紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

水無月、閑話休題

2019-06-16 17:34:49 | 園芸
「モミジアオイの発芽」
モミジアオイの花には、ただただ惚れ込んでしまっている。
この種を発芽させたいのだが、なかなか上手くいかない。


モミジアオイの種である。この種を発芽させて見たい。

1房に2列各5粒、1室に10粒。5室で50粒となる。

芙蓉に比べて1粒が大きく、繊毛に包まれてビロード面の魅惑的な種である。

ところが20ポットで1個のみの発芽状況である。
これには挑戦的にならざるをえない。


芙蓉の種を昨年秋に手に入れている。
これはそれ程期待している訳では無い。畑に直接種を播こうと持って行く。
他の作業に手間取って、種の入ったビニール袋は強い日差しに放置された。


開けてビックリ!芙蓉の種の発根である。その後も沢山発根、発芽する。

当然、モミジアオイの種も同様な処置を取る。
数は少ないが、納得である。その後も発根、発芽が続いて反対に困ってる。


自宅庭先には昨年の株元2本から多数の新芽が生育中である。
茎の高さは、約30cm。畑の入り口にも2株が同様に生育中。
畑に持って行くより他ないが、紅1点にして惚れ込める花である。


   「いちぐんを こういってんと たれがみる」
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苺苗の生育、本葉出現

2016-07-09 16:16:31 | 園芸

 「苺苗の本葉」

 発芽から2週間後、苺の双葉に本葉が出て来た。
 

 苺の種は小さい故、発芽苗も小さなものだ。
 その、か細い双葉の先端に本葉が出て来た。
 苺の葉だ。




 まだ室内の育苗セットに置かれたままだ。
 陽射しを求めて,右向け右!




室内鉢植えの紫草、順次白い花が開花中。


 最初の花は2日後に花弁を落としてしまった。
 室内故、受粉作業を細い筆でするつもりだったが間に合わなかった。
 


  「はながちり のびゆくえだに またつぼみ」



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苺種の発芽に挑む

2016-06-26 19:24:25 | 園芸

 名残惜しい苺栽培
 
  苺を栽培して、年々苺畑が広がった。
 大きな実を着けるコツも解った。
 収穫も増え、イチゴジャムまで作ってしまった。

 何よりも、美味しい味であった。
 ブランド名の付いた苺と食べ比べての結果である。

 その畑を手放すことになってしまった。
 苺の実を眺めて、種の発芽を思い立った。

 種は小さくて、扱いは厄介である。
  赤い果肉が付いてくるので、一度乾燥させてから
  湿ったキッチンペーパー上で種を転がし洗う。

 発根には、スチロパールの梱包空容器を利用することにする。




 種は紫草と同じ様に低温保存処理を2週間する。
 必要であったかどうかは不明。対比してみれば良かった。




 キッチンペーパーを湿らせて種を並べ、発根を待つ。
 蓋は無い。蓋をすると種の腐敗や黴が出てしまう心配がある。6/16
 
 時々、乾燥しない様にスプレーで水分補給をする。




 1週間後には小さな根が出たようである。6/22
 2日もすると緑が見える。6/23
 赤い滲みは、苺の果肉が残って出た滲みと思われる。




 ポットを用意して、爪楊枝の先で発根種を移す。
 培土は赤玉土に使い回しの用土を篩った細粒で、20個をセット。



  
 翌日には、小さな発芽の姿をたくさん確認する。



 これからどの様な生育振りを見せる事であろうか。



 陽射しが好きな様だ。小さな双葉が首を伸ばす。


  「とよのかと よもそのめいを わすれまじ」

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水中の発根

2016-05-13 19:31:50 | 園芸

 「水中で発根する紫草」

 水中で発根する話は聞いていたが・・・。
 現実に目にするのは初めての事である。
 
 5/11に低温保存の紫草の種を30粒、水を入れたパック内に沈み込ませる。
 一晩のつもりが二晩になり、その忘れ物を思い出した。




 5/13わずか2日目で、しかも水中で3個も発根している。
 これには、驚きであった。
 低温での保存期間が長く、パックに日が当たった事も一因か。




 トマトの苗を買い求めた。
 種を買って発芽させると多すぎるので、各種のトマト苗を1本買う。
 移植して支柱も立てずにいて、数日後風に揉まれて根元で切れてしまう。

 辺りを捜してみると千切れとんで、乾いてしまった茎を発見。
 ものは試しとビーカーの水に挿して置いた。




 数日後、無理かと思っていた根が出始めた。
 わずか茎の中心部に水気を残した千切れの茎であった。

 細い命が続いたようだ。 
 
 トマト栽培では脇芽を掻くので、その時に使う方法である。
 この方法で1本の苗から必要数の苗を育てている。




 この方法はトマトを栽培し収穫出来る期間が1ヶ月以上も長く続く。



     「おどろきて おいをわすれる ひがつづく」

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苺の生命力

2015-05-04 09:43:06 | 園芸
 《苺の生命力》



今春3月中旬、昨年秋に移植出来なかった苺苗を移植する。数日後、その際置き忘れた苗を発見。既に葉は枯れ、根も干涸びていた。3/19撮影



こんな一片の苗株も拾って畑から家に持ち帰る。

ものは試しと水に浸けて様子を見る事にした。数時間後には水を吸い上げ、小さな葉が緑を見せる。




約3週間後の姿には驚いた。新しい根が出ている。4/9撮影 


根は更に成育中。





これだけ根が成育すれば畑に戻しても大丈夫だろう。4/22撮影



小さな葉も生き生きとした緑である。


畑では既に他の苺は花の時期である。遅まきながらこの近くへ仲間入りをする。4/23



連休前から苺の摘果の時期になった。露地栽培の畑は天候と害虫が何より気掛かりである。既に小さな毛虫で、実が痛んでいるのを発見するが虫が小さ過ぎて取り落とす。

「こしかがめ つかれをこらえ みがいたみ」
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