「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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直視しない人達に対して、僕が何か為すことに、有効なことはまだあるのか。7/28(土)山形講演。

2012-07-08 14:15:23 | 福島第一原発と放射能

 自分が、このブログで一年数か月にわたって、書き続けてきたことは、原発、放射能に関しての様々な様相を明らかにし、その在り方を直視し、対応を促すことであると思います。しかし、残念ながら、僕の書き続けてきたことそのものを、「デマ」という一言で、葬り去ろうとしている人々は一定数存在し、多数の人々は、僕の指摘に対して、耳を傾けるつもりはないようです。

 何万人単位でこのブログを見ていただいている読者の皆さんはいらっしゃいますし、ツイッターやフェイスブックにも、やはり万単位、あるいは数千人の方が見ては頂いていると思います。その点では、ある程度の影響力は、存在はしていると言えるかもしれません。

 しかし、僕がおそらく、どんな言説を用い、どんな状況を説明し、いろんな情報をお伝えしても、結局のところ、この関東・南東北に存在する圧倒的多数の人々は「見ざる、言わざる、聞かざる」という状況は微動だに致しません。圧倒的多数のこの見解の壁は、本当に切り立っていて、現在までに突破する方法論を僕は見いだせている訳ではありません。

 デモという行為そのものでさえ、圧倒的多数の人々が、、意味なくそこに参加している状況があり、主催者を含めて、行き着く先を想定していない状態が浮き彫りになっただけと思います。これは、特に放射能による健康被害が、首都圏でも起こりつつあるし、確実におきるだろうという僕の直言を、聞きたくないという人々が、原発再稼働反対というテーマを掲げる人々の、多数であることからもよくわかります。

 つまり、僕が、どのように直言して、直視することを伝えていても、その感覚を共有されない人々が、桁違いに多く、僕の為すことの有効性を、認められるのかという疑問がでてくることが当然かと思います。直視しない多数の人たちに対しての問いかけは、大きな枠組みでは、水泡に帰していると言えると思います。

 僕の書いていることや、伝えていることの大半に内実がなく、相手側が直視する必要もないと考えているのなら、僕が終わっておしまいです。議論はいりません。この点で、僕がデマを書き続けていて、僕の存在が許せない人々は、現実に僕をとどめるための様々な方策を、具体的にとられればよいと思いますし、言論の自由がある限り、口をふさげないと考えていらっしゃるなら、僕を殺害するしか、最後の方法はないと思います。どうしても、嫌ならその手段をとることも想定されるべきです。そうすれば、答えは簡単です。なにが、そんなに嫌なのかは知りませんが。

 ただし、書いている内容に、内実があるにも関わらず、直視しない人達の方が、多数であると思います。これは、過去に起きたことから、想像して、ある程度の災厄を想定して、人々がどうふるまうかしかないと言うのが、僕の感覚ですが、直視しない方は、その地平まで、自分の駒をすすめません。進めないがゆえに、事態を認識しなくてよい。危険度の認識の差はあれ、本質的なリアルな危険を直面しないことで、それ以上は深く思考しなくて済みます。話は終わります。

 少しは、食べ物に気を使いながら、東京生活を享受するのが、実は直視しない人達の大半だとおもいます。

 こうなっている状況は一年三か月の時間の経過とともに、くっきりとした様相を浮き彫りにしたと考えます。僕自身、直視しない人達への問いかけそのものが、なかば崩壊しているのが現実であろうと理解しています。「みんな無理だから、木下さんは、どこかで海外に避難してよ。」という誘いさえ、ほんとによく聞きます。僕自身の居場所のなさも併せて考えると、その甘い水の誘惑はよくわかります。甘い誘惑です。

 ただし、その甘い誘惑に乗るよりも、僕の中で、何が有効であって、何が有効でないのか、冷静に見つめなおすことも必要でないのかと考えています。直視しない人々は、どうして直視しないのか。直視せざる負えない現実が、目の前にまざまざと展開しない限り、この時代のこの国の人々は、思考していくことはないし、さらにそこから、行動に歩を進める方たちは圧倒的少数という事です。21世紀の時代の流れの中で、この国のほとんどの人たちが、リアルな現実へのかかわりを、多く求めておらず、自分が生きていくことそのものにも、強く志向しない状況は、ありとあらゆるところではっきりと露呈しています。

