安倍晋三一流の、言葉による隠蔽工作をそのまま真似てこの仲井眞沖縄県知事が愚かにもいよいよ逆上気味に言い募っている。「普天間は解決方向に向かっている」だと。認知症気味のこのデマゴーグ的なアジテーションはまさしく衆愚政治の典型である。但し、衆愚の愚は政治家の愚にほかならないのであって、彼らは言葉によって国民をだまくらかし、問題点から関心を逸らし、そのかわりに国防的な重要性を吹き込んでおのれの軍事的アプローチに正当性を印象づけようというわけだが、安倍内閣の支持率低下が示すように、所詮こうした欺瞞的なやり方は墓穴を掘る以外なんらの効力もないのだ。そうでなくとも3選を目指すという仲井眞の政治的「死に体」は明白である。
市民活動に休息はない。県知事選がどうであれ、目の前で国家犯罪が堂々と行われているのを黙って見過ごすことなど到底出来ない相談である。「殺人鉄板」という国家権力の象徴はあげての沖縄イジメであり、国民愚弄の典型だ。あの独裁者安倍晋三の息のかかった防衛省、警察庁、公安、とその手先どもが仕組んだこれみよがしの嫌がらせでしかない。そういえば男勝りの怪物女子が奇妙にして気色の悪いコマーシャルを流しているあの警備会社の兵隊が、さながらナチス親衛隊並みに居並んでいる光景は、時代錯誤な「国家権力対人民」の構図を浮き彫りにしているようだ。(つづく)