紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

茜(日本茜)の新根

2016-04-24 16:28:52 | 茜の栽培

 「鉢栽培の茜の新根調査」

 茜の栽培方法と関係があるので、2年目の芽を出した茜を掘り出す。



 用土は赤玉土の細流と薫炭の混入土である。
 赤玉土の大粒は、根が入り込んで切れる事を嫌って細かな粒子にしてある。




 例によって使い回している用土で、篩いに掛けて夏日に乾燥させる。
 発芽しなかった紫草の種が残っていて、紫草の苗が多数出てくる。




 紫草の種は以前発芽しなかった種である。篩いの目を抜けて入った。
 発芽苗が7本、まだ土の中にあって緑にならない発根種の芽が4個も出て来た。




 茜の細根は驚く程の量と長さである。細根は無肥料の故か?
 しかし、染料として使うにはもっと太い根に生育させなくてはなるまい。
 
 肥料としての完熟腐葉土を混入させて、もう1年鉢栽培を続ける事となった。


   「あかねのね さらにひととせ ながきみち」 

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ムラサキの苗、生育異変

2016-04-21 19:40:51 | ムラサキの栽培

 「双葉のみで生育?」

 約半年前に発芽して大きな双葉を広げたままの苗がある。
 本葉が成長して来ないまま、4月も下旬になる。
 根を調べてみる事にする。




 10/26のメモは発芽日で、発根種からの発芽である。



 根はかなり長く伸びている。かすかな赤みはあるのだが・・・
 双葉のみで、これ程伸びるのかとびっくりである。14cmを越えている。




 なぜ、成長点が無いのだろうか。
 これだけの根があれば新芽が出ても良い筈なのだが・・・・?




 太さは6ヶ月間育苗した他の苗と比べても同じくらいである。
 ただ、他の苗は紫根の色が比較にならない。





様々な個体があるものだ。

   「めをだして ふたばひろげて よめぬさき」

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紫草(日本ムラサキ)新芽苗の紫根

2016-04-18 20:26:44 | 紫草の栽培

 「新芽苗の紫根を調べる」

 新芽苗は昨年秋口に発芽し、冬に向かう季節に生育した苗である。
 冬場は室内で、本葉が4~5枚あたりで葉が枯れた。
 しかし、根の健在を信じて時々水分補給をする。

 今春3月末から4月に枯れ葉の中から新芽を出し始めた。
 しかし、生育はマチマチで伸び悩みの様子が見える。




 根を確認する必要があるようだ。



 赤い根が見えて来ると安心する。予想通りである。



 しかし、新芽は見せながら根が黒く今後の生育が危ぶまれる苗もある。
 冬場の水分補給が少し多かったポットかも知れない。




 これも新芽は出したが根は白く、細根の生育が見られない。
 先端のわずかな根の生育が頼りである。新芽がそれを助けてくれるだろうか?




 新芽が開いた苗の紫根である。
 太さは爪楊枝を越える太さで、細根も多く今春発芽した苗とは比較にならない。


   「せいかしか ひとさしのみず くろいねに」

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日本茜の新芽2016

2016-04-08 17:10:46 | 茜の栽培

 「日本茜、忘れ物に新芽」

 昨年、春先に茜の種を播いたが、なかなか発芽しなかった。
 そのまま諦めて忘れてしまった容器に新芽を見つけて驚いた。




 容器内をよく見ると、既に昨年の夏には種から発芽して蔓を伸ばした様だ。
 夏草に覆われて、解らなかったと思われる。





 茜は蔓が伸びて、その分節から根が出て新株を増やす事が出来る。
 それ故、種からの発芽に期待を持たなくなった事も見逃した原因であった。




     2015.4.9 8粒を播種のメモあり



 2014.10.30 日本茜の種を採取



種のサイズは約6mm であった。




  「わすれられ ひがむことなく めをのばし」
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発芽後、3ヶ月の生育状況

2016-04-01 16:43:56 | 紫草の栽培

 「本年正月3ヶ日に発芽の苗、4月を迎える」
 
 育苗3ヶ月その間、変事もありましたが順調に成育中です。
 生育状況は3タイプに分かれました。




 ほぼ、適温を得て最も順調な成育中の2本です。
 本葉5~6枚、草丈2~2.5cm、スタイル抜群。



 温室暖房を切られ、室温の故かロゼット状で成育中。
 本葉4~7枚、4個、内1本がロゼット状を脱して茎が伸び始める。




 3タイプ目で、双葉から本葉2枚が急伸長して整枝をした苗である。
 4個あるが一度失った成長点を回復して、双葉の脇から新本葉が姿を出す。







 この整枝は鉢栽培における紫草の姿作り、これが念頭にあった。
 花の観賞がお目当てで、栽培する方がおられる故である。


  「さきのなき のこりのひびは くさばなへ」



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