紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ、発芽への兆し

2019-02-19 15:52:26 | 日記
「日本ムラサキ、発根から発芽へ」
ムラサキの種は発芽するまでに、既に2〜3cmの根が生育している。
この事に気付いたのはいつ頃の事であったろうか。
現在の苗床では、播種された状態は種がむき出しで転がっている。

苗床からポツポツと緑の発芽姿を見る事がなくなってしまった。
いつ発芽してくるかと、待ち望む楽しみを失った様なものだ。


これが室内に於ける苗床である。
5〜7日間後に種が割れ白い根を出し始める。発芽への兆しである。
楽しみと期待は、この根の生育である。


種の先端部にわずかな白い点を見出すと翌日には数ミリに生育する。
この頃、育苗ポットに根を差す様に移す。


3日目頃に気付くと1cm近くにまでなっている。
根の先端部に膨れている箇所がある。これは放射状に繊毛が開いた痕跡である。
この繊毛によって苗床の土を捉え、硬い殻を着けて地上に芽を出すのである。


発根した種を育苗ポットに移して1週間後には、発芽姿を見せる。
この状態で双葉から本葉が生育して行くと根の負担は少ない。

この事を栽培方法と結びつけると
苗床、育苗、定植を一つに出来る事に気付いた。
定植作業の手間と労力、何より根への負担軽減である。
さて、雪から雨の日になり畑作業の日が近い。
この栽培方法を具体化するには早速、知恵を絞る必要がある。
  
     「おいたみで はたけにくわを からげんき」
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日本ムラサキ、冷凍保存種その後

2019-02-11 16:33:51 | 日記
「発芽処理方法に新手法」
春先、日本ムラサキの苗を希望する方がいるので逆算して2月の発芽を試みる事にする。
同時に短期間で手間いらずの発芽処理方法として、冷凍保存種の発根確証の機会とした。


種の入ったビニール袋に水を入れ冷凍庫に保管5日間、冷凍保存処理方法である。

その後コップへ移して室温で2日間水中保管する。
発根前には多量の水分が不可欠である事が判明している。


発根試験をスタートする。赤玉土に充分な水を含ませる。
種の上に土は載せない。根が出る事を確認すれば良いからである。

弁当箱サイズのパックを利用して水は赤玉土の高さまで入れてある。
この水分が保温の役目をしている面も多少ある。室内の朝の最低気温は連日5℃以下になる。
冷凍保存種は左サイド太い矢印の左の種である。


2/5 中央部の種が早々と根を出してくる。
セットしてから10日後である。日を追う毎に多くなる。
冷凍保存種は変化がなく、別のパックで2粒の発根を見ているが偶然かと首を傾げる。


2/10、11で56粒、ポットの用意が間に合わない。
3週間の低温保存処理の種である。種の数も多い故でもある。


爪楊枝で穴を開け、根をそっと差し込んでやる。

冷凍保存種がついに発根してきた。
発芽処理の異なる種を並べたこのパック内の発根は確証とも言える。
上部矢印の上の種である。5粒の発根を確認する。
さすが冷凍庫に2ヶ月も置き忘れた種からの発根はないが、4〜5日の冷凍保存で発芽処理ができそうである。
ひょっとして2〜3日の冷凍保存で発芽へのきっかけを持つのかも知れない。

   「なにゆえの おいかけっこか われしらず」
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日本ムラサキ、室内育苗

2019-02-07 20:01:39 | 日記
「寒さに強いムラサキ」
眼医者に行って来た。
老化によるドライアイ症状との診断であった。
僅かに白内障も始まっていますねと付け加えられた。
しかし、眼球そのものは年齢よりいいですよと言われた。
上を見て、ぼんやりしていると医者は褒めているのですよと念を押して言う。

なによりもメガネの度数が合っていない事が不都合でしょうと心配事を変えて来た。
これは、確かな事であった。
置き忘れて出て来ないメガネを諦めて、数年前に使っていたメガネを取り出して半年近くになる。

眼医者の処方箋を持ってメガネ屋に行く事が順序と、初めて聞かされた。
後日メガネ屋で処方箋を出すと、店員は一言もありませんと言う。
しかし、少し高いメガネを買うことになってしまった。


冷凍庫で発芽処理済みの種、発根1粒あり。上から3行4列目の1粒。
これには驚いた‼️僅か1粒では、なんとも言えないのだが?

冒頭の写真
室内育苗、最低気温0℃を凌いで生育中である。
1月下旬から発芽した苗である。急成長は無くじっくり生育と言う状況である。
温室無しで3℃以下の気温に耐えて生育するムラサキには驚きでもある。

「めぐすりを🧿さしつさしつつ🧿とうこうし」
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