エレキジャック4号の記事および付録基板にあるテルミンを作ってみた。テルミンとは2つのアンテナ(ここでは缶ビールの空き缶だが)手を近づけることにより、その距離で音階が変わるというもの。
完成基板が付いているので30分もあれば出来てしまう。部品も標準的な物を使っている。但し、PICについてはプログラムがダウンロードで提供されておらず、書き込み済みのものをマルツから840円で購入しなければならない。案の定、読み出し禁止になっているのでコピーは出来ない。エレキジャックとしては不親切な対応である。抗議のメールも送っており、検討するとのことだったが、どうなることか?
回路はアマチュア無線自作経験者であれば理解出来るのだが、固定発信周波数(約100kHz)と可変発信周波数回路があり、この発信定数の1つであるコンデンサの一部をアンテナと手のコンダクタンス分で可変し、混合すると、その差分の周波数(音声帯域)が出力されるというもので、本機では、これをPICでドレミファ・・・のリニアな音階を作り出している。
本来のテルミン音(連続音階)であれば、このPICは不要だが。
とにかく一発で動作し、孫に披露した。