「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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帯広の講演会でのさまざまなこと。さらにホットスポットのある家族の状況。

2011-11-09 02:58:53 | 福島第一原発と放射能

 帯広で驚いたのは、参加している皆さん、特に農業関係者の方が、放射能についての関心が高くなっていることです。かなり専門的な防御策も想定していて、実際的に十勝平野で、どういう防御が必要であるのかをかなり真剣に考えていました。釧路では、漁業関係者からほとんどこの問題についての関心が聞かれない中で、帯広では、農業の維持というテーマに放射能防御の観点から強い意思が存在していることがわかりました。よくも、悪くもこれはプラスの話です。会場では、小学生が熱心に質問にくる状況もありました。このような講演会をおこなっていて、最近小学生が熱心に参加していて、これらのお子さんが、ある意味では大人よりも的確な質問をしてくることがあります。自分たちの今後の未来にかかわることに、大学生や若い社会人よりも、小学生がきちんと受け止めていることを痛感しています。いろんな転倒現象が起きているということです。

さて、北海道に避難されている、首都圏ホットスポット住民の家族や周辺におきている、ある状況です。

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・60歳女性。流山市在住。自己免疫疾患の持病あり。3月末と4月初めに洗面器一杯になるほどの大量の鼻血。病院で止血剤を貰い、焼いてもらうが止まらず。頻度は低くなったものの夏になっても鼻血を出していた(これは洗面器いっぱいほどではないが、微量とはいえない量)
10月末に北海道にきて、濃い紫(どす紫というか…)のあざ。気付いたら出来ていたそうで、なかなか消えないとのこと。11/1に流山に帰るときには若干薄くなっていたが、その後はわからない。いつも何かしら体調を崩している。

・35歳女性 9月半ばまで流山在住(夏休み中は北海道へ避難)。流山にいるときは外へ出ると喉がムズムズし、雨が手や足の露出した部分に当たると赤くなり痒かった。5月はじめ、咳が酷く肋骨骨折、胸膜炎を発症し大学病院へ。入院を勧められたが乳児がいるため抗生剤で様子をみることにした。治りが悪く、7月まで通院。

・その長男(7歳) 9月半ばまで流山在住(同上)。4月の給食開始時から給食は食べさせていないが、私が体調を崩し実家の世話になっていたため食事の管理は若干ずさんに。雪印のチーズなども父が与えていた。目の下のくまが目立ち、学校から帰るとすぐソファー上でゴロゴロして怠けていいるように見えたが、帯広へ来てからはそれがなくなった。9月半ばは足に多数の紫のあざが出来ていた(母のあざに比べれば小さく、色も薄い)。子どもなのでぶつけたのだろうと思っていたが、こちらでは一回も出来ないので違うのかもしれない。

・その次男(1歳) 9月半ばまで流山在住(同上)。震災時は生後4カ月。3/18に生まれて初めて発熱し、3/21には40℃近くなったために救急で大学病院受診。インフルエンザはマイナス反応。その後は毎月発熱しているか咳、鼻水がひどいかで体調の良い時が少ない。6月までは母乳のみ。6月以降離乳開始。母の私は3/24までは水道水で麦茶を作り、飲んでいた。また、出荷停止になるまえに店頭に並んだ春菊を一束食べている。初めて生えてきた前歯の下部分が変色し、歯科を受診したが理由がわからないと言われる(ぶつけた時などに色がかわることはあるが、そういう感じではないとのこと)

友人の子供(松戸 小学1年)不整脈を指摘される。
友人の子供(我孫子 小学4年)リンパの腫れを指摘され調べたところ甲状腺の数値に異常。
長男の同級生の妹(幼稚園年長) 鼻水が止まらず、土日に東葛から出て西へ行くと止まることに親が気付き母子疎開

 

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今週金曜の中野講演会は満員です。キャンセル待ちは主催者に問い合わせをしてください。

医師ネットワーク参加希望者の皆さん。および11/12シンポジウムに参加希望で僕にメールいただいた医師の皆様にご連絡です。このシンポジウム後に、現場で、顔合わせミーティングを行うことにいたしました。僕から皆さんにメールしましたが、対応可能な方はメールの内容を受けてレスポンスしてください。また、シンポジウム参加希望を僕に伝えた医師の中で、万が一、僕からのメールが届いていない人も、催促を僕にメールしてください。対応が遅れてすいません。よろしくお願いします。

本日は、午後6時半より札幌でお話いたします。

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【札幌】
と き:11月9日(水) 18:00開場 18:30開始
ところ:かでる2・7 820研修室(札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル )
チケット代:1000円
主催:木下黄太講演会in札幌実行委員会
後援:新篠津村クリーン農産物生産協議会

 

予約申し込みは下記のメールアドレスにお願いします。
問合せ:TEL:090-6210-5482 E-MAIL:
sasaki.shin@lilac.plala.or.jp(佐々木)

【旭川】
と き:11月10日(木)18:30開場 19:00開始
ところ:旭川市勤労者福祉会館(6条通4丁目)2F 大会議室
チケット代:一般1000円 大学生500円 高校生以下無料
主催:発信局ほたる
チケット取り扱い:珈屋Lamp(末広東1条1丁目7-6)
           こども富貴堂(7条8丁目)
           きっちんらいる(鷹栖町16線8)
問合せ:発信局ほたる E-Mail:
fanciful555@yahoo.co.jp(伊藤)
後援:旭川市教育委員会、自然耕房ホタルファーム、珈屋Lamp、風流里㈱

  

 

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11/19(土)木下黄太講演会 in 広島 YMCAホール

■□■子供達を内部被爆から守ろう!■□■□■

メディアでは本当のことを伝えない。だから地方も知らない。
子供達の命を守るために自分達で行動するしかない!
政府の基準値を信じますか?
学校給食は大丈夫ですか?

【中国新聞報道】広島県在住の授乳中のママさんから放射能性物質が検出され記事がでました。これは広島県だけの問題ではありません。全国に広がる汚染食品によって乳児から大人までの内部被爆が拡大中。今回の結果は早く行動を起こしただけの話しにしかすぎません。


会場:広島YMCAホール
定員:285名
日時:11月19日(土)午後13時00分~15時00分(開場12時半)
住所:広島市中区八丁堀7-11  地図:
http://bit.ly/q8YD2X
※駐車場はござますが、当日は満車が予想されますので 公共機関または、近隣の駐車場のご利用を。

乳幼児連れの方は、ホール後ろ側にお座り下さい。
録画は厳禁です。録音も原則禁止。

会場費・資料代:600円(お席確保の方お子様300円)

定員に達しても当日キャンセルや立ち見も可能です。その場合は、メール又はお電話にてご連絡をお願いいたします。


お申込はこちらから
http://kokucheese.com/event/index/19479/
もしくはメールもあります。参加者全員の名前、人数、連絡先電話番号、席確保のお子様がいる場合はその点もお子様の人数も明記して、連絡アドレスも明記して下記のメールに連絡を。
cyugoku.info@gmail.com
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木下黄太講演会 in 岡山
 
11/20(日)午後に岡山県立図書館で開催。
 
会 場:岡山県立図書館 デジタル情報シアター
     岡山市北区丸の内2-6-30
 086-224-1286(代表)
時 間:13:40~16:40(開場13:10)
参加費:500円
定 員:80名(要予約)
主 催:ALL AS ONE(オールアズワン)
申込み先:090-8240-1923(田村)
      090-5618-8895(林)
 
 
 
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木下黄太講演会 in 徳島

福島原発事故と全国放射能汚染!その時何が起こったか!?
第一線で活躍中の木下黄太さんが見た放射能汚染の真実を聞く。

【講演内容】
・福島第一原発事故後の取材を通じた体験談
・放射能による健康被害の実態
・四国にすむ私たちはどう放射能と向き合うか
・瓦礫焼却問題 ・土壌汚染問題
・質疑応答

【日時】11月23日(水・祝)
    開  場:13:30
    開  始:14:00
    終了予定:16:00

【参加料】一般 600円(小学生以下100円)

【定員】 70名~(最大120名まで)

【場所】 
とくぎん トモニ プラザ(徳島県青少年センター)
     徳島市徳島町城内2番地1 TEL:088-625-3852
地図

【申込】 11/5より、先着にて受付。定員に達した時点で終了します。
       申込み →
info@panda.eek.jp
    (上記メールアドレスへ代表者名・参加人数をご連絡ください。)

【主催】 自然派クラブ「室内空気を考える会」問い合わせ→
info@panda.eek.jp
※当日は、駐車のスペースが限られておりますので、お越しの際はできるだけ公共交通機関等をご利用ください。
※保育の予定はありません。



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42 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (noza)
2011-11-09 05:21:53
タイトルを見たときは帯広にホットスポットがあるのかと思い、びっくりしました。
早とちりです(笑)
十勝産の美味しいものは、数限りないほどあります。
それを守ろうとしてくれている人たちがたくさんいることを知って、とても嬉しいです。
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カエサルの気持ち (Unknown)
2011-11-09 08:51:03

