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佐渡裕指揮兵庫芸術文化センター管弦楽団 10周年記念全国ツアー in 仙台

2015年04月22日 | 日々の暮らしを楽しく
昨日、前から一度聴きたかった佐渡裕指揮の兵庫芸術文化センター管弦楽団の演奏会に行ってきました。佐渡さんと言えば非常にアクティブ、情熱的で行動力のある人。どのような演奏が聴けるのか、本当に楽しみにしていました。演目はウェーバーの舞踏への勧誘(編曲ベルリオーズ)、ショパンのピアノ協奏曲第2番、ブラームスの交響曲第2番です。



冒頭、いきなり佐渡さんが一人で舞台に登場し、ぺらぺらとしゃべりだしました。
ちょっとびっくり。いつもこんな感じなんでしょうか?でもこのお話が大変良かったです。阪神淡路大震災の10年後に復興の証として音楽ホールが建設され、新しい「まちのオケ」が結成されて、「音楽でまちづくりをしていく」というビジョンが立てられた。そこから10年、本当に地元の皆さんの力になった来られたんだなあということが、演奏を通してビシビシと伝わりました。オケが若くて、ものすごくエネルギッシュ。そして楽しい。クラシックのコンサートなのに(なのにというのも変ですが)、エンターテイメントでした。たぶんお客さんに喜んでもらいたい、という意識がものすごく高いんじゃないでしょうか。佐渡さんはたぶん(これは私の勝手な解釈ですが)、その意識を「目に見える耳に聞こえる形にしよう!」ということを相当考えてやってるのではないかと思います。こういった姿勢はクラシックの世界では斬新に感じます。これからいかにもっと成長するか?を常に考えて新しいことにチャレンジされているのだろうと思いました。

わたしは演奏のすばらしさに感動すると同時に、その姿勢に自らを反省しました。
わたしのテンションは最近下がってました。
これほどのエネルギーがあれば、人は動く。
そのことを改めて理解しました。

感動したり考えたり、新しいことを知ったり。その結果として「行動」がついてきたとき、体得したものは真に自分の力になったと言えるでしょう。逆にいえば、行動しなければ得たものはいつかどこかに行ってしまう。なまけてちゃだめだ。そういう気力が吹き込まれました。

さて演奏の方ですが、舞踏への勧誘はすごくかわいらしくて描写的で、品があって素晴らしかったです。2曲目のショパンは、演奏したピアニストが只者ではなかった。わたし、知らずに行ったんですが、個性派で大注目のボジャノフという方でした。アルゲリッチ絶賛、と後で読んで「なるほど!」と納得です。予想もしない音がきます。ぞわぞわゾクゾクという体感でした。右手と左手が別の人が弾いているような不思議なとこがありました。演奏終わってさっそくCD買いました。これは忘れちゃいかんと思って、、。

最後のブラ2は予想通り、すごーく楽しめました。
あのメロディラインは心をワシヅカミにされるわ~。
翌朝起きたら頭の中でまだ鳴っていた♪
「ああ楽しかった!」と思わず言っちゃうような演奏会でした。
そして、冒頭に書いた通り、自らを見直さなければと背筋が伸びた、佐渡さんとの出会いでした。


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