里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

山桜が咲き、アケビも満開です

2019-04-01 14:09:12 | 春入口
 畑の際の山桜が咲きました。山から 畑の方に枝を伸ばしてきて咲いてます。
 山桜ですから花が咲く前に 淡い赤みのある葉が出て来て、一寸見は花かと見間違いそうでした。Y爺さんは 畑に掛かって邪魔だから と低い方の大枝を切ってくれました。がその上の方の大枝が伸びていて 花見には十分の花です。早速ヒヨやなんかの小鳥が来ています。 
 
 家の前の土手上、杉に登り付いた アケビも花が咲いて来ました。土手を藪にしてしまったんで 下からは気が付かなかったんですが、もう咲いてる筈と 藪を掻き分けて登ったら いつもの年のように渋い色の花が一杯咲いてました。
 雌雄別の花です。雄花は何かの粒みたいに房になってる方で、雌花は花弁のある方です。
 
 畑の際の桜にも アケビの蔓が登り付いて 花をぶる下げてました。秋が楽しみです。

 春が進んで来て 草共が一段と勢いが増し、早い物から花を咲かせてます。草共は花が咲くとすぐに種を作りますんで 花を愛でるなんてのんきな事を言っていると、種をばら撒かれて酷い目に遭います。
 家の周りを大藪にしかねない シャガです。花は愛でるに値する、わざわざ植える人もいる位、中々の物です。この屋敷に住んで居た前の婆さんは こまめに草を取り 草の進撃を許さずにいましたが、ずぼらな私では 草の方が勝って屋敷中すっかり藪になってしまいました。山に居た シャガはどんどん進出して来て 玄関前まで来てます。

 こっちも山から進出して来て 前の土手までのさばって来た 強者の 浦島草です。上に開いた紫色の花の中から長い糸を伸ばして、変な花です。
 
 これも大株になる ムラサキケマンです。花は形も色も中々なもんですが、広がる勢いはすごい。花の後 種の詰まった砲弾を茎一杯に仕立てて 細かい種を弾き飛ばし撒き散らします。

 こっちも大物、草の王です。これはまだ小さい若い株です。すぐに周りの草を押しのけて 大株になり、花の狼煙台を作り 風に種を飛ばします。花は黄色の奇麗な花なんですが、
 
 他にもハコベやナズナ、カラスのエンドウやイネ科の強者にオオイヌノフグリ、ホトケノザに踊子草やハルジオン等等退治しなければならん草草は数え切れず、刈払い機は休む暇がありません。仲間は除草剤を撒けよ、と言いますが、それだけは遣りたくないんで 半分草に埋まっても 頑張るほかないようです。

 刈ってしまいたくない方の草も有ります。スミレです。ここでは少なくとも5種類は見つけられます。群れて咲いているのや僅かな株でひっそり咲いてるのや、色々、
 これは 群れてます。タチツボスミレのようです。こういうのは残して 他の蔓延る草だけを除きたいとなると 鎌で腰を屈めての作業、思っただけで腰が痛む。
 
 前庭の山際にフリージアが野生化して頑張ってます。先日も半分位を刈り払い機で刈ってしまって、群れは小さくなったんですが 花が咲きました。濃い黄色の 香りも良い花です。
 
 庭に居付いてもらいたい草花も、種を飛ばして 広がり、野生の奴等と伍して生き残るのはやっぱり無理の様です。この地に生き残って 繁栄している者共はやっぱり大したもんです。退治なんか無理ですなー

 畑は春の植え付けや 手入れで皆頑張ってます。田圃の支度が忙しくなって来るんで 何時までも畑に手を掛けておれないんです。
 家の畑を土手下から見てます。前に作っていた U婆さんが植えて残した ラッパ水仙が咲きました。 

 じゃが芋が芽を出して来ました。

 豌豆も蚕豆も花が着きました。
 薹立ちした菜っ葉や大根と蕪は抜いて乾く様に広げてます。来週には溝を掘って放り込み 肥やしをやって埋める積りです。
 春が進んでます。鶯が煩い位囀って、雉は勇ましく大声で縄張り宣言してます。
コメント
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