呑み録

飲んだお酒の記録 お酒は二十歳を過ぎてから

醸し人九平次 La Maison 山田錦

2021-07-18 | お酒
今回は取って置き第二弾。
飲みたいと思いつつも中々手を出せなかった
醸し人九平次 La Maison 山田錦です。





醸し人九平次は愛知県の株式会社 萬乗醸造さんのお酒です。
https://kuheiji.co.jp/

ラインアップが多すぎて九平次好きからすると
それじゃないよ と言われるかもしれませんが
全く分からないので買えた物を飲みますよ。


開封
ふむ、比較的明瞭な吟醸香があります。
精米歩合がありませんが結構高めなのかも
しれませんね。
色は極わずかに黄色みがあります。

では頂きます。
甘…くない。なんだこれは?
酒器に細かい泡が見られますので僅かに炭酸が
残っているようです。
で、最初に飛び込んでくるのが炭酸っぽさと
軽めの酸味です。
その後はかなり水のようにサラリと過ぎて
最後にグレープフルーツ程度の苦みが残ります。

甘くなく辛くもなく水のようだけどしっかりと
苦みが残る不思議なお酒です。
いや、お酒なのですがお酒感は薄いです。

開封時に感じた香りも然程口腔内には現れ
ないんですね。なんとも不思議な感覚です。

何かのお酒の時のも書きましたがこの風味の
糖分無しの飲料水が出たら買います。箱で。
風味をつけた水と謡ってとても甘い飲料水が
ありますがあれよりも全然薄く優しい味です。


初日のおつまみはイカの耳。ほぼ駄菓子です。
このお酒は繊細なのでおつまみは不要な感じですが
イカの強い味の後で飲むとお酒の味が際立ちます。
フルーティーさを伴った淡く苦みのあるお酒です。
まー素で飲むのが一番ですね。


さて二日目。
今までの経験則から水のようなお酒は二日目に
酸味が出ると読みました。
で、その通りに酸味の主張が少し強くなりましたが
相変わらず水のよう。それでいて水とは異なる感じ。
炭酸の刺激もかなり減りましたがまだ残っているようです。

二日目のおつまみは最近個人的に気に入っている
たまご豆腐。タレが付いている物が多いですがタレを
かけるとタレの味しかしなくなってしまうので素の
出汁だけで味わいます。
むむ。
お酒=優しい。たまご豆腐=やさしい。
結果特に歩み寄りも無しの平行線。
別々に食べた時と差がありませんね。

次いでの品は某コンビニ製のゴーヤとツナのサラダ。
夏なのでゴーヤが美味しいですね。日本酒の苦みは
苦手ですがビールやゴーヤの苦手は全然平気です。
では。
これはダメだ。ゴーヤの苦みは強いですね。ついでに
お酒の僅かな苦みと相まって苦さが増します。
失敗です。



初めての醸し人九平次でした。
今回の一本に限っていえば玄人好み?
凄く甘い訳でもなく、凄く辛い訳でもなくと
強い主張はありませんがじっくりと飲むと
それこそ高級料亭の出汁のような繊細な風味があり
しっかりとした味を感じられる そんなお酒でした。

美味い不味いでいうと断然美味いなお酒です。
ただ人に勧められるかというと迷う感じ。
「甘い辛いがハッキリしないしパンチが弱くね?」
とか言われたらハイハイ、君はもう飲まなくていいよ。
そんな感じになってしまうお酒です。

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