 こうした時代の渦の中で、今回の原発事故とそれに付随する放射能被害という状況がおきた。しかしながら、あの程度の爆発事故が映像で見えても、放射能被害という様相は、すぐ目の前に展開するわけではない。展開しない以上、そのリスクを過度にとらなくてもよい。大丈夫だろう。一年経過しても、大きな変化はないから、もう忘れてもよいかもしれない。こうした、心の動きを強めているのが、多くの人たち。そうでなければ、元々関知もしない人達。これが、現実で、これが、今の日本と思います。

 事故発生当初に、福島でおきた受け止め方は、さらに東京にも蔓延していて、過剰に危険をいう事が間違っている、大丈夫だという強い念があります。どうにもならない念です。ここで、ドンキホーテのごとく、直視することを言い募っている人間は、少数どころの話ではありません。おそらく、名前を出して活動している人間、社会的にわかる人間の中の、数人位しかいないと思います。そうした言説は圧倒的少数です。特に東京で、この言説は力を得られません。押し寄せ波の強さが、あまりにも強く、伝わる方法論は見定められません。

 僕は考えあぐねています。本当に健康被害が、僕の想定と違い、何にも起きないなら、それ見たことかになりますし、誰かが、僕の命を取ればよいと僕は思います。しかし、おきた場合は、このリアルを見なかった人たち、直視しなかった人たちの、一定数に致命的な事象がおきますし、病という事象が過度におこると思います。そうしたときに、直視しなかった人たちが、自分の心を、本質的にごまかしていくことは、かなり難しいと思います。政府も、メディアも、企業も、あなた個人も。自分たちの体に、自分の子供の体におきたことは、勿論放射能が原因ですが、あなたたちの責任になります。そして、これだけ直視することを言い募っていた僕が、その行為を為しえなかったというリアルも、僕はかみしめるしかないと思っています。

 僕は想像しています。自分の身近だった人間、自分が愛している人間、自分が知っている人間が、病に倒れたり、亡くなっていくという有様を、見せつけられる現実を。僕の無能さを思い知らされながら、「お前のしたことなど、何の役にも立たなかったんだよ。」と悪魔に囁かれる自分の姿を。おそらく、僕は自分の無能さを深く深く認識することしか、何もできないということも。この国の、この人々に対して、僕は、なすすべなく立ち尽くすだけです。この後の、多くの死や病を見せつけられるという枷を感じながら。

 何一つ、楽しいことはありません。

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僕に対しての講演などのご依頼、そのほか業務的なご依頼の受付アドレスを変更しました。info@kinositakouta.com
いろんな問い合わせは多いため、純粋にこうした依頼関連の窓口は、変更したと考えてください。

 

僕の連絡先は下記。上記以外のご相談は、まず下記へメールでお願いします。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

 「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

 

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ガレキ受け入れ反対のための講演です。大阪市此花区で緊急開催します。7/17(火)夜と18(水)午後に二回開催いたします。

 

【木下黄太 講演in此花】

 

「3.11後の世界、地域と子どもたちを守るには。」


7月17日(火)18:30開演 18:00開場
   18日(水)14:00開演 13:30開場

場所:此花区民ホール(阪神なんば線 千鳥橋駅徒歩2分)

前日までの予約分 800円
当日 1000円

*高校生は当日でも800円
*中学生以下無料
*託児あり 要予約

お問い合わせ・予約 090-9044-3848(オオヤマ) yukipaon39@yahoo.co.jp
予約方法:お名前・ご希望の講演会(17日か18日)のどちらか、希望人数をお知らせください。


主催:3.11より食の安全と環境を守る会@おおさか

共催:放射能から子どもを守るママの会・大阪市、Love-peace瓦礫受け入れやめて@大阪、610放射能から未来を守る市民の会

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【7/28(土)木下黄太講演in山形

みんなで考える原発と放射能~テレビでは知ることのできない本当のこと~

 東日本大震災以降、独自の取材を進められ常に最新の情報を発信されている木下黄太さんに、                                              内部被ばくのこと、放射能から身を守るには、そして今の日本の現状をお聞きします。                                                       未来あるこどもたちのいのちを守るため、一緒に考え行動していきましょう。 

日 時  2012728()  14時~16時(開場1330分)

会 場  山形ビッグウイング 大会議室(〒990-0076 山形市平久保100番地)

参加費  1200円  

※講演会終了後、木下氏を囲む会を予定しています

 託児あり:お子様1名につき500円(事前予約必要)

予約やお問合せ/囲む会/託児のお申し込みは…

 メール: info@gaiayamagata.com  

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申し訳ありません。様々な理由でバンダジェフスキー博士日本最終講演のDVDが遅れています。

もう少しかかりますが、価格2000円程度でどの程度の方がほしいのか、事前に確認をしたいと思います。

DVDをご希望の方は、下記アドレスに、お名前と希望枚数のみメールください。

これは、事前予約でなく、ほしい人がどの程度の人数なのかを、調べているだけですが、

こちらも予算がない中での作業ですので、メールを頂いてほしい枚数が全体でどのくらいかわかりたいです。

DVDの希望者の受付メールアドレスは dvdbandazhevsky@gmail.comになります。

メールのタイトルは「DVD希望( )枚」 ← ( )は数字を入れてください。

本文はあなたさまのフルネームのみお書きください。

正式に出した時点でお知らせメールも致しますので。よろしくご協力ください。

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60 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「ありがとう御座います。」 (R)
2012-07-08 14:52:48
私は木下さんのおかげで東京を離れました。そのキッカケを作ってくれたこと、感謝の気持ちは一生忘れません。私だけではなく、娘やまだ見ぬ孫やひ孫まで、このご恩は忘れません。これからも後悔しない人生を送ります。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-07-08 15:04:48
木下さん、自分を追い詰めないで下さい。私を含め、多数の人々があなたに助けられた事実も直視して下さい。木下さんに感謝している人々がいることをどうか忘れないで下さい。私の大切な子どもの命、危険を教えて下さいました。
私だって、今だにホットスポットに残る両親、友人、幼稚園の友達、親戚、全ての人々に健康でいてもらいたいです。数年後に何事もなかったなら本当にそれでいいです。それでいいじゃないですか。木下さんは、今出来ることを誰よりもやってらっしゃいます。
国や東電がやらなければならないことをご自身の時間を削ってまでも。土壌の調査など全国を回って下さいました。瓦礫の危険性なども含め、日本の人々に伝えて下さいました。私たちが知りたい情報を隠すことなく、伝えて下さいました。
たくさんの誹謗中傷に屈することなく、真実を伝え続けて下さいました。私たちが抱える健康被害もいち早く取り上げて下さいました。
このようなことを、実名をあげて、誰しもが出来ることではありません。周りとの温度差に耐えられず次第に黙ってしまう人の方が多いのではないのでしょうか。
木下さんは、本当に覚悟をもって誠実にやっていらっしゃいます。けれども、全ての人間を救うことなど、神様しか出来ないと思います。
国や東電が素直に過ちを認めて汚染地に残る人々を移住させ、補償しない限り無理ではないでしょうか。
私を含め人間はとても弱く愚かです。
何かの出来事につまづいて、傷ついて初めて気付くのです。
東日本大震災でたくさん学びました。生きることの幸せ。家がある幸せ。家族がいる幸せ。食べられる幸せ。当たり前なことなど、何一つなかったこと。私たちは贅沢過ぎました。
何か、大変なことを目の当たりにしないと気がつかないのです。
木下さんは、国の代わりにじゅうぶんに日本の人々の為に全てのことをやっていらっしゃいます。どうか、胸を張って下さい。大切な人を救えなかったなど言わないで下さい。木下さんがそこまで責任を感じる必要はないと思います。責任を感じて改心しなければならない人間は、国や東電の方です。どうか、木下さんに救われたたくさんの人々の笑顔と感謝を忘れないで下さい。
生意気言ってすみませんでした。
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this way (noga)
2012-07-08 15:25:11
それでも日本人は、原発の再稼働を選んだ。
一億総ざんげへの道。動き出したら止まらない。
この道は、いつか来た道。ああ、そうだよ、民族の歴史は繰り返す。

意思のあるところに方法はある。(Where there’s a will, there’s a way).
意思のないところに解決法はない。
意思は未来時制の内容であり、日本語には時制がない。
それで、日本人には意思がなく、解決法が見つけられない。
自然鎮火を待つのみか。

耐え難きを耐え、忍び難きを忍んで、もって万世のために太平を開かんと欲す。
座して死を待つか、それとも腹切りするか。
私の父は、玉砕した。何のお役に立てたのかしら。
安らかに眠ってください。過ちは繰り返しますから、、、、

ああしてこうすりゃこうなると、わかっていながらこうなった、、、、、
12歳のメンタリィティには、知恵の深さが見られない。
わかっちゃいるけど やめられない。ア、ホレ、スイスイ、、、、

白く塗られた黒いオオカミの足を見破ることは難しい。
だます人は悪い人。だまされる人は善良な人。おとり捜査は難しい。
この調子では、人の命はいくつあっても足りるものではない。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/
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残された時間 (たけのこ)
2012-07-08 16:03:03
木下さん いつも魂の奥底からのメッセージ どうもありがとうございます。震災後 から放射能の危険に対し避難を呼びかけ続ける、軸のまったくぶれない ブログ の記事に、いつも心から感謝しながら読ませていただいてきました。記事とは関係しない内容ですが、コメントさせてください。

