不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

宅地の液状化現象

2010-08-20 17:12:12 | 日記
 今日は、不動産業界の研修会に参加しました。
テーマは、「わが家の宅地は大丈夫?」でした。内容は、地震等による地盤災害の話だった。

 地震の災害といえば、建物の補強がメインです。地震により、建物がつぶれないためにどうしたら良いかといった対策が主流です。
 たしかに、地震災害による死者は、建物倒壊による圧迫死が多いのは事実ですから、建物補強は当然といえます。

 実は、自分が住んでいる宅地も被害にあうんです。
 地震等により、宅地をゆさぶると、土地が液状化現象を起こし、地下から水がわき出て、地盤が沈んでいくんです。当然、宅地に建っている建物も、沈んでしまい倒れたり、傾いたりするんです。
 当然、建物は、使い物にならないくらい損害を受けます。しかし、建物が一気に倒壊しないので、死者はあまり出ないということでした。
 
 液状化現象の起こりやすい地形は、かって川の流れていた場所、埋立地、地表面から浅いところに地下水がある地形等だそうです。 

 そこで、自分が住んでいる宅地は、液状化現象が起こりやすい地盤かどうか、調べておくことも大事だといった話でした。
 
 新規に宅地を購入される方は、そういった地形であれば、建物を建築する前に地盤補強をしておくことが、最良の災害対策となるでしょう。

 くわしくは、NPO法人地盤防災ネットワークへお問い合わせください。
 電話 058-394-0207