紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本茜、新芽を確認

2016-03-30 16:49:15 | 茜の栽培

 「2016、日本茜の新芽を確認する」

 先週、庭先の枯れ葉、枯れ枝を片付ける。
 期待した茜の新芽は確認出来ず、咲き誇る水仙を横目で睨む。

 一昨日、深鉢を覗いて、びっくりポン。うっかりしていた。
 鉢は地面と違って温度の回りが早い故であろう。
 この鉢にも日本茜を移植してあった事をすっかり忘れていた。




 ならば、確かめなければ場所がある。街中の管理地だ。
 早速、出掛けて様子を見る。





 昨年、茂に繁り根を掘り出すタイミングを逸した場所である。
 言わずもがな、枯れ枝がそれを物語っている。その中に緑が見える。




 枯れ葉、枯れ枝を片付けると既にたくさんの新芽が出ている。
 不思議にも塀際に多い。枯れ葉、枯れ枝も塀際に集まる。




 うず高い枯れ枝の下で伸びた芽は、茜の根の特徴が出ている。
 地中に入ると根は黄色から橙色に変わり、深くなるに連れて赤黒くなる。



 
 塀際に新芽が多いのは、ブロック塀が熱を伝えるからであろう。
 塀から離れた所にも新芽を見つけるが、小さく見逃す処だった。

    「じきくれば おのずとしれる いのちなり」



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越冬苗の新芽

2016-03-25 21:59:52 | 紫草の栽培

「新芽出揃う」
昨年秋口に発芽した苗は本葉4~5枚まで生育して、冬を迎えた。
本葉は枯れて、室内で冬場を過ごして彼岸を迎えた。



枯葉の下から新芽が出揃う、小さな葉だが根元は太い。



下の写真は<越冬苗>と呼ぶ事にした苗である。
冬場を前に発芽して、温室で厳寒を乗り切った苗である。




発芽時の双葉は傷んでしまったが本葉8枚目が出始める。



新芽は温室の電源を切り、室温下で芽が出るのを待った。
最低気温は5℃、最高気温は20℃。日中の平均気温は15℃である。

「 ふゆのひを たえてしのんで はるぞよき 」
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紫草の苗、整枝に挑戦

2016-03-21 19:40:01 | 紫草の栽培

 「ムラサキの苗、整枝の可能性を探る」

 紫草の苗の双葉から、急伸する主幹が多数出て来る。
 温度か、日差しの当たり方に因ると思われる。今後の生育上バランスが気になる。




 本葉が既に4枚にまで成育中であるが、分枝を期待して切り落とす。
 2/25の事であった。




 待つ事3週間、双葉に残された養分に因ってか兆しをみる。

 待ちに待ったかすかな兆しである。



 それから4日後かすかな期待は、確信に変わる。



この苗は、2本立ちになりそうである。


 
 これからどの様な生育を見せてくれるのか、楽しみでもある。
 再び葉を広げ、茎は立ち上がって来るだろうか。


    「すげかえた くびをながめる ひとのごう」 
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紫草、新芽と発芽の相違

2016-03-16 17:41:51 | 紫草の栽培

 「新芽と発芽の大きな違い」

 1ポットに二つの芽がならぶ。
 いずれ、掘り出して別々に育苗をしなくてはならない。




 大きさの違いが一目瞭然。左が新芽で、右は発芽の芽である。
 左は芽は小さいが既に発芽後5ヶ月の苗の芽である。




 発芽根を掘り始めるとすぐに種の殻が見つかる。
 2週間前に発芽した殻である。




 発芽苗の根元は細く、一方新芽の根元は太い



 更に深く掘って行くと発芽苗の根は糸の様に長く続く。



 痛める事も無く掘り出しに成功、根の部分の長さ6cm。
 ポットの底に達して先端は横に這った様子が見える。
 双葉に本葉1枚が成育中の苗である。




 隣にあった新芽の根である。既に太く赤い紫根が細根を伸ばしている。
 発芽は昨年の9月中旬で、本葉5枚まで広げるが1月頃から葉は枯れてしまった。




 それぞれ1ポットに1本で育苗を続ける事になる。
 発芽苗は双葉に本葉2枚であった。




 花は左の新芽の苗が早く咲くが、長く咲き続ける事を願う。
 秋まで生育を続けると12ヶ月の生育期間で紫根の収穫量に期待が掛かる。


   「めをだせば きたいをせおい ねをのばし」 

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パック内発根止まらず

2016-03-13 21:39:31 | 紫草の栽培

 「発根を中止したパック内、発根続く」

 畑での栽培を諦めたので、これ以上の苗の必要は無くなった。
 それ故パック内発根は中止し、蓋をして放っておいたのだが・・・・・・。

 寒い日が続いて、ストーブを焚き続けの部屋である。
 適温だったのか冷蔵庫で長期保存のパックの発芽が止まらない。
 
 1度止めてから32粒が発根し、冷温にしてパック内発根を中止する。




 一方これは約1ヶ月間の低温保存はピタリと止まり反対に心配になる。



 テッシュペーパーを敷いて霧を吹き、種の数を少なくして再開。
 その2日後に発根が始まった。心配は自分自身にあった。





 しかし、冷蔵庫内で6ヶ月の長期保存となった種の比では無い。
 適温と水分と根気とのバランスであろうか。
 発芽結果を確認出来たので再度中止をする。


  「きをもんで やすらぎのなき かたきたね」
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