今住んでいるドイツでは、ご存知のとおり国としていち早く原発からの離脱を決め、私が学んでいる大学でも昨年震災の後まもなく、学内の全エネルギーをコストが高くなるにもかかわらず、自然エネルギーからのものだけにすること決定し学生に公表しました。住んでいる地域の主要電力会社からも、どの電力を選んで使用するか、地元でのゴミ焼却熱利用や火力、水力、風力を利用した電力等について詳しいパンフレットが届き、利用者の希望で選択できるようになっています。その電力会社は、最も節電できた家庭に賞を与えるような制度を設けていて、エネルギーの浪費を抑えるよう、売り手の側からも呼びかけています。ドイツ国内ならよく見かけるdmというドラッグストアーには、春先にドイツ国内の大手電力会社各社の発電量におけるエネルギー源の割合がわかりやすくポスターにされていて(貼ってあったのではなく、パネル状のものが床からたっていました。)、まったく原発のエネルギーを使っていない会社がどこか知ることが出来るようになっていました。自然エネルギーだけで発電しドイツ全土の契約利用者に供給する、脱原発を希望していた 主婦たちが、市民運動を得て起こした電 力会社もあります。

ドイツがすべて良いというわけではありませんが、1年以上も収束できずいまだ に地球規模で汚染を続けているような福島の原発事故を国内で起こした日本が、原発を推進し続けていることに、自滅への道をなぜつき進むのか理解に苦しむ毎 日です。

原発からの完全撤退、健康被害を拡大させないための限りなく様々な対策と対 応、日本人がこれまでの歴史の中ではぐくんできた文化やDNAを守り未来へ 引き継いでいくために、課題は山積しているのに...。いったい後どれだけの体験をしないと、私たちは本当に気付いて進んできた道を切り替えることが出来ないのか。いろんな意味で、残された時間はどれだけあるのか、震災後日本のことがいつも心の中にあります。

ドイツにいるからと思われるかもしれませんが、大切な人たちが日本に住んでい るし、地球が丸くて一つな以上、今の時代に生きている当事者として、 こちら で出来ることをつづけています。

放射性物質は危険、完全に無害にする対策が無く距離をとるしかないので、避難 を呼びかけ続けてくださる木下さんには、ただただ感謝の思いでいっぱ いで す。危険を承知で現地に入り、最前線の事故現場で働いてくださっている方々にも。

木下さん、どうかご自愛くださいますよう、こちらからお祈りしています。
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Unknown (やまざき)
2012-07-08 16:06:46
東京の人はプライド高いから、放射能汚染を認めたくないんですね、よくわかります(東京出身で名古屋在住)。これは変わらないと思います。
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Unknown (Unknown)
2012-07-08 16:10:23
でも木下さん、人間が一生のうちで、だれか一人でも命を救えることって、普通は皆無ですよ?
溺れている人を助けたり、脳梗塞で倒れた人を病院に連れて行ったり、、、そんな場に、死ぬまで一度も遭遇しないことの方が多いのでは?
もう木下さんは既に、何十人、何百人は避難させているのです。
これは、無力とは言えないですよ?
もっと言えば、何万人助けようが、中にはどうしても助けられない人がいるのです。
ですから、たった一人でも、あなたのお陰で逃げることができたのなら、その時点で何も無駄ではないのに、、、。
誰一人救われなかったのならわかりますが、こうしてたくさんの人が木下さんの行動により助かった事実がありますよ?
わたしには、これ以上は成果を望む方が間違っていると思います。
船に乗れる人数は決まっているのです。
もう、木下さんの船は、いっぱい。それだけのことです。
これ以上は乗れないのです。
でも、それは仕方ないのです。
もう一度、今度は助けてもらったみんなで、大きな船をつくりませんか?
時間が少しかかりますが、木下さん一人ではできなかったような大きな船で、みんなで救いにいくことを考えませんか?
私は大きな船、作りたいです。
例えば、これから妊娠可能な女性に徹底的に内部被爆を勉強してもらう会を開催する、とか、子供に給食を食べさせないようにする活動とか。
おそらく、避難、移住は、もうこれ以上呼びかけても増えません。見切りをつけましょう。
芸能人になるため東京に行く人だっています、そういう人たちに東京の汚染を知らせたりするような、「行かせない」活動だって、人命を救うことにつながります。
なにも、汚染地から人を出すことだけじゃにですこれからは。
やるべきことの種類が替わるだけでは?
まだまだ、木下さんの使命は山ほどあります、居場所は、海外ではないのではないですか?
どうか、独りじゃないことに気づいてください。
一緒に、がんばらせてください。
諦めはまだまだ先です。
返信する
責任は命の持ち主に (Unknown)
2012-07-08 16:23:33
木下さんの気持ちは、私や周りに避難を促し続けてきた人間共通の苦悩です。
なぜ危険性を理解出来ない?
1年以上も日々何度も自問自答した疑問点。
理解した結論は、日本人は眼前に見えることしか理解出来ない。 危機感と想像力が乏しい
ということです。
そして何より新しい環境に飛び込んで生きる勇気が無い。

