紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本むラサキ・発芽試料(続2)

2021-03-28 18:53:33 | 日記
「その後の発芽試料、発芽結果」
2021-01-29 19:17:38 | 日記 「雪の下から出て来た発芽試験試料」
矢印線4本が茎からそのまま移した種。発芽は無いものや数粒の発芽に限られた。
手前2線は選別、検査後の種。多数の発芽、種の選別が如何に大事か判明。


苗床は室内へ取り込む予定であった。しかし、室内には置き場が無かった。
やむを得ず庭先に据え置いた。目的は種の発芽の遅速についてであった。


最下部グリーンの線、2本の発芽状況である。
この種は選別後、浮種検査を済ませた種で殆どが発芽している。
選別検査をしないで、発芽が難しいは無いであろう。
遅速はあっても、これだけ発芽すれば苦にすることはない。


霜柱に襲われる。2月1日大寒の最中である。

弥生3月4日、またしても霜柱で種が移動する。
当初の目的からはズレるが、茎から種をそのままの位置で播いた発芽は数粒である。


うっかりしていたが、このまま苗床での生育は困る。
これ以上大きくならない内にポットに移して育苗する事にする。


霜柱の影響であろう、種は深みに落込んだ様だ。茎の部位が長すぎる。3cmもある。

これが最適な茎と根の長さであろう。霜柱にもめげずによく発芽してきた。

   「まちわびて わすれたわりに ひろいめや」
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日本ムラサキ・2021弥生の新芽

2021-03-24 18:50:51 | 日記
「冬囲いを撤収・越冬は如何に?」

昨年11月10日に冬囲いをした。刈り集めた土手の葦(よし)を2〜3層と重ねて春を待つ事にした。
「秋苗の冬越しに備える」2020-11-15 19:37:02 | 薬草・薬用植物
1昨年は何もしなくとも、苗床の秋苗は新芽を出して生育を続けたが昨年の春は全滅であった。
これに懲りて、冬囲いを念入りにした。温暖な地域で栽培している方が、羨ましい限りだ。


開けてびっくり!籾殻から3cmも出ている。新芽の見えない所はどうしたのだろうか?

光は全く届かず、もやしの様な新芽である。2本立の新芽、直射日光を浴びて傷みはしないだろうか?

下段の畑のマルチの新芽は、葦の層が厚く保温効果で新芽の伸びが早かった様だ。

昨年秋の根元の茎が枯れずに残っている。新芽の太さは、今後どの様な生育となるのだろう?

上段の畑の冬囲いである。

上段の畑のマルチの方は、少し葦は薄かったのか光が入って緑が出てきている。

全ての秋苗が新芽を出した訳では無い。
これからの気象条件でたくさん新芽を出して生育する事を願うのみである。
新芽を出さない苗もありそうである。


今朝は霜であったが、明朝の予想最低気温は2℃である。耐えてくれるだろうか?
明日は4月中旬の気象予報である。順調な気象条件の推移を望むばかりである。

  「やれうれし しんめだしたる あきのなえ」





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日本ムラサキ、苗の発送

2021-03-21 19:27:32 | 日記
「雨の日の苗の梱包作業」
雨が降っては畑は休まざるを得ない。注文苗の梱包作業には、お誂の日となった。

毎年、苗の希望者に送り続けているのだが、荷を出してから心配でならない。
昨年の最後には、来年は止めようと考えていたのだが・・・。その時思い付いた方法がある。
ポリのシートの活用方法で有る。この梱包方法を使わないで止めるのも、と注文を受けた。


シートを押さえる方法も同時に浮かんだが、実際に試した事はない。
テープの糊面を反り返らせて、プラダンを乗せて苗の高さを保護する。


唯一、慎重を要する場面だが・・・意外と上手くいく。

プラダンを裏返してみると、テープが上手く着いて少し手を加えてOK。

苗の高さと、シートの押さえが固定できた。
苗は育苗2ヶ月で双葉から本葉2枚が生育中の苗で有る。


最後は、段ボール箱の蓋でV字型に立てた段ボールを押さえて終了。
この梱包で今の所、トラブルは発生してしない。明日最後の3個を発送して苗の販売は終了となる。
小さな箱で、軽い故であろうか昨年までは倒したり、落としたりの事故があったのである。

   「なえおくり ぶじをいのりて げんきでな」

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日本ムラサキ・栽培地2021

2021-03-15 18:47:46 | 日記
「日本ムラサキ栽培・春耕の準備」

耕作放棄地の栽培予定地である。枯れ草の片付けをする。

同じ畑に昨年秋に苗を定植してあるが、越冬出来たかはまだ確認してない。

隣の畑、蘆で囲った秋苗である。これもまだ覗いては無い。

春先の草がアチコチで咲いているのだが、彼岸まではと我慢している。
余程、昨年の冬越しに懲りた心底があるのだろう。


昨年晩秋に苺苗をマルチで定植してある。
そのマルチ止が此れだけ浮き上がっている。霜柱の後である。
苺苗も浮き上がっているので、やり直しである。


中には既に花を咲かせている株もある。徒花である。
もう一度マルチを剥がしてしまった方が楽だったのかも知れない。
判断ミスである。マルチ穴を棒で止めて1株1株埋め直す。
屈み腰での作業は、後々が大変であった。未だに肩の痛みが残る。

   「はるまだき しなののきたの どてのかぜ」
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日本ムラサキ・初めての挿木(枝)の実現

2021-03-05 15:41:27 | 薬草・薬用植物
「温室の出来事(5) 遂に根が出た切り落とし枝」
昨年末以来継続していた挿木(枝)の検証結果が出た。
「温室での冬越しの日本ムラサキ」2020-12-19以後「温室での出来事」として
4回に渡ってレポートしてきた結果である。


最終的には透明な軽量カップに赤玉土を入れて生育結果を待った。

3月に入って、漸く根の先端部を確認。グリーンの円内。

4本の切り落とした本葉の主茎を取り出す。
この茎の先端部の根はまだ根を出してから間もないようだ。


この茎はちょうど良い頃合いの根の生育である。

4本の内1本はまだ根が出ておらず、再び同じセットへ戻す。

これは最も長く根が伸び、外から確認した茎である。
ポットに移して定植時期まで育苗する事になる。


双葉は無いが、既に本葉が5枚目の生育である。
切り落とした茎先の状態から見ると奇跡的な回復である。


因みに、この苗が本葉の主茎を切り落とされた現在の姿である。
株数は増えたが、余り現実的な方法とは言えないかも知れない。

    「つきひへて すてたえださき いのちのね」
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