笑顔抱きしめ

小さな幸せの元を探して
身の回りのこと・大好きな木村拓哉さんのこと

役を生きている人 (ドラマ1993年)

2021-02-02 | 大好きな記録&記憶
1993年4月に、前回あげた”泣きたい夜もある『僕だけの女神』”TBS系
そして、6月14日と21日の2週で『伊豆の踊子』(テレビ東京)が放送されています。
これは、その後のビデオの宣伝↓にあるように、
日本名作シリーズの中の一作として、作られたもの。

第一巻は『雁』で田中裕子主演。他も、名だたる俳優さんの共演作。
そのビデオのシリーズの真ん中、一番の大きな写真が拓哉の『伊豆の踊子』というのを見ても
拓哉への注目の高さが判る。

この中央のシーンは、拓哉演じる川崎が、踊り子に、本を読んで聞かせているところ。

私的には、『伊豆の踊子』といえば思い出すのは、百恵ちゃんの映画。
で、百恵ちゃんの映画は、山口百恵初主演映画だったように、踊り子の薫役が主演って感時だったから視点が違うんだね。
この93年のドラマは、拓哉の名前が先

薫では無く、学生川崎を中心に話が回ってる気がする。

原作の本が、川崎の語りなんだから、そうなんだろうけど、ナレーションというか、語りも、拓哉。


写真のような学生帽と、着物・袴にマントを来た旅行スタイルで、の伊豆の山道を歩く姿
そして、深く優しい拓哉の声ではじまるの。

一高生 川崎は、拓哉20歳。
踊り子の薫は、早勢美里さん。


記事の中で、拓哉は、「可愛いよ。妹みたい。紗英と同い年なんだね。高校一年。」
って話してるけど、紗英ちゃんよりずっと幼い感じ。
だから、純粋な踊り子の役が似合うのかも知れないけど。

このドラマ『伊豆の踊子』は原作にほんと忠実なんだろうな。
この時代って、学生と旅芸人達への扱いとってもちがって、それが当たり前なんだよね。
言葉遣いも、そう。
拓哉が、川崎を演じるに当たって一番苦労したのは、そのあたりなんじゃ無いかと思う。
今では絶対にしない話し方だもの。
でも、ドラマの中、拓哉は自然にあの時代に溶け込んでるなぁって感じる。

ドラマの中で、川崎は2種類の帽子をかぶっている。
登場からしばらくは、学生帽。
この学生帽の威力ってすごい。
当時は、大学の数も人数も少なく、将来世の中を背負う大切な人って感じかな。
旅先で出会う人達が、「だんなさま」って呼び掛けをするんだものね。
川崎の学生帽の姿。校章で、一高(現東大生)と判る。
表情も凛々しいよね。

雨が上がるとマントを外して手に持っている。

途中で出会った旅芸人たち(↑の後ろの一行)と、一緒に異動していく中で、
自分もその中に紛れてもいいように他の帽子を買ってかぶってる。
この帽子姿、優しげでいいね。


そして、この帽子は、ドラマの最後で一行と別れるときに、親しくなった栄吉さん(柳沢さん)に。
はい、二つは同じ帽子です。

学生に、現実に戻るんだね。


『伊豆の踊子』現場レポの中で、この撮影時期の拓哉のスケジュールについての文章2つ。

片方には、スマのconcertの合間を縫って、伊豆と大船の撮影所を何度も往復したとある。
concertは、3月から5月にかけての「Spring”93”」ですね。
もう片方には、電撃キッズ(愛ラブSMAP)の撮影後→伊豆、
午前伊豆→午後は東京に戻って、愛ラブの3on3 を3本撮って→伊豆

ドラマの撮影でも、個人の仕事は考慮されないグループ優先のスケジュール。
ほんと、拓哉を育てるマネが欲しいと、ずっと、思ってた。

私の記憶にあるのは、山口百恵さんと友和さんのだけど、もっともっと以前から有るんだよね。
内藤洋子さんが薫役の『伊豆の踊子』脚本も、この作品と同じ恩地監督。
拓哉のドラマも、この時の脚本を元にして作られたとあった。
薫役、川崎役とも、その時代の若手俳優代表。
人気と力とがあってこその配役って感じですよね。


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