紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

休眠中に、ラッキーポット

2016-01-29 20:04:36 | 紫草の栽培

  「休眠中のムラサキのポットに発芽」

  本葉が4~5枚でロゼットに近い状態で休眠期に入った苗がある。
  本葉は枯れて見る影も無いが、そのポットの際に双葉が開き始めた。




  殻の帽子を載せて小さな双葉が顔を出す。
  用土の中に紛れ込んだ前、前年の種かも知れない。

  ついでに、休眠中の苗の根元を掘って調べてみた。
  将に休眠中の実態を確認して納得する。




  春の気配を感じ取って伸びる、新芽が隠れていたのだ。
  しかも、それは元の茎をしのぐ、かなり大きな新芽だ。
  再び用土で覆って、春の訪れを待つ事にする。





  元旦発芽の苗、4ポットで本葉2枚の間に次の本葉の成長点が出て来る。




  先行する4個の苗の内、これは姿が最も良い。


    「なえをめで なえにみほれて むつきおえ」
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紫草苗、本葉の急生育を懸念

2016-01-24 16:59:40 | 紫草の栽培

 「ムラサキ苗、本葉が頸長で急生育」

  正月元旦に発芽した双葉から本葉が生育し始めたが・・・・。
  茎が急生育して本葉の広がりが見えない。
  苗の生育状態としてはアンバランスでしっかりした成長とは云い難い。



  双葉の次に本葉が双葉よりも大きく生育しなくてはならないのだが・・・。
  この原因は何処にあるのだろうか。
  苗の生育には日差しも必要である。
  
  しかし、この日差しは小さな温室内の気温を一気に上昇させる。
  双葉が出てから温度20℃を越える日差しになった事を思い出した。

  小さな温室で、このコントロールは難しい。
  発芽間もない時点で、20℃を越える気温は成長点に影響を与えた様だ。



  この苗は、昨年10/30に発芽した苗である。
  寒冷に向かう時期の発芽苗は生育とともに本葉はロゼット状になる。

  
  
  本葉は4~5枚になっている。同じ苗が40本平均されて成育中である。
  同じ温室内にあるが、この形態は20℃以上になっても変わらない。




 成長点の見えなかった発芽苗である。



  元旦に遅れること3~4日の2本の苗にも成長点が出て来た。
  頸長の生育を懸念して温室内から発泡スチロールの容器に移す。
  
  これも、寒気が強くなって来たので危険だが・・・・。


   「としかわり はるのせいいく くびがのび」



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紫草苗、生育21日目

2016-01-21 19:48:47 | 紫草の栽培

  「発芽後3週間目に入る」


  発芽日の数日の違いが大きな違いとして出て来た。
  最低気温15℃に設定。



  双葉に本葉が2枚開き始めている。一番生育の早い苗で同様の苗が3本。




  双葉に本葉1枚が姿を見せる。同様の苗が2本。




  双葉から本葉が伸び始める。同様の苗が2本。




  双葉の間に本葉の成長点が大きくなる。


  双葉は大きく伸びたが、まだ本葉の成長点が出て来ない。
  最年少の苗で2本ある。

   「いやはやし てんがひろがり すがたみせ」



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紫草の種、氷点下に!

2016-01-17 20:30:38 | 紫草の栽培

  「低温発芽処理を露地にて実施」

 ポットに紫草の種を播いて、雪中での低温処理を計画。
 夜半から雪の予報あり、庭先の露地にケース内に並べたポットを設置する。




 天気予報は外れて、氷点下5.0℃でとてつもない霜柱が立つ。
 例の茜のプランターである。この庭に低温処理の種を播いたポットを置いたのだ。




  種を播いたポット、用土がポットの上に伸び出てしまった。
  種が凍った用土の隙間に見える。霜柱は無かったが・・・・。
  
  用土が凍み上がってしまった。種への影響は無いであろうか?




  低温処理の温度は0~1℃と聞いている。条件が合わない事になる。
  自然条件下では、良くある事であろうが、些か心配でもある。
  ポット入りの種は自然とは云えない。
  
  種の上に枯れ葉が重なって残り、適温の発芽条件を保っていたのかも知れない。
  種属を生きながらえ保たせた、自然の摂理に支えられていたのであろう。

  根雪を待ってから、設置すべきであった。
  
  天気予報を余りにも当てにしてしまった。
  種を播いた日の午後は、雪がちらほら舞い出してきて急いで作業を終えたのだったが・・・。
  
  準備万端との思いが、てっきり雪を当てにしてしまった。


     「このさむさ むらさきのみに しみいりぬ」

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紫草の発芽苗、本葉の生長点

2016-01-15 22:28:25 | 紫草の栽培

「本葉の生長点、2週間目に見える」

  元旦に発芽した苗である。
  双葉が開いてから10日~2週間ほどを要する。




10個のうち、まだ半分くらいは生長点が見えない。




  本葉 の 生長は日毎に 増していく
  2016年1月1日の発芽は、生育の区切りを見極めるためには好都合である 。






     「このなえと   またひととせを  いきめやも」
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