
こちらは初日と変わらずコロッケ程度では負けません。
つまみと一緒に飲んだ方が美味しいのは辛口の利点ですね。


味に派手さは無いものの要所要所を〆てくれるとても
良いお酒でした。
本格的な辛口のお酒というと甘いお酒?ペッ とでも
言いそうな位キツメの銘柄もありますが、今回の北雪は
とても優雅で華やかな辛口のお酒でした。
(初日分の感想です。二日目は上に書いたように結構辛口)

単体で良し、つまみを合わせると尚良し。それでいて
主張が強すぎないという見事な立ち振る舞いを見せてくれます。

これまた前にも書いた気がするのですが団体戦でいう貴重な
中堅です。このお酒を出しておけばとりあえず一勝は確保
出来るという強い一本ですね。

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