紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ムラサキの生育を追う2015.4(続々)

2015-04-30 19:43:56 | ムラサキの栽培

 四月のムラサキの発芽


4/16に播種、7日目に発芽の兆し有り



10日目には各列3~8個の発芽。


四月末の2週間目には各列11~15が発芽、これから発芽のノンビリ屋の種もある。

双葉が皆、同じ向きに葉を広げている。光を受けようと目一杯の双葉の広がりである。


4/4播種で発芽の双葉苗を移植した苗床で各列10本合計40本が成育中、双葉の大きさには眼を見張るばかりである。これも光を目一杯に受けて本葉2~3枚目が伸びている。


四月下旬の気温の急上昇で、異常に茎立ちした苗がある。本葉5~6枚のロゼット状の移植苗のポットで発芽した苗である。
用土を使い回しするので、発芽しなかった種が紛れ込んでいて発芽した様である。

春のムラサキの播種はこれで終了として、今後畑への移植準備となる。
ムラサキの苗をご希望の方は、下記販売先へ申し込みください。
染色工房(くるでーはっと)http://sinano.handcrafted.jp/
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多年草の謎、ムラサキの新芽(続・続)

2015-04-26 20:10:13 | ムラサキの栽培

 もしかして蕾?


茎の先端が膨らむ・・・・・もしかして、まさか蕾ではないだろうか。


茎はぐいと伸びて7cm、本来ならこの先端の膨らみは蕾で日毎に大きくなり、それと知れるのだが・・・。つい期待してしまうが、花は難しいだろう。

もう暫くすると、結果が解るのだが、・・・つい一句。

 「ひとかけの かぶのめながめ めがかすみ」
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多年草の謎、ムラサキの新芽(続)

2015-04-23 19:45:00 | ムラサキの栽培

 2年目の新芽、その後


紫根の上部のみから芽生えた芽は、その後も成長を続けて5cmになる。葉の枚数も13枚になる。


根元の裏を見るが、根が出ている兆候は無い。
しかし、葉は元気で生き生きしている。これはわずかに残った紫根の力である。この先は根が育たないので枯れるばかりかと、心細いが最後まで見てみよう。
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双葉のムラサキ、移植

2015-04-21 20:15:24 | ムラサキの栽培

 露地発芽、双葉のムラサキを移植



庭先で発芽したムラサキの苗、双葉が開き本葉が出始めた処である。


根分けをして見ると双葉の苗や発芽の兆しの種等、生育状況は様々。大きくなると根が成長して移植は大変と、小さい内にすることにした。


小さな苗は扱いが大変で、葉も根も痛めない様にゴム手袋は脱ぎ捨て素手でやる事になる。

前もって水を含ませた用土をポットに半分入れ、ポットを立てないで横に倒して置いて、小さな苗の双葉が出る様にして、用土を根の上に軽く乗せてみる。


横倒しのポットに苗を入れていく。


ポットを立てると湿った用土はほとんど動かずに、上手い具合に要領よく出来た。用土は上から押さえたりしない。凹みの部分に素手ひと掻きの用土を載せるのみ。


とりあえず半分程済んだので本日はここまでとする。ちなみに用土は使い回しの赤玉土を篩い、薫炭を混入してある。

問題はこれからの管理である。しばらく日陰で様子を見て、水分補給の頃合いを判断しなくてはならない。日差しも必要になってくるので、更に難しい判断をしなくてはならない。

天の恵みの苗であるが、どれだけ無事に生育するだろう。
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ムラサキの発芽、庭先にて

2015-04-18 19:51:14 | ムラサキの栽培

 庭先でムラサキが発芽



昨年晩秋、ムラサキ種の浮種検査をして多くの種を捨てた場所である。4/16撮影



雨の日が続いた。冷たい雨であった。発芽前10日間で18℃が最高気温である。発芽の数日前は雨の日であったが16.6℃に過ぎない。

双葉は充分に生育し、既に本葉が出始めている事を考えると、発芽は4/10頃かも知れない。この週も前半雨が多く、最高気温は5.9℃、4.9℃で最低気温は0.3℃で霙の日もあった。


4月当初の最高気温20.4℃、24.7℃、19.6℃、18.4℃と発芽を促すに充分な気温は、翌週の多量の雨が一気に発芽へ向かう条件であったのかも知れない。冷たい雨であったが・・・。



その近辺に同じ双葉でも、明らかに様子の異なるムラサキの双葉があった。昨年の晩秋に発芽し、寒い冬を越して芽吹いたムラサキと見たが、どうであろうか?
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