紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

ムラサキの変、打ち首(矯正)

2016-02-25 14:42:10 | 紫草の栽培
 「ムラサキの苗を矯正する?」

 双葉から急伸長した本葉4枚の本枝を切り落として見た。
 本葉からの生育が余りにも急伸長で不安定である。




 本葉が4枚広がり5枚目の成長点も出始めていた。




 まさに、打ち首!「殿!血迷われたか?」



 更に、「もう一組、増長はならぬ!」





 「殿!如何なされた?以後の事、腹案あっての事でしょうな!」


  「ひとへやに ちんじしゅたい はるのへん」
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発芽スタート2016

2016-02-22 17:23:12 | 紫草の栽培

  紫草(日本ムラサキ)2016.発芽が始まる。

 庭先にて低温保存ならぬ、冷凍保存による発芽処理を終えたポットから発芽始まる。



 温室には入れきれずに室内保管のポット、1週間経つが発芽の兆しなし



 室温は16~20℃、中にはポツポツ発芽が見られる。



 温室内のポットの発芽状況、1ポットに5~6粒の種を播いてある。
 ポットに依ってまちまちだ。
 パック内発根法にすれば良かったと、悔やみが出る。




 改めて、パック内発根法に切り替える。パックの中にマークを入れて置く。
 冷蔵庫に置き忘れていた種を発見、6ヶ月も冷蔵庫内に置き忘れていた。




 
 この種は冷蔵庫に保管したまま全く忘れしまった物である。
 つい先頃見つけてどうしようかと困っていた。
 
 昨年夏のメモが付いている訳ありの種である。実験材料にはうってつけだ。
 発芽するかどうか全く怪しい物だが、発芽すれば長期冷蔵庫保存法が証明される。







 こちらは1月に魔法瓶で低温発芽処理をした種である。




 こちらのパックにもマークを入れて置く

  「わすれもの たからとなれど わすれがち」 
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春来る、紫草のポット

2016-02-14 19:49:46 | 紫草の栽培

 「庭先、低温保存処理を終了」

 1ヶ月前にポットにムラサキの種を播き、自然状況下で低温保存を続けていた。

 2月中旬となり、雪が雨へと変わり気温も急速に上昇。春の兆しがやって来た。




 低温保存の適正な温度はどの位なのであろう。

 昨年12月に試しに種を播いたポットを庭先に出して試してみた。
 暖冬で、雪乞いをする日が続いていた。最低気温は-4.0℃、氷点下の日数は7日間。

 最高気温は10.1℃、氷点下にならない日は13日間。
 日の平均気温は1,1℃が最低で5℃未満の日数は10日間であった。




 種を播いたポットを設置してから間もなく雪が来て、厳寒の気温となった。

 ポットの用土が凍み上がって、これ程の低温は種に取って問題ではと心配する。

 カバーとしていた筵の上に氷が残り、下のポットに凍り着いてカバーが取れない。

 低温保存というより冷凍保存になってしまった。






 雪は激しい雨が来て、少なくなった。ポットは全て室内保管に移行する。

 予期せぬ気温の変化に種はどのような適応をしたのだろうか。


   「はるちかし こおりしたねの さきみえず」


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寒中の藍染め

2016-02-03 19:22:54 | 藍染め

 「寒中に藍染めを実施」

 2月に孫娘が1才の誕生日を迎える。
 お祝いに藍染めのハンカチとバンダナを用意する。
 モタモタしていて、差し迫っての作業となる。



 庭先の作業場の足下は雪である。


 
 寒波の後の陽射しの日を選んだが、藍の染め液は厳寒の冷たさであった。
 1回藍に入れただけで、続けられなかった。




 数日後、バンダナを追加して染色。最高気温4℃である。
 初孫の誕生日には、祝1才誕生の名入り、模様入りの藍染めだった。




 久し振りの藍染めである。ジャパンブルーに改めて魅了される。



 寒中、雪を踏みながらの藍染めは初体験だ。
 瓶覗きの色合いも好いが、より濃厚な藍を求め勝ちになる。
 布にも因るが綿だと限界か。麻だと濃紺で黒い藍に近くなる。
 
 残念ながら、祝1才誕生の名入り文字は抜く事が出来なかった。


    「かんにあい ゆきにはえさえ おくりもの」


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発芽後、1ヶ月の生育状況

2016-02-02 10:18:36 | 紫草栽培

  「2016. 2月如月、元旦に発芽の苗の生育状況の報告である」

 発芽に2~3日のズレがあり、その結果が生育の違いとして出ている。
 正月三ヶ日の苗として、それなりの生育状況である。




 発芽後、約1ヶ月、4週間の生育状況に於いて先行する4個がある。
 本葉が2枚広がり、3枚目の成長点が出て、伸び出す苗もある。
 急生育で本葉の位置が腰高になっている。



 本葉2枚が小さいながら広がり始めた2個である。



 本葉2枚が生育し始めた苗としては、上の2個と同じである。
 急生育の苗を見て、双葉の内に温室外に数日置いた故か、背丈が伸びていない。
 しかし、最も安定した生育形態かと思っている。




 10個の内で生育の遅い苗で、本葉が伸び出した苗と、
 本葉1本のみが大きくなり、2枚目の本葉の成長点の見えない苗である。
 心配な苗である。






  「めがでても なえそれぞれに ちがいあり」 

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