3年生の就職活動が始まりました。
ということは、また、ES添削の日々がやってきたわけです(悪夢)。
文章の書き方、ってどこで身につけて来るもんなんでしょうね。
どうやって上達するんでしょうね。
まず絶対に必要なのが「書きたいことがある」ってことです。
中身がないのに技術云々いっても仕方ありませんので、、、。
しかしその内容というのは、うんとちっちゃいことでもいいんです。いかに掘り出して、枝葉を豊かに広げて表現するかってことが大事だと思うんですが、内容がないって嘆いている人って、物事を丁寧にとらえることが苦手なんじゃないのかな?と感じます。世の中には素晴らしいことが満ちていて、だけどそれは気がつかない人には見えないものばかりです。
感受性がないところにはいくら刺激があってもシグナルは伝達されないわけで、、、(免疫応答のように)。
小さいことに喜べる人、小さいことに気がつける人、ってのは世界が広いんですよね。
今の子どもたちは感情を出しちゃいけない、ってしつけられてることが多いから、心が繊細に動きにくいような気がします。怒ったり泣いたりって、実はとても大事なことなんで、私としては、もっと感情的に生きよう、と言いたい。
あと、形が美しいときはたいてい機能も洗練されてるもので、文章も形が整わないと、洗練されようがない。それを習得するには美しい文章、機能的な文章をたくさん読んでおくことです。そのインプットが膨大だと、そこからはずれたものがあれば、一瞥するだけでいびつなのがわかる。とにかく、学生さんの文章を直していて「直す前」「後」の違いがわからん、っていう人が一番困るんです。直したのを見たときにどこがどう直ったのか、わからないと私が未来永劫添削しなきゃならない羽目になるので、、、。
というわけで、大学生になったら、まずは、「日々の生活の中に感動を見出す」ってことと「よい文章をたくさん読む」ってことに心をつかってみてください。そしたら、3年生になってもあわてないはず、、、。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます