goo blog サービス終了のお知らせ 

紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2025・最後の日本ムラサキ栽培

2025-05-27 18:07:15 | 日本ムラサキ栽培
「例年であれば、苗の定植時期なのだが・・・既に活着・・生育中」
昨年9月下旬に発芽試験を兼ねて、古い保存種子や発芽は無理と思われる種子等を列状に、採取間もない新種子も含めの苗床を作った。
結果は予想通りに、新種子の秋苗の発芽を見る事が出来た。
今春早々に冬越しの苗が新芽を出し、予想外に新種子で秋に発芽出来なかった種子が❣️引き続いて地を割ってドット発芽して来た。
その苗床の苗を2ヶ月も早く、定植した苗の現状❣️


草丈3cm 前後の苗、2倍以上の伸びであある。

建物とブロック塀の隙間から強風が吹き込む庭先である。
畑での栽培と同じに遮光ネットで囲み被害を免れ、ネットは収納。


既に蕾を抱える生育振りである。1ヶ月早い成長した姿である。

表庭先の花壇❣️既に分枝も伸びて草丈は75cmを超える。
この生育は、昨年膝を痛め紫根が未収穫のままで、その紫根からの生育である。従ってこの紫根は傷み易く、収穫しても不良品となる。


これも昨年の根からの生育で草丈は特筆のサイズではない。
多分混植の芙蓉に負けて、大きく生育できなかったのであろう。


昨年種子採取の際に、分枝の先端部を壺に挿して根の生育に驚愕❣️
ポットにて育て、後新芽の兆しを確認して鉢に移して白い芽が緑を得ての現状❣️
畝を作り栽培始めたのだが、体力的に農作業は無理と知る。
膝を屈しての作業は辛く、腰掛けても立ち上がりに一苦労⁉️
80歳の壁を身を持って実感。既に81歳5ヶ月。日毎に老化の登り坂❓下り坂❓
このブログ記事入力も、やっとの思いとなってしまった。
多くの方に閲覧頂き驚きで絶句❣️本当に多くの方に興味を持って頂き感謝・感激です❣️
何処かで(Facebook?)お会い出来れば幸いです。皆様のご多幸をお祈りしております❣️

     # トータル閲覧数 826049PV  トータル訪問数 482945UU ❣️ 
 
  「まだかくか いやいやむりと キイボウド」

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2025・蓼藍、圧縮乾燥葉作成 

2025-05-24 19:34:20 | 藍染め
「久し振りの藍染めである」
数年間寝かせて保管していた藍乾燥葉の染色力の確認でもある。
白地のバンダナが残り何枚かあったのも気になっていた。
藍建ては、数年間やっていないので資料を探さないと思いだせない。
乾燥葉300g を使った資料が出て来たので、助かった。


蔵出しの乾燥葉である。数年寝かせる事で、その染色力の強さを実感する事になる。

乾燥葉100g では水1.5Lで3回重ねて、計4.5L の染め液の抽出となった。
藍建の前に灰汁抜きの作業工程があるので、これには時間を要した。


加熱後3時間程放置するとかなり強い灰汁が抜ける。この工程は意味はあるが省略したいと思う。
灰汁抜きの乾燥葉にして商品化する事を思い付く。
圧縮蓼藍乾燥葉は過去「2016-08-16 20:30:15 | 藍染め」をご覧ください。


1回目の染色、染め液から布を引き出すと、この様な黄色く染まった状態で出てくる。


Ph8~11の強アルカリ性の染め液を絞って広げると、空気中の酸素で還元して徐々に青くなる。

染め回数を重ねると段々と濃度が濃く緑色となる。木綿より麻布の方が高濃度となる。
絹地は染色不可。


物干しで乾燥して染色工程は終了となる。
蓼藍の染色力は生葉染めから始まって、古来からの発酵建と多様な染色方法がある。
40年以上も前になるが、京都の「草木染め研究所」で初めて体験した頃は防染糊を使う時代であった。
この糊作りは型染めに必須の材料でもあった。
餅粉と小紋糠の割合が微妙であった。その後、藍全面の染め布から藍を脱色する方法へと変わった。

「あいぞめの へんかしんてん わかれみち」
「参考」

乾燥葉ハイドロ建ての藍染めレシピ

灰汁抜き圧縮藍乾燥葉(1 袋 100g) | 染色工房(くるでーはっと) powered by BASE

 「灰汁抜き藍乾燥葉」(1袋100入り) 蓼藍の”赤茎小千本”の乾燥葉です。染め回数を重ねる事で、お好みのJapan blueを! 藍建ての際、第1液を廃棄します。
この灰汁(ア...

染色工房(くるでーはっと)

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本ムラサキ2025・苗床の片付け

2025-05-17 19:45:58 | 日本ムラサキ栽培
「苗床には、春苗が残っているが片付け時期となる」
秋苗を掘り出した苗床は、掘り返して荒れた状況だが春苗が残っている。
放置状態だが、掘り返した土塊に春苗はしがみ付いて生育中。


この苗床では、秋苗を主に掘り出して定植していた。最初の10本を抜き
不注意で、掘り出した苗をバットに直接並べて直射日光を当ててしまった。
水に浸せば良かったのだが、この苗は活着が悪く後に枯れてしまった。


その後、苗床は春苗が残り、殆ど放置状態で快晴の日々が続いても給水もしなかった。
地を割って発芽の苗で、逞しい生命力には感動❣️残り苗は、ポットに移して生育を待つ事にする。


放置状態の苗床は発泡スチロールの容器である。これは播種をした記憶は無い。
前年2023の残り種子が年を越して発芽して来たと思われる。


これは5、6本であったが共にポットへ移す。

生憎、培養土が不明で有り合わせの培養土で間に合わせる。

苗の定植場所では、活着できなかった苗があるので、そこへの補充用でもある。
その後、遊歩道脇の公園に行って無いが、そこでは場所は空いている筈である。

   「いきるなえ しおれゆくなえ われいかに」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本ムラサキ・花壇への定植

2025-05-10 20:08:16 | 日本ムラサキ栽培
「北国街道に面した表庭・花壇への定植」
昨年より、この花壇での日本ムラサキの栽培を試行したが・・・
中途半端な結果になってしまった。”芙蓉”との混植となり、
日本ムラサキの生育は不首尾に終わった。
膝を痛め、歩行不能の身で全く対応する事も不可能であった。


街道筋に向かっての花壇の現状。既に大きく生育中の1株が目に入る。
これは、昨年の紫根からの生育で暖かな4月の陽気に誘われて、現状となった。


既に蕾を抱え、数日後には開花すると思われる。

左は道路で花壇の端に当たる。6株が似た様な生育状態を見せる。
本葉の生育が異常な形態で今後の生育は疑わしい⁉️


明日にも開花の株もあるが、病み上がりの花かと・・哀れなり。

今春4月膝も回復し、芙蓉の根を抜いて日本ムラサキを定植。ポット苗60個。

ロゼット状態から茎立ち真近と思われる。
給水が必要なのだが腰が重い⁉️ホースを目一杯伸ばして、疲れるばかり⁉️


別角度から最初の株。2年目の健全な姿であるが紫根は・・・❣️
そして我が身は・・・・・⁉️

  「ひびのびる くさをながめて こしたたず」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本ムラサキ・公園デビュー

2025-05-03 18:09:15 | 日本ムラサキ栽培
「”多くの人に目にして頂きたい”と連絡後、公園管理者から承認を得る❣️」
以前、長らく勤務していた大学の近辺で栽培地として目当てにしていた。
療養所跡地へ1980年に新設の短期大学での勤務であった。後 勤務中に4大となっている。
その年3月に近くに転居、長男も小学校へ入学する年であり、共に近辺を散策した。
大学は高台にあり、最寄りの駅への抜け道が林の中にあった。だが細い坂道であった。
自生の”茜”を採取した事もあり”ヒヨドリジョウゴ”の赤い実を見た事も思い出す。
現在は急坂の細い道は遊歩道と表示されて、見晴らしの良い公園となっている。


階段ができ舗装され、白い手すり付きに整備されている。
遊歩道にしては、急登である。学生は別の道で団地に降りて駅に出ていた。


坂の上部は林が残り、林を抜けると看板が目に入った。
2020年盛夏とある。5年前の造成か❓既に退職して6年後の事、45年の空白期間とは・・❣️
看板の文面から”誰でも・・花植え、片付け・・自ら何でも・・ご自由に・・”と理解❣️
この時点で、関係者と連絡をして了解を得る❣️


この様な開かれた場所になっているとは驚きであった❣️
標識ポールスタンドが最上部を意味する様だ。水仙が所狭しと満開である。
とりあえず、持ち合わせた日本ムラサキの種子を播く❣️
苗の定植は、天候の様子を見て後日を期す。


曇り日、翌日は雨の絶好の予報があり。苗の定植5月1日午後に決定❣️
当日5/1 早朝晴れ間であったが午後には、雲が広がる。
現場は枯葉が多く、その片付けをして苗の定植穴を掘る。
小石が多く、やはり崩れない為に整地をしてあるのでは?と思いながら作業。


10個の穴を掘る作業は、畑とは大違いであった。
容易に空くと思えば、ネズミ穴。斜面に膝を付いての作業は大仕事であった。
運んだ苗ポットは20個。同一場所を避け、クローバーの広がりを片づけ各10個とした。
はたして、この様な地で育つだろうかと心配になる。
水仙は見事な花であったが、既に花は無い。
”紫草”は開花すれば、花期は長く晩秋まで4ヶ月も分枝を伸ばし咲き続ける❣️

  「もともとは ののくさにして いきめやも」



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする