紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2021日本ムラサキの定植終了

2021-05-30 11:11:04 | 日記
「秋苗の本葉カット・痛恨のひとハサミ」
定植作業は秋苗から始める事となる。
殆どの秋苗は小さな新芽を抱えている事に気づく。


定植を終えたら早目に大きな本葉はカットする方が良いと判断する。

中には本葉が傷み始めている苗がある。

これは新芽がかなり大きくなっている苗である。

この秋苗の新芽は、まだ余りにも小さい。もう暫くしてからカットする事にする。

新芽をハサミの先で確認して、あろう事かそのまま力を入れてしまった。
痛恨の極みである。新芽をカットしてしまったのである。
この先、どうなる事であろうか?再度、新芽が出てくる事を願うのみである。


何はともあれ、育苗中の苗の定植作業は終了した。
終日雨の日が来て、翌日遮光ネットを半分程開けてみた。既にヨトウムシ被害で倒れた苗がある。
害虫の駆除はできなかった。後は天候任せである。

定植作業は当然、膝を折り腰を屈めての作業となる。
10〜20本までは苦も無いが、50〜60本となると・・・翌日動けなくなり床に伏す日となった。

120本の定植作業は気の遠くなる様な気分で3日間を要した。
つい、先へ先へと丁寧さに欠ける作業となってしまう。

苗が育つか、自らが倒れるか・・・・。
先が危ぶまれる2021日本ムラサキの栽培となってしまいそうだ・・・。

「さきよめず そだつむらさき たれがみる」
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日本ムラサキ・2021定植スタート

2021-05-22 19:24:11 | 日記
「雨の後に定植スタート」
5/16,17 とたっぷりの雨となった。翌日から定植作業中に入る。

定植場所に苗ポットを置いてみる。3個・3個を25cm間隔で並べ置く。
その間にチドリで4個を入れ、3個・4個、3個・4個を並べる。


秋苗をとりあえず定植する。新芽が大きくなり始め昨年からの本葉は傷み始める。
早めに古い葉は切り落とす必要がある。


秋苗の根の状態、春苗と比べて見ると太さがかなり異なる。

春苗は本葉5枚を数えても根は絹糸の様に細く、長さは10cm前後。

秋苗も12月に発芽した苗は、根の太さ・長さが全く様相が異なる。長さは15cm

春苗で深い所からの発芽で、根が切れてしまった苗である。
その後細い根が出て何とか生育を続けている。

雨後の定植は初めてで、例年明日は雨の予報で曇り日に行っていた。
天気予報ばかりが気になって仕方がない。
5/18,19 と続けて好天で遮光ネットを掛けながらの作業となった。
No.1 ブロックの定植を終えて、翌日からNo.2ブロックへ移ったが雨の日となる。
定植作業は腰を屈しての長時間作業で・・・もう無理と翌日の雨の日は横になたままであった。


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日本ムラサキ2021・定植間近

2021-05-16 10:44:16 | 日記
「漸く、2021年の日本ムラサキ定植準備完了。雨待ち」

育苗中の苗も、ほぼ定植時期の姿となる。

5トレー約200本が順調な生育となった。

ポットにて苗の育苗は、それなりの作業スペースが無いと困難を極める。
中には生育不良の苗も出てくる。


生育不良の原因は、種に問題がある可能性もある。
ほぼ同様に生育する苗の中に生育の足並みが揃わないのは、元の種に寄るのではとつい思ってしまう。
次の苗は室内にて育苗中の苗で、中々茎立ちが見られない。夕刻には室内へ移す。


育苗中の水分補給で傷んだ苗が多いのは、室内にて育苗中の苗である。
秋苗を合わせて150本がなんとか命脈を保っている。


雨を待つ畑の定植畝である。手前よりNo.1 block 約5m。続きのNo.2 block 約8.5m
右奥No.3 block 約4.5m。No.2.3はブルーシート下。苗数から定植間隔を割り出す。
No.1 block.75p No.2 block.120p No.3 block.65p 20〜25cm間隔となる。
各ブロック3列でチドリ植えを想定。


畑で新芽を出した苗は、自然環境下でじっくりと生育中である。 

全く手が掛からず、2019年も畑で発芽の苗を定植した。
昨年の春は、それが暗転して全ての発芽苗を失った。天候不順が原因であった。
それ故、安全策で自宅での育苗へと逆戻りであった。

  「雨が来て やっと休める 畑仕事」
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日本ムラサキ、秋苗の生態

2021-05-09 19:20:30 | 日記
「秋苗の不思議な生態を観察」

室内温室で冬越しの苗である。地上部の形態は数ヶ月変わらない。
葉が枯れて新芽が出るかと見ていたが枯れず、生育の変化も見られない。


これも温室で冬季を過ごし、そのままの姿である。
4月末から日中は、定植に備えて庭先で遮光ネットの下へと育苗環境を変えた。
最低気温がかなり低い日があるので、夕刻には室内へ取り込む。


この苗は茎立ちの様子はないが、本葉の数は増えている。

根元を調べてみると、新芽が出ている。本葉の増えた地上部は如何なるのか?

知らずにいたのだが、根元を少し掘ると大小違いはあるが皆新芽を持っている。

過去の経験では、秋11月中の発芽苗であったが地上部は枯れて、4月に新芽が出てきた。
何処かに、葉が枯れないポイントがあった様だが・・・不明。
古い葉を切ってしまえば、新芽は急伸すると思われるが・・・これを切る事は出来そうもない。

  「さまざまに かたちをかえて いのちあり」
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日本ムラサキ・定植準備

2021-05-05 14:53:52 | 日記
「漸く整う栽培畝・2021」

4月中旬より始めて、2ブロックの栽培畝が整う。手前は約5m、続きは7.5mである。
タキロンの波板で畝を嵩上げしてある。地表面より40cm深く耕作して籾殻を入れてある。
あくまでも、収穫時の省力を念頭に思い至った方法である。肥料は入れてない。


定植予定の育苗の状況である。朝庭先に並べ、夕刻、物置にしまう。

本葉4枚が生育中となり、定植時・月末には頃合いの生育となる。

屋外苗床・3月下旬に発芽、その後1ヶ月間にわたって発芽を続ける。

双葉が開く順にポットに移し、育苗2ヶ月目である。苗床の発芽も終わった。

水の補給が最大の課題である。ホースでトレー全体にシャワーは問題があった。

水が入りすぎて、傷む苗が出てきて気が付いた。
その日の乾燥具合を確認して、1ポット毎の給水に切り替えた。
5トレーに260ポットの苗の世話に、気が抜けない日々である。
室内に、秋苗を含め140ポットがある。

畑に蓼藍の苗床を作り、播種をした。作意は定かでは無い。
藍染めから始まって、蓼藍栽培で畑仕事に夢中になって今日がある。

   「おわりなき ひはないものと たねをまき」
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