「埼玉、東京、神奈川という日本でも人口密度の高い地域に放射性物質が あまり来なかったことは素直によかったと思います」(武田邦彦)

「(汚染瓦礫受け入れは)ある程度のものは やはり全国で引き受けてやるしかないだろうと私は思います」(小出裕章)


おやおや お二方とも来年は政府の〇〇委員内定ですか?
おめでとうございますっ¥¥¥

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東電という会社 (Unknown)
2011-11-09 09:14:28

フクイチ作業員さんのつぶやき
「最近は色んな場所でポンプの故障が目立ちます…メンテナンスなしに連続運転…根本的に対策してほしいけど予算がつかない」
事故収束に向けての設備改善の予算はないが 社員(役員)に支給するボーナスの予算はある。

「この前 発表された東電の事業計画みたら今後メーカーは製品納入とメンテナンスくらいで(後は)ほとんど東電関連会社でやりそうだし…」

事故の犯人→東電
事故収束工事→東電関連会社
瓦礫焼却→東電関連会社

世界は東電のためにあるのか!!!

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環境省に抗議を! (Unknown)
2011-11-09 09:52:34

瓦礫拡散に続いて環境省が 福島での除染ボランティア募集の暴挙!

「なぜ そんなに国民を殺したがるのか! 瓦礫拡散もボランティア募集も直ちにやめなさい!」と抗議のメールを送りました。

これ以上 善良な人たちを騙すのはやめろ と環境省に抗議して下さい。

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それぞれの想い (meglalala)
2011-11-09 10:01:54
息子夫婦は元々アレルギーのある孫を給食からお弁当に切り替え、今度はマラソンや屋外体育を休ませる選択をやっととりました。でも親子のデキスカションの宿題で孫本人が大好きなことはマラソンと書いて、やりたいことはマラソンの目標達成ノートを達成して書いていくのが楽しいからやりたいと書いてるのを受けて切ないと言ってます。
私は明日から沖縄へ借家探しに出かけますが、息子たちを未だに移住はおろか疎開の決心さえしません。勿論家のローンだとか経済的な理由もさることながら、今まで培ってきた地域での人間関係を断ち切って人生を0から知らない土地でやり直すほどの段階じゃないと言ってます。かといって放射能を受け入れた生活をする気もないとも申しております。
私は孫たちのことも心配していますがもちろんまだ若い息子たちや嫁たちのことも合わせて心配しています。自分の残された全人生を賭けてもあの子たちを守りたいです。だけどなかなか思うようにいきません。

ついには、家族の誰かが病に倒れたらお前の責任だから恨むからね、なんて言葉を長男に向けてしまいました。

一体放射能と付き合っていくってなんでしょう?

どうしてこんな想いをしなきゃならないんでしょう?

ずっと真面目に必死に独りで三人息子と育て上げてきたのに。
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はじめまして (加奈)
2011-11-09 10:26:44
こちらのブログを知り、どうしても聞いていただきたいと思いました。早速ですが私は茨城県に住む二児の母です。震災以来子供、特に下の子六歳女児がおかしいのです。最初は地震の時の心労や疲労と気にもしなかったのですが、最初鼻時から始まりました。大量で布団が真っ赤でした。数日後、耳から出血、中耳炎の治療、目が痒くなり白眼がブクブクに腫れ、抗生剤。そして唾がでて気持ち悪いと洗面器に唾をだし続ける。これからずっと慢性的に気持ち悪と言う。そしてフラフラ目が回るらしいです。見た目にはなんでもなく、その都度受診するも病名は無し。幼稚園では自家中毒とまで言われる。時たまお腹が痛い、しかし下痢はほとんどしないから診てももらえず。ある日足に大きな赤っぽい内出血。どこにもぶつけていない、痛くもないと言う。次の日もう一カ所できる。二つとも数日で消えその後は無し。よく肩や腕、膝やスネが痛いと訴える。アゴの付け根が痛いと二日前に言い出す。明日、何がなんでも血液検査をしてもらうと決心したいきさつです。今まで医師に放射能の話しをするとバカにされ相手れなくなるのでだまっていましたが限界です。なにもなければ良しで病院に行ってまいります。しかし今の関東の医師はどうして被曝を全力で否定するのでしょうか?インフルエンザが流行れば怪しきは検査をしますよね?それと同じだと思うのですが。なにか空恐ろしいものを感じてしまいます…。とにか怖いけど検査をお願いしてきます。
突然すみませんでした。理解してくれる方にお話しておきたかったのです。
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避難してください! (MINI)
2011-11-09 10:46:23
東葛ホットスポットの、小学生・幼稚園生・そして三人目を妊娠中の知人に避難を勧めても、
家族と離れるのが辛いから・と言われました。
数年後に永遠に子ども達と別れるかもしれないんですよ。
今離れ離れになる寂しさよりも辛いんじゃないんですか?
空気が汚れてるなんてすでに致命的なんです。

