犀川の河川整備を考える会

犀川の辰巳ダム建設を契機に河川整備を考え、公共土木事業のあり方について問題提起をするブログ。

【日々是好日なり】良寛「嚢中に三升の米」「炉辺に一束の薪」

2022年12月21日 | 日々是好日なり
 良寛さんは名家に生まれたが、俗世間の利権争いに巻き込まれることを忌避して禅宗のお坊さんになった。お坊さんの世界でも寺持ちになると堕落するとして、名利をすて生涯、托鉢と喜捨で過ごした。
 米袋に三升のみ、炉端には一束の薪という徹底して質素な生活だった。

 良寛さんの漢詩(ウィキペディア「良寛」より)

 生涯身を立つるにものうく・・・・(この生涯出世には興味が無かった)
 騰々と天真に任す・・・・・・・・(与えられた姿のままに過ごしてきた)
 嚢中に三升の米・・・・・・・・・(米袋には三升の米のみ)
 炉辺に一束の薪・・・・・・・・・(暖炉には一束の薪しかない)
 誰か問わん迷悟の跡・・・・・・・(誰も私の法話に興味など無く)
 何ぞ知らん名利の塵・・・・・・・(評判も財産も何もない)
 夜雨草庵のうち・・・・・・・・・(夜の雨の中この草庵で)
 双脚を等閑に伸ばす・・・・・・・(両足をぼんやりと伸ばしたりしているだけである)

 金金の世の中、良寛の境地は無理だが、少しは良寛の爪の垢を煎じて飲むべきか。
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