何年も何年も、僕の中にずっと思っていることがあります。
勿論全員ではないけれども、この読者の中にも半分近くは存在すると思います。
また、被曝回避側だけど僕の話は毛嫌いして聞かない人にはもっと多いと思います。
放射能は危ないと言いながらも、その回避を具体的におこなうことに言及がなく、原発反対や福島を救えと連呼している人には、もっと多いです。
こういう人たちは、一般人よりも放射能を気にしているように見えます。
そして、そのことを懸念しているとまわりに吹聴しています。
しかし、内実はそうしたリスクをどういうものなのか、きちんと考えようとする思考形跡はあまりありません。
そして、変なところで思わぬ馬脚をあらわします。
千葉県野田市は市立二ツ塚小学校屋上側溝汚泥から1万5750ベクレルが検出が発表されました。
それに驚愕するようなツイートや、Facebookのウォールが目に飛び込んできます。
2011年や2012年なら理解します。時間的に情報が行き渡っていないという意味で。
2017年でも、そうした汚染に何の関心もなく、関わらなかったようなタイプの人(いわゆる初心者)が、偶然に目にして驚いたなら、その情報獲得知性レベルはともかくとして、ありうることと思います。強く言うことはありません。頑張りましょう。
しかし、これはそうではありません。
僕にFacebookの友人申請したり、ツイッターで放射能関連のことを書いていたり、そうした情報を気にしている立場であることを表明していたり、反原発であったりする筈の人々が、「こんなに汚染があるの?」とか「いまだに危ないの?」などと現在驚いているのです。
酷すぎます。
僕が2011年に書いていることの三分の一でも普通に読んでいれば、こんな馬鹿げた認識はありえません。
東京23区でもふつうの土地、偏在していないところで、800Bq/kg位の汚染が平均です。
屋上側溝は偏在していて、滞留しているだけ。しかし、そうすると10倍から100倍の汚染は何にもおかしくありません。こういう認識も普通に過去に書いています。また、酷い汚染が屋上に存在した実例も書いています。逃げ道がないだけです。そういう記事だけでも何本も書きました。
しかし、まともに読んでいない。覚えていない。認識していない。
6年も経過してそんな基本的なことも認識していないの? 何年も、何年も、何十回教えても少しも学ばない。
小学生以下。否、サル以下です。
実際には数万Bq/kg程度の汚染は、23区のビルで実際にいくらくらい存在するのかさえ、わからないと思います。数千か所、もっと存在してもおかしくありません。こんな状況はあたりまえに認識していなければならない、基本。しかし、そうしたあたりまえのことさえ、認識していなくて、放射能を気をつけろとか、原発反対とか、福島を救えとか言っている連中。
馬鹿も休み休みにしなさい。
まずは、おたくの頭を救うことが肝心です。
というか、放射能や原発を気にする体を装うだけの人間が、こちら側と一見思われる場所に、読者の中に、貴女の横に、酷い時は貴女自身もそうかもしれないのです。
こんな低水準な状態で「大丈夫」などとほざいてる馬鹿に告げておきます。
お前たちの妄想など関係ない。
放射能に関して、福島や東京、首都圏はもちろんのこと、日本全体も大丈夫ではありません。
情況はどんどん悪くなっている。
それは、放射能を気にする体を装うことなどで、少しは防げるものではありません。
あまりにこういう無能な連中が混ざり混むから、日本では被曝回避は全くまともな国民のうねりになりません。金と利益だけしかない推進側に負けているほんとの理由は、実はこれしかありません。
ここをどう突破するのか、こういう馬鹿をどう切り捨てるのかが、一番大切な話です。これからの。
なお、京都講演では、こうしたことも直接お話することにします。開催は確定致しましたので、お出で下さい。また、お知り合いの方にもお知らせください。
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開催確定! 3/11(土)
「原発事故から7年目に確認しておくこと」木下黄太講演IN京都
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予約申込&詳細確認⇒http://kokucheese.com/event/index/453069/
原発事故から、六年が過ぎて、七年目になる3/11(土)夜に、京都で講演会を行います。
放射能防御の意味合いを今一度確認し、この時代の中でみなさんの立ち位置を確認する会となります。
開場 18時30分
開始 19時
終了予定 21時
■会場 ひと・まち交流館
京都市下京区西木屋町通上ノ口上る梅湊町83番地の1
■アクセス
【バス】
市バス4,17,205号系統「河原町正面」下車
【電車】
京阪電車「清水五条」下車 徒歩8分
地下鉄烏丸線「五条」下車 徒歩10分
※保育はありません。子供連れの方用のガラス窓専用室があります。
主催:放射能防御プロジェクト近畿、放射能防御計画、京大研究室火災の情報公開を求める住民連絡会
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