うーんと前にも書いたんですが、わたしの所属には「将来動物に関わる仕事がしたい」といって進学してくる学生がけっこういます。高校生だと、動物に直接接する仕事しか思い浮かばないことが多いので、動物園の飼育係だとかペットショップだとか動物病院だとかを想像しています。そういう学生が3年生になり、いよいよ就職活動を開始する、っていうときに、「これまでの動物体験」を聞くと、驚くべきことに、動物園に勤めたい、と言ってる子が、「子どもの時以来動物園には行ったことがないです」だとか、「地元の動物園しか行ったことないです」だとかいうんです。しかも、自宅で動物を飼ったこともなかったり。
最初のころは、わたしもびっくりしていたのですが、そういう人があまりにも多いので、最近では当たり前になってしまいました。
夢とか目標とかが、現実からかけ離れてる。
具体的に行動しなきゃいけないことに気が付かない。
情熱が足りないですね。
しかし、情熱ってどこから出てくるんでしょう。
本来、押さえつけても出てくるものじゃないかって思うんですが、東北の学生さんたちは奥ゆかしくて遠慮がちだから、余計にむずかしいのかな、、、。
最初のころは、わたしもびっくりしていたのですが、そういう人があまりにも多いので、最近では当たり前になってしまいました。
夢とか目標とかが、現実からかけ離れてる。
具体的に行動しなきゃいけないことに気が付かない。
情熱が足りないですね。
しかし、情熱ってどこから出てくるんでしょう。
本来、押さえつけても出てくるものじゃないかって思うんですが、東北の学生さんたちは奥ゆかしくて遠慮がちだから、余計にむずかしいのかな、、、。
大人としゃべってほしいんだよな、っていうのも、私も普段から感じてるとこです。面倒だとは思うんですが、その壁を越えてほしいですねー。
ところで、薬学部というのはけっこう大変な学部じゃないか、と個人的には思うんですがどうでしょうか。医師や看護師ほど「人」と関わる職業というわけでないので、資格目当てに進学してくる学生の割合も相当あるかと。そうすると講義・実習への取り組みもかなり学生間で差があるんじゃないかと想像しますが、、、。
私は薬学部にいますので、農学系学部より大学での学びが直接仕事に結びつくと思うのですが、その様な環境ですら、「どうしてここにに進学したの?」と聞いても「高校のとき化学の成績が良かったから・・・」とか「君は理系のほうが向いてるよと担任に進められて・・・合格圏内だったんで・・・」とか、受動的なんですよね。
だから、本気でその分野に思い入れがあって進学していない。能動的に知りたいことも、やってみたいことも特に無いんではないかと。
だから、動物系学科→動物に関する仕事→動物園というモデルコースしか浮かばないんじゃないんでしょうか、実際に大学にいても。
何が得意で、何が苦手で、何が好きで、何が嫌いで、何処までなら我慢してやれるのか・・・など。良くも悪くも自分を知っていると、おのずと自分が情熱を注げることは何なのか見えてくる気がするんですがね。
あとは、ぜひ、周りの大人の話を積極的に聞いてもらいたいなと思うんですけどね。その人が今の職業にどういう経緯や思いで就いたのか、仕事を決めるのに決して無駄にならないと思うのですが、そういうコミュニケーションの機会を避けるので、深まりませんよね。
私の周りの学生でも、そんなに実験や研究が好きそうに見えないのに「研究者になりたい」って子がいます。
そもそも「〇〇についてどうしても研究を続けたい」という興味や情熱の結果が「職業:研究者」だと思うのですが、先に「研究者になりたい」ありきなんですよね。
でも、私が思う「それで幸せなのか?」は、彼らと形が違うのだと最近は思って静観しています。
長文失礼しました。