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食の衛生を支える人たち

2012年10月20日 | 仕事・研究
昨日、鶏病の研修会に参加してきました。わたしは鶏は専門じゃないんですけど、動物衛生学、人獣共通感染症、食品衛生などなど普段講義や実習で教えている中で、どうしても避けて通れないのが鶏病です。わたしたちは高病原性鳥インフルエンザがヒトに蔓延するのを食い止められるかどうかの瀬戸際にいます。

さて、鶏病に限らず、家畜衛生の現場の方たちの研究会、研修会に参加するといつも思うことがあります。それは、わたしたちの食の安全を支えていてくれるのはまぎれもなくこの人たちだ、ということです。だけど一般の人にはほとんど知られていないのではないでしょうか。つまり、家畜保健所の存在、その役割がほとんど表に出てこないのが現状です。



ウイルスの封じ込めに失敗したら、国中の家畜をと殺しなければならなくなったり、国産の畜産物が食べられなくなったりします。あるいはヒトへの感染が広がったらそれこそ大変なことになります。当たり前のように思っている私たちの日々の食生活は、家畜衛生にかかわる専門家の地道な努力の上に成り立っているんですよね。

さて私はこの研修会の後、夜は次男の誕生祝に仔虎へ出かけました。



仔虎は米沢牛の焼肉屋です。
昨日も大変美しい牛肉を堪能しました。
今週はものすごく久しぶりに宮城の牛から基準値を超える放射性物質が検出され、仔虎にも線量についてのご案内がありましたが、この件で牛肉の消費が落ちないことを切に願います。和牛は確かに高いですが、これからの若い人にもよいお肉を食べてホントのおいしさを知ってもらいたいですね。おいしいものをしってもらいたい、というのは牛肉に限りませんが、安いもの、簡単に食べられるもの、と食をおろそかにしていると、人生損しちゃいますよ。

ところで仔虎って楽天の選手がよく来るって聞いてましたが、私たちが食べた席は、前日に高須選手が座ってたという話でした。うーん、一日違い。




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