決定的なのは
私に限って
我が家に限って
という油断
命と健康保持への油断と慢心だ。
愚かな生き物の常は
痛い思いをしないと理解出来ないこと。
悲しい現実です。虚しい現実です。
木下さんや家族・他人の命と健康を救う行動を継続した事実は、何より自身の歴史に輝き残る。
結果がどうあれ使命は果たしたのです。
救われたくない、自滅したい人間もこの国には多い現実は哀しいが方法は無い。
命の責任は持ち主の本人のものだから。
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Unknown (ロンドン在住二児の母)
2012-07-08 16:46:08
両親を含め親戚の多くは東京在住です。避難のすすめ、放射能の影響については、まったく聞き耳をもたず、私も絶望的な気持ちになっています。私の子供達は二度と東京には連れて行かれないと覚悟しています。

木下さんのおかげで移住をできた、などと感謝の気持ちを述べている方がいるという事実は、もちろんご存知の上での、一連の記事なのだと思います。問題は、直視しない人の数が未だ大多数であること。それらの人々の中にも、いずれは直視し始める人は少しずつ出てくるでしょう。ただ、その増え方の速度が、迫り来る現実のスピードに対して、致命的に遅すぎる、という点が問題なのだと思います。つまり、速度をどうやってあげたらよいか。

情報伝達には遅延があり、一定時間後は指数関数的に情報伝達が進んで行く、と考えることもできます。その場合には、現実を直視する人の増える速度が、これからは今までよりも増えていく可能性もあります(時間に対して指数関数的に)。

この仮説が現実にならない場合には、今までの情報伝達の方法(ブログ、講演会など)では速度増加に限界があるということであり、他の方法を模索しないといけません。一つは、大多数の人がマスメディアを信じている、マスメディアからの情報にしかアクセスできていないことから、正しい情報へのアクセス度を高めること。もちろんこれは重要ですが、これは問題の本質ではないかもしれません。正しい情報に接した場合にでも、それを本当に受け入れて避難行動に移せるか。

こんなことは木下さんは重々ご承知と思いますが、私自身の考え整理も兼ねて、コメントさせていただきました。

このコメント欄でも建設的な意見が見られることをブログ読者として期待しています。
返信する
Unknown (たなばた)
2012-07-08 16:46:10
木下さん、はじめて書き込みします。

私は埼玉県で夫と二人暮らしです。
安全厨の夫には、「家庭の中で“放射能”の話題は出すな!」と言われながらも、
できる限り、内部被爆を避けるべく努めてきました。
夫を説得したこともあるけれど、今の職場を離れる選択肢はないの一点張りで、今すぐではなく将来の移住でさえありえないと。
ならばと、九州の食材を取り寄せたり、安全な水を買ったり工夫してきました。

でも、また今日も買物に行った際、言い争いになり、
「割高なものを買うな」
「食べたいものを食べさせろ、指図するな」と…。
私は危険性を知っているから、大切な人にもリスクを避けてほしいだけなのに。
経済観念がないとまで言われました。

この地に留まっても、疎まれるだけなら、お金の無駄だと罵られるだけなら、もう意味はないのかな…。
夫も、なんでも気にせず好きなものを食べられる人生のほうが幸せかもしれませんよね。
何かがふっきれました。
私一人でも、移住について真剣に考えようと思います。
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関東以外 (花緒)
2012-07-08 16:57:15
木下様
きっとこれから守るべきは、西日本など、まだ汚染の少ない地域なんだと思います。
友人から、関西のほうが放射能の危険について、フランクにテレビで語られていると聞いたことがあるし、
関東の人々がどうしても話を聞かないなら、他の人々に伝えるまでです。
木下様のホームページでたくさんのことを学ばせていただいております。応援しております。
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