紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

紫草栽培地の副産物

2021-08-28 19:25:48 | 日記
「日本ムラサキの種採取とスイカ、トマト等の副産物を収穫」
日本ムラサキ栽培地のトマト、ナス、キュウリ、スイカの収穫に多忙となった。

スイカの種の発芽率は100%であった。1箇所に3粒、20箇所近く播く。
スイカの取り時が難しい。叩いた音を頼りにまだ早そうと、まだまだが続く。
このスイカは最大級であった。4.5kgは待ちに待った結果であろう。
半分はジュースにして飲んでみた。暑さも暑し、冷えたスイカで涼をとる。


トマト、桃太郎である。大きなトマトが連日10個以上も取れる。
トマトは熱する事で養分吸収が良いと聞き、ジュースにする。連日のジュース作りに根をあげてしまう。
トマトの枝は、切れば切るほど繁茂して手が付けられなくなってしまった。


日本ムラサキの種子採取。分枝の先端部、葉は緑が濃いのだが種は黒色となる。
収穫サインと見て長短15本の分枝を切り取る。


ビニール袋に保存、翌日種を広いバットの上で種を落とす。
細い萼片と種だけがバットに落ちる。葉を乾燥させてしまうと、種のみを選別する作業は大変である。


前年度までの紫草栽培スペース、草が伸び放題であった。
愛用の刈り払い機を使用して、草をまとめる。来年の日本ムラサキ栽培予定地とする。
枯らした草は時期を見て畝の下になる様に鋤き混む予定である。

   「暑き夏 トマトとスイカ 身を救い」
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日本ムラサキ・2021、秋苗準備

2021-08-21 16:38:16 | 日記
「昨年2020産の種子の発芽検証」
1昨年の種の保管は、杜撰であった。多くの希望者があり、その注文に応じた。
残り少なくなって、秋苗用に別のケースに保管していた。そのケースが判らない。ケースはあるが空ケースばかり。
春先までは、記憶していたのだが・・・・? 記憶は、メモをつけても意味が分からない!


やっと出て来たケースの幾つかの袋、どの様な区分けだったのか不明。
それぞれ発芽の可能性を見極める必要がある。ノートには8/16に苗床に播種とあり、翌日低温処理忘れるとメモがある。
しかし、写真で確認すると苗床一杯に発芽の結果が出ている。元々、全ての種は1度処理済みだったのだ。
さて、どうしようかと戸惑う。氷温で1、2週間の保存処理をしてから播種をしてみることにする。
ブログでは2020/9/12 に苗床が紹介してあった。経緯は記録して無い。


中央部分沢山の種を8月初旬に播いたのだが3個の発芽を見ただけで変化なし。
手前空いた箇所に別の袋の種を週遅れで播種。この種は別の新しい苗床に主に播いてある。


新にケースを用意して袋の違う種を播く。2列、3列中央部にはまた違う袋の種を蒔く予定。

この袋の種は廃棄すべき袋の種だったかも知れない。水に浸けて五日目、緑色の種が見える。

物は試しである。発芽する種もあれば、しない種もある選別の種で残したのかも知れない。

1週間で発芽する。現在30粒の内10個が発芽。中央部分の1列で続きは週遅れで川砂で埋めてある。
今の所発芽を確認できは袋は1袋のみである。もう2袋あるがこれは早々に播いてしまう予定。
発芽を確認できると、その後の事を準備しなくてはならない。
そろそろ、畑は大変になって来たので引き時かとも考えていたが・・・・。

    「ものわすれ われをもわすれ ときがたち」





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日本ムラサキ、2021・種子の採取

2021-08-14 19:37:14 | 日記
「採取種の目安と見極め」
日本ムラサキの生育が進んで、沢山の種子の確認ができたら翌年度用の種を取り集めなくてはならない。
これは、紫根収穫の直前に当たるのだが生育状態がマチマチである場合の対処法である。


分枝の長さは30〜40cm、互生の葉は10数枚、その脇に種が1〜4粒着いている。
葉は緑を保ち、種子の熟成を待っている状態と思われる。


先端部には花も蕾も無い。しかし茎はまだ緑を保っているのでもう少し様子を見る事にする。

茎の葉は黄変して、葉の先端部が傷み始めている。種は薄茶色であるが複数の種が反り返っている。
この状態では種子の完熟を期待せざるを得ない。こうした茎の分枝を切り集める。


