不動産屋おやじのつぶやき

私は、安心・安全そして親切をモットーに不動産屋を営業しています。日々の業務の中で感じたことを、皆さんに伝えます。

お盆

2010-08-13 15:36:41 | 日記
 お盆は、祖先の霊を祀る一連の行事として、旧暦では7月15日に祝われましたが、現在では、新暦の8月15日前後に行われます。
 
 これに合わせて会社関係も休むところが多くなりました。不動産屋さんも休むところが多いようです。

 そこで、今日は、このお盆に少し関係のある相続についてお話します。

 両親や血縁者の死亡は、誰もが体験する避けては通れない悲しい出来事ですが、民法第882条では「相続は、死亡によって開始する」と定めており、葬儀などの一連の行いが済んだら、今度は相続の手続きが始まります。

 その手続きは、相続財産や相続人の確認といった「遺産の承継のためのことがら」、そして、その承継に伴って生じる「相続税等の税務関係のことがら」があります。

 相続財産は、相続によって財産を取得したときの状態で評価されます。金銭などの財産に対しては時価、あるいは額面で計算します。こういった状況になられたら、まずはお知り合いの税理士さんに相談されると良いでしょう。 

 基本的な相続税の控除額は、次のようになっています。この範囲内の財産であれば、相続税は、かかりません。

 基礎控除額=5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数)

 相続税の基礎控除(5,000万円+1,000万円×法定相続人数)の他にも、配偶者の税額軽減として1億6,000万円、あるいは法定相続分のいずれか多い方の金額が配偶者の税額軽減となります。

 どちらにしても、相続の一連の手続きは、たいへんですから、専門家の方とよく相談して精神的に負担にならないよう頑張ってください。