私は養父を白血病で亡くしました。
34歳という若さで、入院して20日で紫斑だらけで亡くなりました。
友人の息子さんは17歳で白血病で亡くなりました。
同級生の赤ちゃんは甲状腺がんで生まれました。
これから、ホットスポットの家族に起こる事です。
小さなお子さんをお持ちの皆さん、取り合えず、避難してください。
私達母子は全く縁の無い岡山に引っ越しました。近所の方もとっても親切で、以前より子どもを育てやすい環境になりました。
ちなみに夫は放射能の危険性がわからないので
避難に非難ごうごうでしたが、説得していたら
1歳の子が被曝してしまうので、強硬突破でした。
政府の嘘がばれてきて、自然と少しは害が解ってきたかも・という所ですが。

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泉田新潟県知事 (Unknown)
2011-11-09 10:51:28
経産省出身・泉田知事の新潟県が揺れている。
「新潟県、新たな食品の規制値について国に要望」
「新潟県、震災瓦礫受け入れ」

なんで1つの県でこんな矛盾した政策が取られるのか?

食品→厚労省
瓦礫→環境省(ウラで糸を引くのは経産省)

食品の基準値を3.11以前に戻すのが無理なことは百も承知で言ってみる。
だけど本当に戻されたら困るのは新潟県も同じはず。そうなったら魚沼コシヒカリは廃棄か流通できたとしても大暴落することになるだろう。

柏崎刈羽は どうするつもり?
本気で県民の事を考えているなら瓦礫受け入れ拒否、柏崎刈羽廃炉、この2つを直ちに実行すべき!
それをしないなら やはり今回の「要望」は単なるポーズに過ぎない と思う。

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『公開質問状』他 (リン)
2011-11-09 11:39:13
…素晴らしい!…
「放射能防御プロジェクト近畿」の皆様が『がれき受け入れどうなん!?』と、府知事及び市長候補に公開質問状を送っていらしたとは(^O^)
で、公開質問状の内容の詳細及び既に来ている府知事候補の松井一郎氏と梅田章二氏の回答の一部始終については「放射能子どもを守る会みのお」さんのブログを検索していただくとして。!ただこの松井氏と梅田氏の回答は、私には「ほぼ予想通り」の内容でした。

*尚、市長候補の平松市長と橋下前知事の回答は現時点ではまだのようです。

ところで木下さんのTwitterの方では『天皇家に西にお戻りいただきたい』という投稿者の皆様の気運が高まっていますね。私も同感です。
天皇ご一家のご健康と国民の放射能の危機意識「目覚め」の為にも是非…。
時に、今日はこれから、娘と私ふたり分の「原発国民投票」の葉書を出しに行きます。締め切りが11日(金)と迫ってきました。
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新潟市に電話しました。 (新潟県出身者)
2011-11-09 11:50:20
木下様、皆さま、
いつも貴重な情報をありがとうございます。海外在住です。

新潟市に電話しました。
瓦礫については放射能が不検出のものしか受け入れないとのこと。
検査値が10ベクレル以下未検出の検査器で未検出であれば、ほぼ不検出ということで受け入れられると判断するようです。

検査は瓦礫のある自治体でやってもらうと、、、。それってどれだけ信用できるんでしょうか?

それから、地元の廃棄物と混ぜて燃やす
ことで、放射能が薄くなるというようなことを言っておられたのですが、何故薄くなるか理解できません!?

またバグフィルターで99.9%除去できると言っていたのですが、除去できないことがわかる資料があったらどなたかリンクを貼っていただけないでしょうか?

担当の方には、まだ受け入れるかどうか検討中で、地元の方の意見も聞き入れる意向とまじめに受け答えしていただきましたが、どうも受け入れありきの感じがして不安です。ただ、電話でもメールでも、情報があったら知らせて欲しいとのことでしたので、皆様宜しくお願いいたします。

新潟市廃棄物施設課
Tel: 025-226-1411
Email: haishi@city.niigata.lg.jp


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