malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

沢・・・2

2011-07-23 22:08:26 | 
この沢唯一の天場って、こんな感じ・・・



岩の上に上手く寝れば、4人いけるかなぁ。。。
なにしろ沢って、急な増水でも身を守れる程度の高台に天場を作るのが常識、
そういう意味で、この沢にはホントに天場がない。

天場のすぐ後ろは



この滝。10mくらいだろうか・・・

まだ雪渓も残っていて



その脇で焚火をした。





5時前には起床し、6時50分頃には出発した。

最初の滝を越えると



こんなナメ状のスラブが続き、滝ももう終わりか・・・と思ったが、、、
どっこい、この沢はそんなに甘くなかった。



徹底的に滝が続き、この滝ではルーファイミスもあって、越えるのに2時間も費やしてしまった。
高度は1600前後、



妙義や荒船方向の山々が見えている。

いよいよ源頭部に近づき



詰めの沢筋がズレたことも手伝って、かなりのヤブを漕いで小出俣山に到着。
この時点で14時。
四方はヤブで何も見えない。



全く踏み跡が無いことから見て、今シーズンの初登と思われる。
当初は谷川を下降して谷川温泉に抜ける予定だったが、時間も押していたので、
トポによく出てくるオゼノ尾根なら踏み跡もあるだろうと考え、そっちを選択。
尾根通しに下降を開始した。

が、まったく踏み跡はない。
ヤブを漕ぎ、ヤブを漕ぎして1500mくらいまで降りたが、踏み跡なし。
時間はどんどん過ぎる。
1450mで小出俣川の右俣に下降することにした。

下り始めて30分ほどで沢筋に出た。
伏流水でまったく水がない。
喉はカラカラ、かなり厳しかったがヤブよりもスムーズに下る。
途中から雨が降り出したが、ある意味恵みの雨か・・・

ほどなく右俣本流に到着。
流れの中に頭から突っ込んで水をがぶ飲みする。
この時点で18時過ぎ。

5、6分沢を下って右岸に上がると林道に出た。
林道を20分ほどで昨日の入渓点を通過、19時。
蛭の居る林道をヘッデンで川古温泉に急ぐ。
19時40分、川古温泉着。13時間の行程でアタシはヘロヘロ。
川古温泉宿に頼んで1000円で入浴。20時30分、迎えのタクシーで水上へ。
21時10分発の上り最終電車で帰京、自宅駅に0時10分過ぎに到着。
最終電車で行き最終電車で帰る、2日間で22時間のハードワークだった。

因みに川古温泉で4匹、自宅で2匹、、都合6匹が今回の蛭成果だった。。。