5弁の萼片の中に2粒の完熟種子。乾燥後は淡灰色で硬い琺瑯質となる。選別過程で最後まで残る種となる。

取り集めは大きなビニール袋が都合が良い。畑で落とした種は、行方不明となるので要注意です。
どちらかと言えば枯れたり、傷んだ枝が多い。紫根は余り期待出来ないので、種を少しでも得たい故である。


ビニール袋に入れて1〜2日間置いて、1枝毎種を押さえてバットに種を落とす。
枝をしごいて落とすと早いが、枯葉の中に種が入ったり分別が厄介である。

萼はゴミとして種と共に入るので萼片を寄せ集めて、種子のみを残す。
この段階で、種子の選別もする。小さな種、割れたり虫害の種、音もしないで転がる種は萼片と一緒に捨てる。
残された種は紙コップ等に入れて、後日採取の種もそこへ一緒にして乾燥保管する。
少しずつですが纏まったら、水を入れて浮種検査をする。乾燥期間は2週間以上です。
昨年は、このお盆の終わりには、秋苗用に苗床に播種をしている。

     「ころころと ころがるおとに みいりあり」
     「おともなく ころがるたねに くびかしげ」


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日本ムラサキ・2021葉月

2021-08-08 19:05:34 | 日記
「No.1ブロックの生育状況」
モミジアオイの開花が始まった。
モミジアオイは「フヨウ」と同じに「あふひ(アオイ)科」に属する鑑賞品種である。
畑の入り口の隅に栽培して、3年目となる。昨年から芙蓉を加えて開花期を迎えた。
芙蓉は株数が増え、開花も早く多数が咲き乱れている処に紅1点「モミジアオイ」が咲き始めた。


南面、谷側に向かい深い緑の木立を背景に撮影。谷下を小川が流れている。

北面、大きな土手と夏空を背景に撮影。土手は段丘で上は平な農地が広がっている。
芙蓉の種を入手した経緯は1昨年初冬、土手上の花畑で芙蓉の枯れ枝を見つけ、数個を拾ったものである。
昨年直ぐ発芽して見事な花を見た。それが数を増して今年は乱舞状態となった。


No1. ブロックの根元である。太くしっかりした茎だ。定植時爪楊枝程の根に細い絹糸の様な紅い根が無数絡み合っていた。
今は、その根を整えて主根が深く生育していると思われる。その期間が長かった。それが出来ずに消えた苗も多かった。
本葉の脇から分枝が伸びている。間も無く隣の茎と競う様に分枝が増えるだろう。


開花期を迎え、暑さをモノともせずに日毎に生育をしている。草取りで取り残した小さな草がある。
花が咲くと「ムラサキサギゴケ」であると判明。ムラサキにあやかって共に育てる事にする。


「ムラサキサギゴケ」はゴマノハグサ科に属する多年生草本である。
学名「Mazus storonifer Makino」とあり、牧野富太郎自らが学名を付したのではと思われる。牧野植物図鑑(北隆鑑1953)参考
日本ムラサキが定植後消えた場所に芽を出して、花を着け始めた。根も浅く苦にならないので下草として育てている。
暑い日が続き、雨も無い。2時間程畑のアチコチを見て作業をすると汗びっしょりとなる。
この中で緑鮮やかに生育する日本ムラサキには惚れ惚れとする。

  「ムラサキに ほれにほれこみ あすがくる」
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黄変の日本ムラサキ・その後

2021-08-03 15:44:40 | 日記
「葉が黄変したムラサキ、危機を出する」
ムラサキの葉が黄変するのを原因不明として、放っていたのだが原因に気付いて急遽対策を講じる。
黒マルチの撤去である。対策は功を奏した様である。


翌々日の午後には先端部に緑が戻った。
ビニールマルチは越冬には好都合であったが、この時期高熱で湿気を含みすぎる様である。


この表土は、多くの雑草が芽を出すのでマルチは蘆をカットして草マルチをする。

籾殻の残りが出て来たので併用する。この方が楽であるが残りは少しである。

黄変した葉は先端部から緑が戻って来る。光合成で小さな葉が先に回復するのだろうか?

1日経過すると広い葉も緑を増してきた様である。
8月葉月を迎えて暑さは最高気温36°Cに達する。この先の天気予報は同様な高温続きである。
暑さには、強い植物なので心配していないがで先端部が萎れる茎が出てくる。これも原因不明である。
一度萎れたら、水分補給は間に合わない。遮光ネットで調整できれば良いだが中々上手い工夫は思い付かない。

  「老いた脳 右往左往で 手遅れに」
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