里山暮らし

千葉の里山での 小さな村の四季の風景や畑仕事の記録です。

蛇草なんかの夏草は枯野の風情

2022-10-28 16:07:06 | 晩秋

 夏の間 あんなに蔓延って 畑仕事の邪魔をしてきた夏草共が こんな枯野の風情になりました。

 これから 刈り払って、今年はバーナーで 焼き払おうと思ってます。

 

 こんなに蔓延らせ 種を撒き散らされては 来年もまた 蛇草を始めとする草共に痛めつけられるのは目に見えてます。バーナーで炊き払う事で少しは 草の種も遣っ付けられるのでは、と 儚い思い、

 作られなくなって 殆ど山に還った下の畑痕、半分は竹藪に、あとの道寄りは背高泡立ち草なんかの高い草に占められてます。その セイタカアワダチソウの花穂です。切り花に十分使えます。高さは背より高く、2メートルは有ります。

 

 ここを畑に戻すには ユンボなんかで 掘り返し、竹の根を除かないといかんので もう無理みたいです。

 この藪に烏瓜が朱くなってぶら下がってます。一寸前迄は この蔓が縦横に這って 葉は藪を覆ってたんですが、朱い実を残して蔓、葉は消えました。

 

 打ち出の小槌みたいな種が入ってる朱い実だけになって、もう完全に冬待ちモードです。

 こんな藪が増えて 猟をする者もおらず、獣が増えてます。先週 トラクターで均したTさんの畑、一昨日来てみたら 猪が歩った跡がこんなに、

 

 家の畑でも 落花生が一畝見事に穿られてました。電気柵の高さを アライグマや狸なんか用に30㎝にも満たない低さにして置いたもんで、簡単に飛び越えた様です。その前に小さい奴等に穿られて殆ど食われていたんで、今年は種用が辛うじて採れただけ。

 下の棚田には大きな鹿が来ていたそうです。こんな開けた方まで猪や鹿が来てしまい Kさんに 猿が来たら畑はお終いだ、と言うと、隣の山まで来てるよとの事、後何年畑をやれるか 心配になってきました。 

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大根を干しました

2021-11-23 14:04:20 | 晩秋

 一昨日、村の今年最後の道掃除で 村を通り抜ける道の両側の草や灌木、篠竹なんかを刈って 片付けました。夏の盛り程草の勢いは無くなってますが、カナムグラなんかの蔓草が蔓延って 絡みついて大仕事になってる所もあり 結構な力仕事でした。

 若い者が 山から大枝を伸ばして道の高い所を覆っている木まで切ると言い出し、高所作業車まで借りて来ました。で、止せばいいのにそれらの木の幹まで切り始めたんで夕方までに終わらず、 中途半端で終わりました。

 その後 一寸遅くなってましたが 大根を抜いて来て洗って干しました。半分壊れた小屋の 軒下に葉っぱを縛って 吊るしました。

 蒔いた時期が少し早過ぎて 太くなり過ぎたようです。来週漬け込もうと思います。太い奴は 半分に割る積りです。 

 

 食べる量が少なくなったんで、漬けるのも少なくしました。

 周りは枯れ色が主になって来て 小鳥も囀りではなく 地鳴です。メジロ、エナガにガラ等が群れて回ってきます。ヒタキの仲間も見るようになって 冬バージョンに変わってきました。

 前庭は 放ったらかしている内に ウコンに占領されそうです。さすがの草共も ウコンの大きな葉っぱと株の逞しさには 歯が立たないようで ヤブガラシやカナムグラも覆ってしまわずに居ます。

 

 冬の訪れ、枇杷の花が咲き始めました。前は この花が咲く時はもっと寒かったような気がしました。が、花が早く咲く様になったか 昔よか暖かくなったんでしょうか、

 皇帝ダリアが咲き始めました。夏前に刈り払い、忘れている間に伸びて蕾を付けてました。刈られて背が高くなるのが遅れ、倒されなかったのが良かったようです。

 居間の前の山茶花が 花一杯に成ってます。

 

 寒菊は終わってしまい 他の冬花が目立つようになりました。

 畑では 落花生や野菜の残骸が乾いて来て 一山燃しました。

 ゴボウは掘り終わり、大きな穴が開いてます。ヤム芋や長芋なんかを埋けるのに使います。

 白菜は週末にもう一遍来て 漬けます。小松菜や冬の菜っ葉が伸びて来て 伸び過ぎが心配です。晴れて来て 週末には霜が来そうです。

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豆を干し始めました

2021-11-13 11:57:53 | 晩秋

 今朝早く里山を下りて来ました。快晴で 左手に海越えの富士が 雪を頂いて朝日に輝いてました。そろそろ 畑では霜の覚悟をしとかないといけない季節に入ったようです。

 大豆の株が葉を落とし 莢が乾いてきました。豆を落としやすいように 株を抜いて乾かすべく、稲架に掛け始めました。3本のポールの頭の方を結わいて広げ 竿を載せる台にします。自分の肩位の高さにしました。  

 目敏い山鳩が啄み始めたようで 株元辺りに弾けた莢や零れた豆が散ってます。来週には稲架から下して 豆を落とします。1年分の味噌を煮れるだけは 採りたいもんです。黒豆は未だ葉が緑で 抜くにはあと2週間以上かかります。

 ヤム芋は掘り終わりました。草茫々にしてしまったんで 食べられる大きさになったのは 半分も無く 種芋クラスのが一杯でした。種芋を埋ける深い穴を掘る必要が有り、深く掘る必要が有る 牛蒡を掘り始めました。

