紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、謎の三ッ葉

2017-04-28 19:09:58 | ムラサキの栽培

 「発芽苗に双葉ならぬ三ッ葉?」
 日本ムラサキの沢山の種を発芽させて、育苗中である。
 発根状況を見て、ポットに発芽の兆しを確認した種を播いて行く。

 双葉の広がった苗を揃えるまで、念を入れて各ポット見る事は無い。
 双葉苗を揃えて、気になるポットが見つかった。



 本葉が既に生育したのかと思ったが、本葉の先端は
 三ッ葉の中心に覗き始めたばかりである。




 歴然たる双葉の「三ッ葉」である。
 或いは、三ッ葉が「双葉」である。




 三方向から同様に見える。
 双葉について手許の辞書には「発芽した時、最初に出る二枚の葉」とある。
 次いで「比喩的に、物事の初め」「栴檀はーーーより芳し」と記されている。

 もしや三方向は先々の迷路を・・・とも考えてしまう。



 これは三ッ葉とは云えない。本葉の1枚がやや大きくなっただけである。
 既に本葉の2枚目も伸びて来た。

 1つ1つの種の発芽は4〜5日後に双葉を見て確認している。
 殻の帽子が落ちて、双葉を広げるので緑を一瞥するのみである。

 作業中でも流石に、この双葉の三ッ葉には篤と見入ってしまった。

  「むらさきの みつばをみつけ ゆめひろげ」

  「いずれさす みつばがしめす こうふこう」


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