「より大きな声でさけぶことが重要だ」⇒http://ameblo.jp/shibazakitoshie/
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木下黄太メールマガジン [第146号 2017/1/13]
< 毎週金曜発行 >
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何もよいことが起きそうにないという僕の感覚を、今年の第一号でも
お伝えしていました。
そうすると、まず今日は、飛び込んできた訃報について書かないとなり
ません。それはアレクセイ・ヤブロコフ博士の逝去ということです。
ヤブロコフ博士は邦題『チェルノブイリ被害の全貌』(岩波書店)を
まとめた人物としてよく知られていますが、この被曝問題に関して学者的
立場のみならず、こうしたことを隠蔽しようとする体制に、実際に抗議
していくアクティブさを兼ね備えた人でした。
僕は一度だけ、京都の控室で15分ほど話していたのですが、その時のこと
はとても印象に残っています。
バンダジェフスキー博士とスタンスは近いですが、医師で学究的な
バンダジェフスキー博士とは異なり、むしろ俯瞰的に物を見ているタイプ
の人でした。
また、こういうこともあります。本質を知る鋭さ。
被曝によって、まず人が亡くなるのは、年配者、高齢者が多いのです。
がん化するスピードが、年配の方は遅いだけで、被曝による身体影響は
変わらないと僕は思っています。
これについてヤブロコフ博士が「老人にとっては放射能の作用が大きい」
と普通に指摘されるのです。
放射能の影響は、がんばかりではありませんから。
こうしてさらりと核心を突くことが、彼はところどころであるのです。
(中略)
何が一般的なやり方で、何がおかしいのか、ジャーナリズムの立場で
接触した時に、彼はクリアな答えを有する人物でもあります。
なんというか、チェルノブイリの健康被害を俯瞰で見渡せる人物として、
最もよくわかっていた彼がいなくなることは、実は被曝国家に生きている
我々にも、大きな損失を招いていることは間違いありません。
きょうは、このヤブロコフ博士を巡る話をまとめておきたいと思います。
・・・・ I N D E X・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【 追悼!ヤブロコフ博士が福島第一原発事故による被曝影響で懸念して
いた健康被害について 】
【 僕と直接話した15分間で、ヤブロコフ博士はいったい何を伝えてきた
のかということ 】
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