 穴は腰上程、始めの株は 穴が浅くて途中で折ってしまいました。黒土が尽きて 黄色がかった粘土の山土の層まで掘らないと牛蒡を折らずに採れません。そこまで掘るには 穴の底まで降りなければならず、泥まみれで頑張りました。

 掘る目途がついた 数株を掘ったところで夕チャイムが鳴ったんで、ここまでにしておきました。来週は全部掘って、跡にヤム芋の種を埋けて置こうと思います。

 

 折ってしまった牛蒡ですが、軟らかく瑞々しくて良い と褒められました。

 蚕豆の芽が出揃いました。カラスに穿られて 抜けた所用に 余蒔きしておいた分も 出ているんで、早めに植えてやろうと思います。

 日が短くなって 入口角のクロガネモチの実が朱くなってきました。鵯たちが 真っ赤になる途端に 啄み尽くすんで、朱い実の華やかさを愛でるのは今の内だけです。

 日が温かいベランダで 台湾蘭の素心の花が開いてました。品の良い甘い香りです。冬を迎える支度に入れ、と急かしてるみたいです。長く居てくれてる 南国由来の蘭の幾鉢かですが 家へ取り込む時期みたいです。

 

 大根や白菜が育ってきました。漬物の時期が来ました。大根は洗って干します。白菜は幾つかに割って 1日 日に当てて漬け込みます。食べられる量は減りましたが 時期には時期の物が欲しくなります。

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寒菊が咲きました、立冬です

2021-11-06 12:05:38 | 晩秋

 やぼようがあったんで 今朝早く下りて来ました。棚田に霧が纏わりついていて、丁度 向こうの山から上がって来たお日様の光で 薄紅色に染まってました。広くもない棚田が 幻想的になってました。

 玄関脇の寒菊が咲きました。特に手入れをしてる事はないのに 健気にこの時季 冷えて来ると咲いてくれます。

 

 こっちの色のは 玄関の右側、上の白黄のは左側です。

 

 昨日は さつま芋を掘り終わりました。半分 猪に掘られ食われましたんで 1輪車に1杯と 肥料袋に2杯弱の収穫でした。苗をくれたKさんが 3種類伏せた種芋の識別をごっちゃにしてしまったんで、掘ってからの お楽しみになってしまいました。紅東と紅なんとか、に安納芋の3種です。紅東は金時芋特有のごつごつした見掛けで直ぐ判ります。

 ここへ来る猪の好みは 食われた芋の残骸を見るとどうも紅東の方らしいんです。大きく成った喰い出の有る奴をかじってます。

 落花生も 残っていた半立を抜き終わりました。こっちは電気柵のお陰で猪やアライグマには入られませんでしたが、鼠に随分遣られました。

 小さい鼠と馬鹿にしていた訳ではないんですが、今年は全くお手上げでした。畑の道寄りの半分をやられました。畝の山側の方を抜くとまあまあの莢付き、道側の方の株を抜いたら 枝から下がった針の先に抵抗が無く すーっと抜けてきます。全く何にも付いて無いんです。株元はトンネルがぐるりと掘り回されてました。来年は手立てが必要です。

 カラスが落花生抜きを 見物していて、目の前に降りて来ます。 捥ぎ残したり 抜く時落ちたりした莢を見つけては いくつも咥えてどっかへ持って行ってます。

 豆を残して 畑は冬野菜のみになりました。大根が太くなってきました。来週は抜いて干します。沢庵用です。

 白菜も1回目の奴が巻いてきました。もう収穫出来ます。こっちも割って漬けます。子供の頃の 冬籠りの名残を引きずってます。

 

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もって菊が咲き始めました

2021-10-24 15:02:53 | 晩秋

 今朝は冷えて 里山から帰る道で雪を頂いた富士山が 良く見えました。年末頃の冷えとかで 車の窓を拭きながら帰ってきました。

 故郷の兄に送って貰った 食べる菊の 晩生で 花の大きい モッテノホカが咲き始めました。紫の食用菊では お終いの方の花です。 

 早生の柿の本は 花が傷んで来て摘めなくなりました。

 モッテノホカにも 紫色のと この花みたいな黄色がかったのが有ります。先人が端正して選び抜いて 残してくれた品種なんでしょうが、家では どっちもモッテ菊として 美味しく頂いてます。

 畑の土手辺り、初めは小さかった吾亦紅が ここへきて 花穂が大きく成って 目立ってきました。渋い紫の花穂は晩秋を表わす 良い花材です。  

 

 イヌタデは畑では困る雑草ですが ピンクの花穂の群は 枯れ野になって来た今の時期には こっちも花材になります。

 落花生が上がって来ました。電気柵が頑張って呉れたお陰で アライグマなんかに食われずに済みました。出来はあんまり良くはありませんが 去年よりは収量は上がりそうです。

 抜いて捥いで 残滓がこれ。残っている莢は 豆が入ってません。

 先にオオマサリから抜きました。捥いだ豆がこれです。

 

 蒔いた時 芽が出なかった所の 追い蒔きに半立を使ったんで、捥いだ豆に 半立が混じってます。莢の大きさは倍半分なんで容易く選れます。

 茹で落花生で食べるには オオマサリの方が好みなんで 半立ちは乾燥させて 炒って食べる用に分けて置きます。

 畑の皆は 落花生はもう作っていません。獣害、鳥害が酷く収穫できないんです。KさんやYさん達に 分けて喜んでもらいました。

 さつま芋を掘り始めたKさんからは 大きく成った芋と、里芋を掘り始めていたYさんとは 芋の株との交換になりました。

 朝晩の気温が下がってきて 獣も鳥共も大食いになったようで、家の柿は一つも無くなりました。蜜柑が甘くなる前に 手を打たんと 買って来なければならない羽目になります。 

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