紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2022・春、未だ遠し

2022-02-26 16:07:22 | 日記
「冬日の続く栽培地」
最高気温がマイナスの真冬日が16日間に及ぶ日々を過ごしている。
たまさかの晴れの日に、畑の様子を見に出かけた。


スキーのストックを頼りに畑への道を歩く。日陰の雪深い地点で畑を眺める。
畑は中央部、緩傾斜の雪の斜面一筋。
遠く志賀高原、横手山が遠望できたが笠岳は雲の中であった。


200Lのタンク、深い降雪の度に新雪を投入してきた。既に満杯である。

雪は溶け水は透明である。2月の水が最も水保ちが良いと聞いている。

南面する緩斜面の耕作地である。雪が消えるまで、あと幾日であろうか。
日は出ても中々雪は消えない。雨の日が来れば一気に雪は消えるのだが・・・。


目印の竹の棒がある。紫草の苗床が、この雪の下にある。
既に秋苗として生育中であった苗は葦に包まれて雪を待った。
12月には最前列に種子も播いた。たっぷり雪解け水を含んでいる事であろう。
あと2ヶ月以上は待たないと、結果は分からない。
今年の畑作業は、いつ頃からスタートする事だろう。鍬を使えるだろうか?
身体を使わない冬の日々を経て、老いは更に深く畑は無理かも知れない。

   「のぞみなき はたけはとおく ゆめのなか」
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

育苗中の苗・雑菌にて消滅

2022-02-20 15:35:58 | 日記
「1ポット苗2本を植え替えル」
簡易温室にて育苗中の弱い苗はカビに負けて遂に消滅する。
カビの原因は発芽処理として、2週間、種を水漬けにし、日毎の水の交換を怠った故であろう。


右上のポットで、葉にカビが発生してから、葉をカットして凌いだが遂にoutとなった。
他に1ポット2本の苗があったので、その苗を各1本にする。


双葉から本葉が変則的に生育中の苗を取り出す。

本場は変則的であるが、根はポットの最深部まで生育中であった。

底に達してか、根は横根が数本出ていた。本葉4枚の根は剃り返さなかった。

替わりのポットには培養土を用意した。特に意図はない。
相棒を失った本葉4本苗も、消えた赤玉土には培養土を追加した。


培養土の表面には赤玉土をばら撒き、乾燥具合をチェックするマーカーとした。

例年に無い寒気の襲来には、苗を管理する本人の体調が危ぶまれる。
昨年は既に畑で体を動かしていた。今年は偶々の散歩で、足元がおぼつかない状態である。

   「なえよりも わがみあやうし ゆきのなか」
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

霜被害の苗・その後

2022-02-12 19:45:17 | 日記
「霜被害に遭った苗、室内に取り込むも・・・むなしく・・・。」
庭先の苗床に苗の発芽を確認したのは、師走の始め頃であった。
一度は、筵をかけたのだが・・・元々無理な所業と取り払ってしまっていた。
厳寒を迎えて、霜柱に根を引きちぎられた苗を見て、つい親心を出してしまった。


1/29 根は長く9cmポットに複数本移した。寒暖差に翻弄され、生き残ったのは合計4本である。

2/12 室内は日差しを受ければ20℃にも達する。双葉は失われたが、本葉が4〜5枚に生育。

窓際に並べて、その後の生育を見る事になったが、室内温室最低は4℃であった。

一度室内温室の隙間にポットを並べてみたのだが、返ってそれがいけなかった様で
再び、窓際に据え置く様になった。遠目には点の様な緑であるが本葉4枚、寒さを凌ぐ姿である。


庭先の苗床は雪に埋もれたり、霜柱を立てたりを繰り返すの日々である。
地中で双葉を合わせた姿の苗は、再び地上に姿を見せてくれるだろうか?
あと2ヶ月は耐えなくてはなるまい。早すぎてもダメなのだが・・・。
それを感知して発芽するだろうか・・・・?

     「いそぐなと しらせるすべなし とこのなえ」
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本ムラサキ・2022如月の苗

2022-02-05 19:47:49 | 日記
「室内温室、2月如月の苗」
立春を迎えたが、厳寒の日々に変わりはない。
今日も真冬日、最高気温は−1℃ 最低気温−3℃であった。


室内温室内の苗である。6トレー、全120ポットである。何とか全苗、生育中である。
温室内の最低気温は13℃にセット。陽射しの当たる日は温室内は30℃を越える時もある。


これは11月に発芽した苗のトレー。本葉が4〜5枚目の生育過程である。

12月苗のトレーで本葉数は2〜3枚。

1月発芽の苗で双葉から本葉が見え寒気の中、ゆったりの生育ぶりである。
未だに双葉のままの苗もある。やはり最低気温は15°Cに上げた方がいいかも知れない。
双葉の丸く反り返る原因は最低気温を下げた事にあるのかも知れない。


11月発芽の中、大きな双葉を広げたままの苗がある。
漸く本葉の先端を見せ始めたが・・・この先どの様な姿になるのだろう?


11月に発芽した苗の代表。本葉は4〜5枚目に生育。
設定温度を下げたり、上げたりは雑菌の発生によって苗が失われた事による対応であった。
13℃に下げた事でそれは収まったが生育には15℃以上が必要であろう。
給水の間隔、水量、乾燥具合等漸く見当が付いてきたところである。
数は少ないが何とか5月まで・・・・続くかどうか?

「さきよめず ただなえばかり ながめおり」
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする