紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、秋苗の発芽

2019-09-28 17:13:38 | 日記
「畑、苗床での発芽」
畑、苗床は全くの自然環境下である。
明日は雨の予報を元に、苗床を作り、種を播く。
翌日雨は来たが、期待した程の雨ではなかった。
土深く播けば、湿気があるのだがつい浅播きとなる。
自宅庭先で容器を使って、赤玉土等で苗床を作り種を播く習慣故であろう。
なかなか期待通りの発芽を見ることができない。昨年は4〜5日で発芽。
他の草の芽が出て、抜き取る作業に追われる。


9/7に再播種。2週間後の苗の状況である。

同列の苗、播種後2週目では順調な生育結果である。

8/21に播種、別の列の苗。既に本場が4枚である。
この列の発芽率が悪く、9/7の再播種となり秋苗の定植断念の元である。


自宅室内で発根セットから、ポット発芽する状況である。
種の殻を着けて発芽する。


双葉を開くと1cm。

本葉が覗くと、2cmに生育。
自宅で発根セットを使って、手間を惜しまずに続けていればよかった。
畑苗床は、4箇所作ってしまった。
場所によって、発芽の状況が異なるのには参った。

  「あてはずれ あせるこころに めもでない」
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日本ムラサキ、種子採取

2019-09-27 14:22:55 | 日記
「2019年産、ムラサキの種採取始まる」
昨年度2018産の残り種は、秋苗用として苗床でポツポツ発芽を始めた。
秋苗用の種は2019年産を当てにしていたのだが、無理であった。

ムラサキの種採取には、戸惑う事がしばしばである。
開花後2〜3週間もすれば、結実かと思われる種になる。
しかし、これを完熟の種と判断して採取するには余りにも厄介である。
花茎が伸びて花が次々と咲いてくるので、枝を切る訳にはいかない。
花期は長く、既に完熟の種があっても花茎は生育を続けるので
多くの種子の収穫を望むと自然と葉の黄変を待つことになる。
しかし、晩秋降霜の時期までは待てない。
この時期の採取は、先端部が生育を止めた枝を切って種を集める。


中間部に葉も無く間延びした枝で日照不足の証拠の様な枝である。
見え隠れするわずかな種がある。
稲穂のように全て株が揃うことは、畑での栽培では無理である。
手作業の場合は土壌の耕作が均一でないので、余計均一な生育は望め無い。
1株1株の生育状況が異なる結果となる。


今年は、長雨、曇り日で日照不足が結実に大きな影響を与えた。
生育途中で枯れる株があり、例年に無い不揃いな生育結果である。


茎葉は濃い緑であるが、先端部に花や種の無い枝を切り集めた。
触ると完熟の種がポロポロと落ちてくる。
1枝1枝萼に包まれた種も漏れなく取り出す。


比較的大きな種子が目に付いたが、発芽に至る種子かどうかは不明である。

種子は揃えたが、これから選別の大事な過程を通過しなければならない。大きな種子が必ずしもこのプロセスを通過するとは限らない。
紫根収穫時期には種子の採取は、かなり大胆な作業となる。

  「コロコロと おちてかくれた たねあつめ」 
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日本ムラサキ、栽培記録・長月

2019-09-23 21:32:48 | 日記
「秋苗の苗床への移植」
畑のムラサキの発芽は1日刻みで一つ増え、二つ増えである。
自宅室内で発根セットの発根は日毎に倍増する。
室内育苗は手間と自室スペースに問題がある。
いずれ早めに、畑での季節にあった自然状況で生育する必要がある。
発根セットの種子は畑の苗床で発芽する事を期して全て畑の苗床に播種。


