malのあっちこっちブログ

山・旅・料理。。。

気ままに、気張らず、、出来ることを、、、

二口山塊・名取川大行沢(オオナメサワ)・・・3

2010-09-28 21:48:17 | 
滝を越すとナメが続いていた。



ブナの原生林とナメ、そして樹間から漏れる日差し



素晴らしい空間をヒタヒタと歩く。



こうしてナメをバシャバシャと歩いていると、何故か子供の頃を思い出す。





やがて避難小屋に到着した。今日のテン場だ。



装備を解除して、日差しにさらす。食当、薪回収、釣り班と分かれて宴会準備に入る。



クリームシチュー、麻婆春雨、キュウリの肉味噌和え、エリンギのバター炒めその他・・・

イワナが来る前に酒が効いてくる。



ポカポカと暖かい日差しの中、遡行の疲れも加わって皆んなダラけてくる。



見上げると頭上のブナが見事だ。






やがて待ちに待ったイワナが到着した。

小さなものはリリースして、尺足らずの大きなものだけ頭数分だ。



早速捌く。

刺身、ムニエル、ホイールのオイル焼き、そして皮と骨はから揚げで全て食べつくした。



甘くて、本当に美味しい。。。

もう来年まで会えないと思うと・・・寂しいなあ。。。









二口山塊・名取川大行沢(オオナメサワ)・・・2

2010-09-28 05:57:07 | 
やがて滝が出てくる。

写真は2番目だろうか・・・左から登る。



余談だが、山の事故について色々取りざたされている。どんなに注意していても、自然が相手だけに

リスクは確実について回る。

それを承知で、どうするか?

アタシ達のルールは、不安に思ったら、すぐロープを要求する、または出すことだ。

ロープを出して、ビレイしていても落ちれば怪我をする。スピードも大事だが怪我をしたら元も子もない。

不思議なものだが、滝を登っていて安心できるときと、不安になるときがある。

不安なときは、一手、一歩に細心の注意と確認をしながら登る。もうチョイって言う時に、エイヤっとはやらない。

5cm10cmの手がかり足がかりを探して、確実に確保できる一手を探す。



ここでもそんな意味でロープを出した。

ちょっとビビリそうなところでも、その一本で安心感が倍増する。




やがて集塊岩のCS(チョックストーン)が出てきた。









ここのCSはデカイ。

6畳とか8畳の空間ほどもあるのがゴロゴロあった。

帰りの下山道の谷間にも、尾根に挟まれるようにして引っかかっていて、いつかは動くだろうと想像すると、

その時はここに居たくない、って思った。




直登できる4番目の滝を



右側から登る。



上段がちょっとイヤらしいのでロープで確保した。