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「オザワ、最後の戦い」 小澤征爾と小沢一郎

2010-08-27 23:56:42 | その他
ぼくの中で最も衝撃的なニュースは
小澤さんが今回予定していた
サイトウキネンの演目の交響曲を
ほとんど振ることが出来無くなり
代演を立てて
ご自身は10分ほど
チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」の
第1楽章のみを指揮するそうです。
公式説明は
転移再発は全くなく、腰痛の悪化が理由ということです。

レアチケットを入手した感覚からは
「ボッタクリ」的な状況に一見思えますが、
そういう気分よりも
ハッキリ言えるのは
彼の生の指揮を
直接肉眼で見る機会が
もう一度果たしてあるのかということです。
彼の病状がどうであれ
このことは、かなり難しく思えています。
(年内国内公演は他にありませんし。)

だとしたら、わずか10分であろうが
ある意味、彼の「最後の戦い」を
肉眼に焼き付けるしかありません。
去年の年末の新日本フィルを
直感的に見ることができた私としては
この流れは必然にも思えます。

そして今度は小沢一郎も最後の戦いに進んでいます。
恐らく彼にとってもこれが最後の戦いなのでしょう。
進むも地獄、退くも地獄なら、
やはり進む以外の選択肢はご本人はないのでしょう。
出る他になかったと思います。

ただ同じオザワでも
世の人々の注目度は違います。
僕の感覚ももちろん違うものです。

ただし、この「最後の戦い」は
どちらも今、最も見るべき事柄なのです。
本当に失礼ながら
ハッキリそう思います。

松本で復帰の指揮は短時間に=「腰痛悪化」と小澤征爾さん(時事通信) - goo ニュース

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