紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ栽培地・整備

2022-12-24 15:21:04 | 日記
「土手の桑の木、伐採処分」
畑の土手に桑の木が生い繁り始末に困惑していた。
畑地に大きな日陰を作るからである。
真っ直ぐに伸びる枝を支柱に使って利用していたのだが
いつの間にやら根元が増えて、草刈りにも邪魔で処分を決定。
緑の葉が広がる時期の事であった。


幹の下部、周囲一回り樹皮を剥いだ。
群生状態で重なる根元は刃が入らなかった。


枯れた幹あり、緑が広がる幹あり。
完全に枯れるのを確認するのには、長期間を要した。


広い農地が広がるが、耕して作物を作るのは一人この畑のみ。
冬場に入って、枯れた桑の木を伐採。
畑の最南端は篠竹の繁茂・侵入と桑の木が始末の対象となる。


高い土手を守るに役立っているのかも知れないが手入れが出来ない
竹藪状態は、獣道や隠れ場所ともなり手を入れざるを得ない。
竹と桑の木、共に厄介な藪となってしまった。


切り倒した桑の木は焼却処理より他ないが、太い幹は境界に寝せて
腐食を待つより他ない。


この辺りは土手上で、最も最初にムラサキが育った場所である。
種子を播かずに、落ちこぼれ種子がたくさん芽を出した。
篠竹は、通しの支柱に最適で都合よく使っていた。

他に土手の茅も草マルチや支柱にと栽培に必要な物は
全て畑周辺で間に合わせる事ができた。
孰れも、切っても切っても伸びてくるのだ。

伐採枯れ木は案の定、今朝未明からの雪の下になった。
25cmの降雪で、根雪となるであろう。
春を待っての整理となる。

「ていれして これがさいごか はいをかき」

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日本ムラサキの種・12月播種

2022-12-17 16:35:54 | 日本ムラサキ栽培
「種子選別後の除外種子の処分方法・秋苗の種・播種(廃棄)?」
種子選別後かなりの除外品が出た。主に篩の目を抜けた小粒が多い。
また比重比で除外になった種子には大きな種子も沢山紛れ込んでいる。
しかし、孰れ処分しなくてはならない。


いささか下心が出て、溝を作って播いてみた(播種に近い)。
掴み投げて放ったに過ぎない。


今年は種子の付いた茎を積み重ねて、棒で叩いて種子を落とした。
その枝にはまだ種子が残ったままなので、この場で落とした種子もある。


種子処分には違いないのだが、発芽の期待を持てば播種となる。
落ちこぼれ種子に似せた、バラマキスタイルであった。
紫根収穫後の場所には草も無く、落ちこぼれ場所として当を得た場所でもある。


種が余りむき出しではと、軽く土を掛ける。落ちこぼれ種子では無くなった?

目印の支柱を立てて、春を待つ事になった。
中央箇所は落とし種子風、両脇は選別の除外種子で種播き風である。

この師走初頭は比較的、穏やかな日々が続く。
昨年は既に積雪があり真冬日となった。
畑からの撤収作業が進む日々である。

「このはたけ さるかもどるか たねがきめ」

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2022師走の日本ムラサキ

2022-12-10 21:20:51 | 日本ムラサキ栽培
「残り種、その後の発芽状況・・・」
師走も、中旬となった。心配していた割には小春日和の天気が続く。
霜の朝は当たり前になっているが、氷、霙の日もあり間もなく雪の日となるであろう。
庭先に、発泡スチロールの箱が放置さてたままとなっている。


中を見ると日本ムラサキの苗が黄色くなっている。
7個の苗が確認でき、その他の草を取り除く。


箱の際に発芽するのは、列外で、大雨の際に列から移動したと思われる。
写真記録によると、8/17 の播種でその後発芽は続かなかった様である。
当ブロクに150粒の種子を播種、とありその後の経過の報告が無い。

日本ムラサキ秋苗の播種・2022 - 紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキ秋苗の播種・2022 - 紫草(日本ムラサキ)の記

「秋苗用の種子を発見、うっかりしていた」今春、種子をしまい忘れてしまった。秋苗用として別に保管していた様だ。数年前から、今年限りと考えて栽培を続けていた。今年限...

goo blog

 

「出所不明の種なので人に譲る訳にもいかない」との記述がある。

報告できなかったのは、最初に発芽したと思われるこの苗を見て、畑にも
苗床を作って播種をしたのである。


これが発芽間もない時の苗である。
当ブログ 「秋苗の種・播種(廃棄)?  2022-09-03 20:02:48 参考」
「捨てるに忍びず、残り種子を畑の苗床に播種をした・・・丁寧に捨てた」と記載されている。
     
畑の苗床からは、全く発芽せず予期した通りの廃棄処分となったのである。


この苗の発芽はかなり遅れての発芽で、今まで気付いていなかった。
これから冬場を如何に乗り越えるかであるが、箱の上に茅の束を乗せて日当たりに
置くより他あるまい。
室内には対応できる場がない。


室内の苗の育苗も現状では、難しい。育苗マットを購入したが、蓋の調節で
発芽間もない4本苗を失った。この苗の発芽は紙コップからで育苗マットの使用前である。
育苗と発芽を共にする事は難しい。
当ブログ 「2022産 種子の発芽検証  2022-11-12 19:17:52 」 参考 


「種子の選別の傍ら、本年度産の種子の発芽を試みる」
この苗9本は、年末には引越し荷物となる。難しい課題を乗り越えなくてはならない。

「てんとちの しきりがありや たねとなえ」

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蓼藍の種子の収穫

2022-12-03 19:34:41 | 藍染め
「寒気に弱い蓼藍」
種子を付けた蓼藍が畑の片隅に倒れ伏している。
この畑を借用した時には、ほぼ半分が藍の栽培であった。
藍乾燥葉の収穫が目的で畑作業は始まった。
真夏の灼熱時に刈り取って、ブルーシートに広げて乾燥させ黒ずんだ葉をビニール袋に収穫した。


蓼藍は寒気に弱い、霜がくれば倒れ伏してしまう。
少量の種を毎年、採取して命脈を保っていた。


種子の採取はしなくても、時期になると発芽してくるが
今年は、雪の消えた暖かい日々が続いた時に発芽して、その後の霜で全て消えてしまった。
残り種子を集めて何とか5月に種子を播いたのだった。


株元の隠れた場所にまだ、花を開こうとしている蕾があった。
今朝の霜には耐えられ無かったであろう。


種子と乾燥葉である。その後、藍染はすっかり遠退いてしまった。
これだけの種子があれば、再び蓼藍の畑にする事は可能であろうが・・?


手狭な部屋で、10月採取の紫草の苗が何とか生育している。
既に、本葉2枚目が大きくなり3枚目が生育中である。
先月末には、新居へ引越し予定だったが秋の長雨で着工が遅れた。
年末の引越しも、雪が来れば易々とは行かないであろう。
雪深い里山近くの自宅は放棄して、町中に住む事にした。

畑は遠くなり、撤収する事になりそうである。
老いた身体を変わらずに維持する事は難しい。
4ヶ月後の春先には・・・杖が必要となり・・?
畑の撤収作業の決断は今か・・? 春先まで延ばそうか・・?

「たねあつめ さきのみえない のぞみもつ」
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