malのあっちこっちブログ

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二口山塊・名取川大行沢(オオナメサワ)・・・1

2010-09-27 12:06:29 | 
少し前の話になるが、9月の第一週に掲題の沢に行って来た。

仙台南ICから秋保温泉に向かい、そのまま道路を詰めてゆくと二口温泉に行き着く。

ここにある二口キャンプ場の手前に無料駐車場があり、そこが入渓点となる便利なところだ。

この沢は山形県との県境に連なる南面白山と宮城県側の大東岳を結ぶ稜線に端を発する、ブナの原生林に

覆われた美しい沢だ。

凝灰岩の磨かれたナメと、この地方特有の集塊岩と言う、セメントの中に瓦のブロックを混ぜたような

チョックストーンとで構成された素晴らしい沢だった。

是非とも、拙宅にご訪問いただく皆様にご紹介したくて50数枚の写真を掲載するが、一回二回では

難しそうなので、ご容赦願いたい。




駐車場の脇を下って橋の下から入渓する。

すぐに、左右に分かれるが大行沢は左へ進む。

ここからしばらくがこの沢の核心と言えるゴルジュ帯となる。



ナメと



ゴルジュの連続となる。

ヘツれるところはヘツルが、そうでないところは泳ぐしかない。



中には泳ぎは苦手な人もいるので、



積極的にロープを出して、ドンドン引っ張る。

引っ張られるほうはザックが浮き袋となってチョーラクチンな遡行となる。





このゴルジュは先導を仰せつかった。

ロープを引いて入る。すぐに脚が届かなくなる。両側の凝灰岩のわずかな窪みに爪を立てながらソロリソロリと進む。

写真で見える木の下までは、水流もそれほど強くなく順調に進む。

落ち口は水流も強く、かなり難儀したが、その分幅も狭まっていたのでつっぱったりしながら、

力技で攀じ上がった。

上段で支点を作り、後続にOKサインを出す。するとリーダーが引けと言う。そのほうが早いからだ。

2番目の人はアタシのザックを含めて2個のザックと人間一人だ。浮かんでいる限りは問題なかった、が、

落ち口で、水流をまともに受けた2個のザックを引っ張り上げるのに、この日の全体力を使い果たしてしまった。

まったく、歳は取りたくないものだ。。。。。





ゴルジュ帯を抜けるとナメが待っていた。



美しい・・・・トポによると、あとは小さな滝が4ヶ所ほどあるらしい。