午前中に苗床を作り、午後3時過ぎにポットの苗を移植。
99ポットであったが、自宅には11本が残っている。


まだ双葉の苗もある。9/3〜19までの発芽苗である。

ポットから苗床へ移す。培土が崩れず、根への負担はなく済んだ。
赤玉土にココピートを主に、この畑の土を20%程加えてある。


台風17号が日本海に入り、フェーン現象で33℃の暑さとなる。
日が落ちる時刻になって、漸く終了。午前、午後ともに汗ダクダクであった。
簡単と思っていた作業が、それなりの時間と労力を要した。


ほとんどが、9月発芽の秋苗であるが10本程が8月20日前後。
右上1本は7/15日の発芽で秋苗として定植予定であった。
栽培ブロックの耕作、波板の仕切り板の設置が遅れて、秋苗の定植は断念。
苗床で厳冬期を含めて6〜7ヶ月自然環境下での生育を見守る事とした。


    「けいかくが ずれるもとなり おいしあし」
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日本ムラサキ、秋苗のスタート

2019-09-11 16:39:12 | 日記
「発根セットの目標を失う」
例年にない暑さの日々が続く。
発根セットで黴の発生には、困惑した。
容器に赤玉土を敷き、そこに種を移して細かな赤玉土の粉を撒いた。
黴の発生は無くなったが、発芽を待つ事になった。


わずか1個の発芽で、後が続かない。土の中では種の様子がわからない。

再び、発根セットでの生育状況を確認する事になる。
この時点で、種子が入れ替わって目標が変わってる。


しかし、これも気温上昇で長くは持たない。

この方法も春に見つけた、発根セットであるがお試しとなる。

特に、黴が発生することもない。空気との接触に原因があるのだろうか。

気温の低い朝方、開いてみる。多くの種が発根。
早速、育苗ポットに発根種を移す。


気付いて見るとポット数は100個を越えている。
これ以上になると室内では足の踏み場もなくなる。
畑の苗床での発芽、生育を待つことにする。
それにしても、冒頭のたった1個のみ発芽の原因不明が気になる。

この種子の発芽テストの課題を忘れていた。
冷凍庫での保存期間による発芽処理であった。
たった1個は2〜3日の冷凍保存であった。

しかし、連日34℃を超える気温で冷蔵庫の管理者は冷蔵庫の設定温度を強にしたとのことである。
冷凍庫の温度は零下10以下となっていた。
発芽処理の限界を超えての保存温度で種子の生命線は切れてしまったと思われる。

  「あつさボケ もくてきわすれ まちぼうけ」
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日本ムラサキの栽培記録、長月

2019-09-03 19:14:49 | ムラサキの栽培
「約束の日、秋苗の発芽」
昨年9月、初めて秋苗の発芽・育苗、定植に挑戦した。
ほぼ、予想した通り期待に違わず順調な生育状況である。
紫根の収穫を待つばかりとなった。
昨年秋の生育状況では、もう10日程発芽時期が早いと良いのではと印象が残った。
苗床への播種を早めればと、ためらいも無く8月22日苗床への播種をする。
自宅室内での発根セットからの発芽は、真夏はカビの発生で不可能。停止中であろ。
畑の苗床の発芽は、大丈夫だろうか。少々気がかりである。
生憎8月末から夏風邪を引いて、体調不良で畑へは出かけていない。


漸く本日(9/3)午後様子を見に出かける。
発芽予想日は9月1日であった。双葉大きく開き、2〜3日前の発芽か。
とすれば、予想した通りの発芽である。


他の草の芽が多く一暼ではわからない。
余計な草の芽を抜いていて、漸くお目当のムラサキの芽に出会う。


これは昨日辺り発芽したと思われる。

決定的な発芽一つを見つける。種の殻を着けた発芽である。

明日発芽と思われる芽も含め、約10個の発芽を確認できた。
最高気温30℃、最低気温20℃、昨年と比べると、やや高めの気温である。


全体を見ると、まだ発芽の様子はわからない。
この時期、ハムシは余り見かけないが防虫ネットを掛けて被害なく育苗したいものだ。

   「やくそくを たがえずまちし ふたばのめ」
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