「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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マンション建設ラッシュの京都、三田医師講演参加大半は地元近畿、避難者が少ない現実。目立つ医師避難者。

2014-06-23 09:10:45 | 福島第一原発と放射能

京都は目抜き通り沿いにマンション建設のラッシュが進んでいて、売り出されるマンション、マンションが完売が相次ぐ事態になっています。そういう状態の反映もあって、駐車場料金の値上げも、中心部ではここ1~2年で2倍近くになっているようなケースも珍しくありません。

これは何を意味しているのか。

いろんな動きが活性化していることを京都では如実に感じている人たちが少なくない実態があるということです。購入者は近畿圏の人よりも、首都圏の人たちがそうしたマンションを買って、新たに住み始めている現実があるということを、京都・三条あたりの老舗主人からも普通に聞かされます。

京都・中心部でおきているミニバブル。これにまず今回は注目しました。

そうした中で開催した三田医師とのトークセッション。

来た皆さんが、全体で、350人程でした。場内はとても状態もよく、三田医師は「東京と参加者のレベルが全く違います。」と驚いていました。

「質問の中身の理解力が圧倒的にこちらの方が高いのと、みなさんの意識がぜんぜん違う。木下さんから、京都のレベルは聞いていたけれども、こんなに違うんですね。近畿はすごい。」そういう言葉が出てきました。

実は更に驚いたことがあります。

参加者の大半が、地元の近畿エリア在住の皆さんで、避難者がかなり少なかったことです。

割合にして八割近くの方が、地元の皆さん。

避難者は、三割は切っていると思います。

前から、京都では近畿に元々在住している参加者の方が多かった(6:4とか7:3位の感覚)ですが、今回は更に如実に出た感じです。

このことは、いろいろと考えさせられます。

実は、今回開催するにあたって、地元グループからは「開催回数を一回にしたほうが良いと思います。二回にすると、参加者数も含めてどうなのでしょうか。」という意見はありました。

コストの面なども考えたら、まったく正論だったのですが、手間は多少かかっても、夜と朝の2回開催することで、避難者が一人でも多く参加できるよう設定を行い、避難先でのお子さん達の健康管理に関して情報を共有化することで、役に立てたいという僕の勝手な意識で2回開催に踏み切りました。

よりお母さん達が来易くしたいと考えて。

聞きに来た参加者が一定数以上いらしたことで、会自体としてはとてもよかったのですが、僕の余計な感覚と実状は異なり、そういう参加意識で来た避難者が相当に少なく、逆に一般的な近畿地元参加者が増えた結果になりました。

これは、三年の月日が経過して、避難者が逆にこうした情報をきちんと取りに来る人が少なくなっていて、むしろ近畿でこの問題を認識する人たちが更に更に増えているという状態が良くわかりました。

殆どの方達は、ブログやメールマガジンなどネットでの読者です。それから、京都グループのネットワークで、チラシや口コミ効果で当日参加が数10人単位で連日増えました。

これもびっくりしたのは、地元新聞による告知効果はとても少なかったこと。二日間で新聞を読んで、参加した方は2人しかいませんでした。新聞というものが、極めて限定的にしか機能しなくなっていることも、痛切に感じました。

こうしたことは、何か次の状態を予期させるものがあります。

僕が全国で避難者に関してはいろんな話を聞いていますが、そうしたことと、今回、避難者の参加者が少なかった現実は根底で通じる部分がありました。

このことに関しては、メールマガジンで一度きちんと書こうと思っています。

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更に認識して欲しいことが、そういえばありました。

実は今回の京都トーク参加者のうちに避難している医師等が何人かいました。直接顔を知っている人も多くいて、その方たちはカルディコット博士の医師向けセミナーなどに参加している皆さんでした。僕の記憶では、カルディコット博士のセミナーに積極参加した東京周辺の医師や医療関係者
、実はそのあと交流会などを何回か都内で開催しています。このうちの大半の方たちが、西日本、少なくとも箱根以西に拠点を移していて、そのうち近畿に動いた何人かが、三田医師とのクロストークに来られていました。

このことは僕にとっては常識だったのですが、土日に京都で何人かと顔をあわせてみて、改めて実感したので、皆さんにも伝えておきます。

これも日本の現実です。
 
 
 

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開催場所 ユーストピア中央(中央勤労青少年ホーム)4階ホール 

広島市中区八丁堀3ー2 市電「八丁堀」下車 徒歩5分

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