寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

1年遅れの卒業式

2012年03月17日 | 大学でのひとこま
昨年、震災のために中止になった卒業式が今日行われました。全員はそろいませんし、時期を逸した感があり、本当に意義があるのかなあと思いながら出席しましたが、式が始まるとそんな心配はふっとびました。卒業生たちは喜びにあふれており、当時のいろんなことが思い起こされ、昨年卒業式をしてやれなかった無念がこみあげてきて、涙が出そうでした。1年遅れの卒業式は、本当にすばらしい式でした。



(↑看護学部の卒業生。みやぎTVが取材に。夕方のニュースで流れました。)

卒業式って出ない学生もいますが、やっぱり節目の大切なものですね。
わたしはあの子たちがいつの間にかいなくなってしまって、送り出した実感のないまま1年を過ごしてきましたが、今日の式でやっとけじめがつきました。卒業旅行に行けなかった人もいますし、卒論を修正後最後に製本できずに今日までそのままになっている人もいます。みんないろんなものを置いたまま、卒業式のないまま、社会に出ました。そして立派に一年つとめて帰ってきました。入社式から作業服で復興支援にあたってきた人も大勢います。内定取り消しになった人もいました。この1年を復興のために働いてきた卒業生たちは、もうすでに学生ではなく、社会を担う一員であり、東北の力、そのものです。今日は心から、おめでとうとみなに言いたいと思います。

(↓今後はたぶん絶対に実現しない、三世代そろったラボメンバーの写真。)



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卒業式2012

2012年03月16日 | 大学でのひとこま
くわしくはあとで。
とりあえず写真。







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復興支援活動2題。

2012年03月14日 | 震災・災害関連
気仙沼大島から感謝状が届きました。あの頃ご協力いただいた皆様に感謝です。



大島出身のTくんからも1年の節目ということでていねいにお礼を言われました。
そろそろ次のプロジェクトのために動き出さなきゃね。
大島にはひとつ新しい企画があるので、近いうちに再び訪れたいと思っているところです。

さて今日は農業プロジェクトの方の仕事も。
農地候補地の視察です。



ってこれはうちの付属農場なんですが、ここの畑の一部を使って、仮設入居者の皆さんに農作業に参加していただこうと企画中。。

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大学入試について

2012年03月13日 | その他もろもろ
昨日後期日程入試が終了しました。
うちの学科は後期募集定員が8名しかないので、後期は大変高倍率になりますが、実際は半分くらいしか受けに来ません(他大学も同じはず)。受けに来ない人はすでに前期で合格、あるいは私学に合格で、進路を決めている人たちです。前期入試は2月25日、発表は一番遅いと3月10日ですから、この3月12日にきちんとメンタル維持して準備してこれる人たちは、それだけですごいと思います。ひとつも合格をもらえてない人、合格はもらっているが第一志望ではない人、が受けにくるわけですが、前期に不合格の時点でやる気が飛んで行ってしまっても不思議でないですし、実際センターからこの3月12日まではかなり長丁場で、集中力の維持が難しいだろうと思います。

最近は学校でも予備校でも、浪人をあまり勧めませんので、現役で決めようと思えば誰しも安全圏の受験になります。私学は複数受けられますから、難関校、実力相応校、滑り止め校とわけて考えられるでしょうが、国公立前期の選択は、浪人しないという前提だと非常に難しくなりますね。今はセンターの結果でかなり詳細な分析をやって合否可能性を出してくれますから、安全に行こうと思えばA,B判定の学校を受ければいいわけですが、安全圏でいいのか?というのも悩みどころですよねー。

で、最初の話にもどりますが、国公立後期ってのはかなりばくちてきな受験だなと思うわけです。
出願の時は「国公立を二つ受ける、あるいは志望校を2回受けるチャンス」くらいにしか思ってないと思いますが、実際は全然違いますよね。後期受験には前期にはない精神力が必要になる。そこをみこして出願できてるのか?ってことなんですが、そうはなってないんですよね。せっかく2回チャンスがあり、後期は配転も違ったり受験者層も前期とは異なるわけですから、よく考えて出願してほしいと思うんですが、、、。

あと、後期合格は入学までに時間がなさすぎ。
これは国の方でもうちょっと考えてくれないかなあ。
3月21日に発表して、4月までに引っ越しもしてとかってほぼ絶望的というか。まあみなさん何とか間に合わせてますが、今年なんか仙台の住宅事情が非常に悪いので(民間アパートがみなし仮設で借り上げられてるし、沿岸部の方はまったくだめだし)、後期合格生で地方の子はどうするんだろうとかなり心配です。高校卒業してから入試、そして入学と間がないので、春休みにどこかへ出かけよう、なんかも難しいんじゃないかなあ。

こうやって考えてみると、やはり前期の勝負を大事にいく、という方が賢明なんでしょうね。「無理しない」というのが時代の合言葉みたいになってて、根性論で育った世代のわたしなんかは残念だな~とか思っちゃうんですけれども。




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後期日程の入試が終了。

2012年03月12日 | 大学でのひとこま
今日、後期日程の入試が無事終了。
受験生の皆さんおつかれさま!
今日までモチベーションを維持するの、大変だったことでしょうね。
栄冠がまってるといいな。

もうちょっと書こうと思ったけど、眠いのでもう限界。
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震災一年

2012年03月11日 | 震災・災害関連
今日はちょっと怖かった。
今日という日が来るのが。
新聞もちょっとだけ見て閉じて。TVも見ないぞと思ってたけど夜はやっぱりちょっと見て。
子どものインタビューとかダメすぎる。
たぶん自分が別の場所にいたら、いかだにのって漂流して助かった人の話とか「すごいね~、よかったね~」で感動なんだろうけど、まざまざ状況が浮かぶとひたすら恐怖。子どもたちが無事でよかったと改めてそのことを強く思う。帰宅中に津波に遭遇してたらどうしたか。あの日、学校にいてくれて本当によかった。だから子供をなくした人の話は、やっぱりもうだめだ、、、。泣。

あの頃よく泣いていたけど、また泣けてくる。
いろーんなことを思ってつらい。あのつらさをまだ抱えている多くの人のことを思ってつらい。

自分が雪だるまになってスーパーに並んだ日のことや暖房がなくて食べ物がなくて子供たちをどうしようかと思い悩んだことやガソリンがない恐怖や、いろんなことが次々に思い出される。アメリカ軍が4日目に食料を運んでくれて助かったんだ~って笑顔をTVで見て、でもその4日間がいかに恐怖だったことか、と心がえぐられる。

今日は長男を送って仙台空港にも行った。
あの日水没した空港は見事に復活を遂げているけど、爪痕はそこかしこにあって気持ちは重くなる。

生かされた私たちは立ち止まっていてはいけない、前を向いていきましょう、と震災記念集会で「そのとおり」と思ったけれど、今日はやっぱりひたすらに悲しい一日だった。



空港にて



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寝た寝た。

2012年03月10日 | その他もろもろ
最近あまりにも忙しくて疲れ切ってたので、昨日11時間くらい寝ました!
普通こんなに寝たらかえってだるいもんだけど、全然~。
まだまだ寝れそう。

しかも今朝は起きたら雪だったので、だらりと家で過ごすことに決め、一日中家から出ないで、とある助成金の申請書を書いてました。研究費の申請書よりかなり面倒な書類だったので集中できずに苦労したんですが、夕方完成。これでかなりほっとしましたー。新学期になるまでに論文書きに着手したいと思ってたので、この助成金申請書をおわらせるのがとにかく一番の課題でした。

年始から卒論だ、福島だ、研究費の申請だ、研究費の使いきりだと仕事に追われまくってて、気が付いたら3月。4月になったらまたとんでもない日々が待ってるので、これからの2,3週間は絶対に大事に使うぞと心に決めています。懸案だった温泉も予約したし♪(絶対にドタキャンしないぞ)映画も見たいし♪

あっそれに今日TVで野球見て、「前売り券買うぞ~」と意欲が。
受験生をかかえていて気持ちの余裕がなく、3月末の開幕戦も行く気になれず、「今年は野球に行かないかも」くらい思ってたんですが。やっぱり心の余裕が大事だなあ。

さてうちの受験生、前期日程を不合格になってしまったので、明日後期試験のために飛行機に乗ります。
これがだめだったら(もともとあまり見込みがない)、浪人するか私学に行くかの決断を今日することにしていて、先ほど「浪人する」と決めたので、わたしもようやく落ち着いてものが考えられるようになってきました。

いろんな選択肢の中から、自分で決断していく。
悩みまくりですが、その過程が大事です。
決めたら、あとはもう迷わずに一直線にやってくだけ。
わたしも肝を据えてやっていこうと思います。

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3月8日福島警戒区域内、だちょう

2012年03月08日 | 震災・災害関連
今日もハードワークでした~。
ゆったりと歩いていくダチョウとすれ違いました♪

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卒業式のバラ

2012年03月04日 | その他もろもろ


長男、無事高校を卒業しました。
卒業式でいただいたバラの花。
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桐島洋子さん講演会とハープ演奏会

2012年03月03日 | 大学でのひとこま
今週は福島へ二回行ったこともあって、ブログを書く暇がないどころか、日常生活にも支障をきたす状態。睡眠時間の計算もできず、とにかくいくら寝てなかろうが起きるべき時間に起きる、という毎日を送っておりました。そんな中、昨日は待ちに待った桐島洋子さん講演会とハープ演奏会。しかし3月というのに大雪で、会場(宮城大学大和キャンパス)に到達するだけで至難の業という状況、、、。体力も気力もかなり危なくなりながらふらふらと到着しましたが、無理をして行った甲斐がありました。洋子さんのベトナム時代の写真や、これからの時代の生き方を説く講演(写真参照、はしっこが切れてますが老子の言葉の紹介シーン)がすばらしく、また、ハープの演奏会が大変感動的で、とても充実した会でした。



その後、有志でロイヤルパークホテルで夕食会の時を持ちましたが、そこでまたさらに素晴らしいお話を聞きました。ハーピストの大竹姉妹とそのお母様のお話です。大竹香織さんは小さい頃事故で小指の先を失い、ご自身ピアニストであるお母さまが本当につらい思いをされているときに、ご友人がハープを勧めてくださったとのこと。ハープは小指を使わないので、いいのではないかと。そうしてハープと出会い、数々の賞を受賞するまでに成長。ご本人もお母様も、小指を失ったことがここに至る道の起点になった、今こうしているのはあの時の事故からすべてつながっているのですねと。

実は昨日、うちの長男の高校卒業式でした。
長男のクラスにはバイオリニストの同級生がいて、彼は高等課程に入る時点で活動の場をヨーロッパに移し、昨日は卒業式のために久しぶりに帰国してクラスメイトの前であいさつしました。みんなより数歩先を行く彼の言葉は「これからみんなそれぞれの理想に向けて歩いていくと思う、でもきっと道はそう簡単じゃなくて、いろんな困難がある。でもそういう困難にぶつかることができたということの幸せを感謝して乗り越えてほしい。」というものでした。

困難があるから成長の時になる。聖書の中に、艱難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生み出し、練達は希望を生み出す。そして希望は失望に終わることはない、という言葉があります。困難にぶつかったとき、そのことに感謝していくということが言えるというのは素晴らしいですね。後になってみないとわからないことが多いから、若い時にそう考えるのは難しいと思いますが、それを積み重ねてきた人は、次に困難にぶつかったときに、その先にあるものが理解できるようになっていくのでしょう。

ロイヤルパークの窓から


桐島洋子さんと




コメント (2)
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