紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

日本ムラサキ2023・3月弥生の生育(続2)

2023-03-25 21:05:50 | 日本ムラサキ栽培
「続・冷凍庫保存種子の発根・発芽状況」
その後も発根が続くので、つい後追いをしってしまった。

2粒発根

3粒発根

2粒発根

この状態で発根ストップ残16粒。58粒の内、総計42粒の発根結果となる。72%に達した。

全てが発芽して生育中。

早い発芽は既に双葉を開いて生育中。苗ポット数が多くなってしまう。

困った事に、紙コップの廃棄種からも根が出てきた。
お試しに、スプレーで水を差したのが原因。
これ以上の苗の必要性はないので、サービス苗として秋苗ポットの隅に伏せる事にする。
只今、苗を予約販売中。日本ムラサキの花を楽しみ方はどうぞ下記ショップへ

染色工房(くるでーはっと) powered by BASE
 
 「ゆきばなく やめたはたけに なえもどし」
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日本ムラサキ2023・3月弥生の生育(続)

2023-03-18 20:54:52 | 日本ムラサキ栽培
「冷凍庫保存種子の発根・発芽状況」
意外な展開になって、驚いております。
冷凍庫の棚にて放置されていた種子は日増しに発根が続きます。


3/12,13 2粒・発根 計3個目(青いマーカーは発根済み、種子はポットへ)

3/14,15 10粒・発根 計13個目

3/16, 10粒 ・発根 計23個目

3/17, 6粒・発根 計29個目

3/18, 6粒・発根 計35個目、総数は58粒、発根率60%継続中となった。

発根種をポットへ。根の先端部が鋭く、土深く伸長する。

先週、最初に発根した種子の発芽である。
今後も発根種数は増えると思われるが、数を追うのは中止。
種子の保管は冷凍庫でも問題ないことが確認できた。

    「ねはでるか くろきふたして ひあたりに」
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日本ムラサキ2023・3月弥生の生育

2023-03-11 21:32:41 | 日本ムラサキ栽培
「秋苗と春苗の分かれ道?」
秋と春は、その間に冬があるので播種時期で間違うことはない。
但し、温室と言う季節飛ばしの設備を使うと種子はどうなるだろう?


1月新年の発芽苗、その後である。既に茎立ちをして本葉6枚が対生で生育中。
次第に互生となって生育する。


初冬と晩秋は引き続きの季節なので、この間に播種をした種は秋苗として生育する。
温室内では初冬と新春の区別は種にとって迷いがあるのだろうか。
1日違いで春苗の生育となってしまった。


全て秋苗である。発芽は1月中・下旬が多かった。80本、内(並)種子多し。

春苗である。20本。(並)種子100粒内の種子

本葉2枚が生育を始める。

発芽日は同じなのだが・・・本葉が生育を始めたばかりだ。

再び発芽を試みる事となった。
58+1粒(小粒)である。きっかけは冷凍庫に保管して忘れてしまった種である。
引っ越しで冷凍庫の棚の底は見落としてしまった。
種の保管は冷凍庫だったので、発芽が悪かったと言う方の声が残っていた故でもある。
奇しくも、その種子は軒先の基礎際で生育した1本から採取した種子。
ほとんど水気の無い場所で生育した紫草から58+1個も採取した。
次週のテーマと思っていたのだが、写真を見て驚いた。
3日前にセットしたばかりで、マサカ発根しているとは、驚きだった。

   「みっかたち はやくもうごく はるのたね」
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日本ムラサキの生育2023・3月弥生

2023-03-04 21:11:15 | 日本ムラサキ栽培
「気になる生育の行方、ロゼット状態からの脱出はいつ?」
茎立ちはいつか?100本程の苗を育苗中である。最も早く発芽した苗は昨年12月中下旬に20本。
新年を迎えて1月に発芽した苗は60本、最近2月は20本。その内、茎立ちの苗は2本のみである。些か気になる。


1/12、1/19 発根後に発芽の苗であった。両日共にかなり多くのポットへ発根種を移している。
同条件の苗は多いのだが、ロゼっト状態からの脱出はこの2本のみである。


ロゼっト状態とは?
『秋に発芽して春に咲く多年草や越年草が、冬越しのために、冬の根生葉だけの形態をロゼットと言います』


『茎をつくるためのエネルギーが節約でき、そのエネルギーを葉や根に回して、
光合成によるエネルギーを、子孫を残す栄養補給をしている』
『植物のロゼットは、バラの花の形を現す言葉だそうです』
「ロゼットとは」今さら聞けな~い!花や植物の話! - 花と写真に興味、わからない!教えて!

現状の育苗状態は、心配する事なく、最高の育苗状態と判断して良いようだ。
良き苗が育ったとは言え、自らが畑で育てる事は・・・老体故に難しそうだ。
興味のある方に譲るより外ないが・・・・引き受ける方はいるだろうか。


少々、こだわる様だが仕切り直しの種子の発根である。(並)100粒の発芽率は80%になる。
残り種の内2粒が発根し、ポットへ移した。


28粒が未発芽で、停滞してしまった種子である。8粒が発芽する処まで辿り着いた。

青いマーカーの発芽状況。発芽が難しいと言う通説は消えることになる。
50〜40%未満、或いは30〜20%であればかなり難しいとも言えるのだが・・・・。

この残り種の発芽後の生育も気になる。つまり上記のような「ロゼット状態」での生育とは異なるのではないかと思われる。
所謂、「春苗」としての生育過程を辿るのではないかと思われる。
2〜3月の発芽では日も長くなり・・・さて、1ヶ月後が楽しみである。

「よきなえを ひとにゆだねて かたかるし」
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