寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

桐島洋子さん講演会とハープ演奏会

2012年03月03日 | 大学でのひとこま
今週は福島へ二回行ったこともあって、ブログを書く暇がないどころか、日常生活にも支障をきたす状態。睡眠時間の計算もできず、とにかくいくら寝てなかろうが起きるべき時間に起きる、という毎日を送っておりました。そんな中、昨日は待ちに待った桐島洋子さん講演会とハープ演奏会。しかし3月というのに大雪で、会場(宮城大学大和キャンパス)に到達するだけで至難の業という状況、、、。体力も気力もかなり危なくなりながらふらふらと到着しましたが、無理をして行った甲斐がありました。洋子さんのベトナム時代の写真や、これからの時代の生き方を説く講演(写真参照、はしっこが切れてますが老子の言葉の紹介シーン)がすばらしく、また、ハープの演奏会が大変感動的で、とても充実した会でした。



その後、有志でロイヤルパークホテルで夕食会の時を持ちましたが、そこでまたさらに素晴らしいお話を聞きました。ハーピストの大竹姉妹とそのお母様のお話です。大竹香織さんは小さい頃事故で小指の先を失い、ご自身ピアニストであるお母さまが本当につらい思いをされているときに、ご友人がハープを勧めてくださったとのこと。ハープは小指を使わないので、いいのではないかと。そうしてハープと出会い、数々の賞を受賞するまでに成長。ご本人もお母様も、小指を失ったことがここに至る道の起点になった、今こうしているのはあの時の事故からすべてつながっているのですねと。

実は昨日、うちの長男の高校卒業式でした。
長男のクラスにはバイオリニストの同級生がいて、彼は高等課程に入る時点で活動の場をヨーロッパに移し、昨日は卒業式のために久しぶりに帰国してクラスメイトの前であいさつしました。みんなより数歩先を行く彼の言葉は「これからみんなそれぞれの理想に向けて歩いていくと思う、でもきっと道はそう簡単じゃなくて、いろんな困難がある。でもそういう困難にぶつかることができたということの幸せを感謝して乗り越えてほしい。」というものでした。

困難があるから成長の時になる。聖書の中に、艱難は忍耐を生み出し、忍耐は練達を生み出し、練達は希望を生み出す。そして希望は失望に終わることはない、という言葉があります。困難にぶつかったとき、そのことに感謝していくということが言えるというのは素晴らしいですね。後になってみないとわからないことが多いから、若い時にそう考えるのは難しいと思いますが、それを積み重ねてきた人は、次に困難にぶつかったときに、その先にあるものが理解できるようになっていくのでしょう。

ロイヤルパークの窓から


桐島洋子さんと




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする