紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ・睦月の苗床1ヶ月

2020-01-31 16:27:28 | 薬草・薬用植物
「室内の苗床1ヶ月後の状況」
好調な生育振りを見せる苗床である。温室では無い。従って寒い朝は室温10°C以下となる。
最低気温はこの1ヶ月、平均7°C 最低気温は5°Cである。10°C以上の日はまだ無い。


同じサイズの苗床が2個ある。共に同様な生育状況である。

双葉から本葉を開く苗が多くなってきた。本葉は対生で出て来るが、茎立ち後に間も無く互生となる。

中には茎立ちの苗も出てくる。

本葉3枚目が出始める苗もある。生育の早い苗だ。

双葉を広げた苗の下から発芽して来る苗がある。
発芽時期の相違は何処に有るのだろうか。一因として考られるのは花期が長い事ではなかろうか。
6月に開花して、間も無く結実する種と、10月に開花して結実する種と見分けが出来ない。
真夏に種を採取すると、秋には発芽する。秋の種はその違いを表しているのだろう。
ムラサキの花は分枝が生育し続ければ、蕾を抱き開花を続ける珍しい野草である。

   「なえどこで しのぎをけずる かたきたね」

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日本ムラサキ・双葉の威力

2020-01-26 19:36:34 | 薬草・薬用植物
「双葉(子葉)の底力を見る」
苗床で沢山の苗が発芽している。既に双葉が大きく開いた下からの発芽もある。
丁寧な播種を心掛けなかった故でもある。それ故か、双葉は開いたが根のない苗があるのには驚いた。


この苗はポットに移して今後の生育を見る事にする。1ヶ月後には多分長い根を伸ばしている事だろう。

通常、発芽時には根は3〜5cmも長く伸びている。

これは、種が地上部に出ていて根が折れ曲がって生育して双葉が開いたと思われる。

テッシュペーパーで長い根を包んで、双葉の向きを矯正する。

12月29日のメモがあるポットから苗を取り出して見た。根無し双葉の前例結果である。
本来なら捨てるのだが、結果を見たかった。双葉が開いた意味が隠れている筈である。
2本に分かれて生育を始めた根、僅かだが生育点を見せ始めた根、すっかり長い根を伸ばし始めた根である。
双葉(子葉)に依る生育結果である。よくぞ、ここまで生きながらえた物である。
畑で11月まで、更に長い生育の道のりである。


同じ苗床が2個ある。ポットに移して育苗すべきなのだが、スペースが無い。
早く畑に持って行きたいのだが、当地での定植は6月近くである。困惑する事、頻りである。

   「よろこんで あとさきみずに したりがお」


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日本ムラサキ・室内の苗床

2020-01-18 19:38:11 | 薬草・薬用植物
「その後の室内苗床」
室内に苗床がある。予定していなかった苗床である。
廃棄する種が発芽する事に気付いて、急遽準備した苗床である。新年の元旦に種を播いた。


発芽が始まってから2週間になる。捨てるつもりで種を播いた。

使い廻しの容器の発芽状況、これ程発芽するとは!

容器は足りないと新しく購入した容器の発芽状況、左隅は発根種で予想した発芽

種は重なる様落ちた。50%の発芽を想定。見るに見兼ねてポットに移す。

根は既に5cm程もある。ポット4個に移してみたが、どうなるだろう。

続々と発芽が続く事を考えると、頭の中は大混乱である。
しかも、これから2〜5月までの育苗状況はどうしたらいいのか?
自分が播いた種には違いないが・・・。13個のトレイは満杯で、既に棚を埋めている。ポットに移す事は出来ない。

    「まいたたね いんがはめぐる おいのひび」
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日本ムラサキ・畑の苗床

2020-01-17 19:00:25 | 薬草・薬用植物
「恐れていた被害、獣の正体?」
畑に行く天気ではない。しかし、出掛けて見る必要性があった。この時期、雪が無い。
昨年も雪は少なく、1月の雪をタンクに入れて水不足の時期を補った。今年、その雪はまだ来ない。


雪の下になっている筈の苗床に、引っ掻き穴が開いている。

別の苗床にも、こちらは2回目である。特に被害は無かった。何者であろう?痕跡はない。防護の棚の上からであろうか。

こちらは、苗が1本抜き出されていた。昨夜ではなく、数日前らしい。
元に埋め戻して見るが、再生は難しいだろう。


秋苗は地上部が枯れている。

この苗は、まだ地上部が枯れたばかりの様子である。暖かい冬を象徴している。

痕跡を見つける! 畑の最南端に焼却灰がある。その上を踏んで畑を出た痕である。
柔らかく深い所を忍んで歩いた形跡である。秋遅くに、睨み合った大きな野良猫を思い出した。
狸や狐はこの頃見かけない。猪の噂は聞くがその痕跡は見かけない。
獲物の野ネズミは多い、確かに狙った場所には巣穴があると思われる。トンネルを見つけたが埋め戻され、殺鼠剤も押し出されている。
野良猫との邂逅は昼間、こちらは呆気に取られて何故と、茫然であった。やはり野良猫で生きていたのだろうか。

   「ゆきのなき はたけをあるき はるはるか」 

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日本ムラサキ・苗床の双葉

2020-01-10 19:42:30 | 薬草・薬用植物
「順調な発芽模様となって来た」
この時期、例年は雪に被われている当地である。
雪は積もる事は積もったが雨が来て消えてしまった。珍しく 暖かくはないが、寒くもない。


新しい容器の発芽模様である。 

室内、南側に設置の新苗床は順調な発芽が続き双葉を開く芽も出て来た。

古い容器の苗床はポツポツという処。種を播いた面は凹凸があり、深い処に種が落ち込んだ違いと見ている。

ポットで育苗中の苗の様子。給水が難しい。水は控え目が良いのだがうっかり多過ぎると大変な事になる。赤玉土の大きな粒を置いて水分の吸収をして対応する。

救急処置が間に合った苗。

気付く事が出来なかった。双葉が傷んできた。湿気に弱いのが大きな弱点である。

  「そだつなえ となりのなえを あわれむや」
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