紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

大地の華

2015-12-31 19:04:51 | 茜の栽培

  「地の華」霜柱の事である

 霜柱の事を「地の華」と表現したのは誰であったろうか?


厳しく冷え込む朝が続いた。
日陰のプランターには前日の霜柱を持ち上げて2段仕立ての霜柱が出来る。

日本茜を育てていたプランターである。茜の根はこの下に休眠中である。
雪が来るとこうした現象は目にする事はできない。



香草、セージは厚い霜を受けるが葉の輪郭を際立たせて、厳しい霜を受け流してしまった。
寒さには滅法強い。驚くばかりだ。紫草も霜には簡単には負けない。



このポットは厳しい寒気の前に室内に取り込んだものだが、ムラサキの種が数個播いてある。

12/25はその日のメモで、もう少し前12/20頃に取り込む筈であったが忘れてしまった。

思いは、新年早々の発芽を見たかったのだが・・・。
確か2つの内どちらかに、浮種を試しに播いて見たものの、期待出来ない思いが強くなって忘れてしまった様である。

元旦には難しいが、どちらからか新年、2016年の紫草の発芽が見れたらと思うが・・・・・。
12/31 その兆しは見つからない。


 「ちのはなの せんれいうけて ねるあかね」




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紫草の双葉、ラッキーポット?

2015-12-23 19:44:34 | ムラサキの栽培

 クリスマスプレゼントに紫草の双葉が開く
       既に育苗中のポットに、もう1つの苗が発芽!


ラッキーポットと名称を付す事にした。
既に発根した種を伏せる種蒔きの際に、普通の種を忍ばせて置くと何時の日かこうしたことが起きるわけである。




既に本葉が5枚に成育中のポット、小さな紫草の発芽が双葉を広げて移植を待っている。


爪楊枝で用土を掘っていくが、種はかなり深い所にあったのか根は長く、大きな赤玉土が出て来る。
注意深く掘り進めて行くと、種の殻を発見。種はこの辺りにあった様だ。



こんなに深い所からでは、殻を帽子に発芽出来る訳が無い。
良くぞ、この深みから発芽してくれたものと、驚きと嬉しさがあるが、この発芽の条件は不可思議でならない。12月である。



やっとの事で根を痛める事も無く、双葉の苗を掘り出す。
ポット全部を取り出しても良かったのだが、宿主の5枚葉の苗に遠慮した。



用土を入れて準備しておいたポットに双葉の苗を移植する。


肩身の狭かった育苗ポットから一人住まいのポットへ独立。

  「いそうろう しおどきをみて ひとりだち」
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紫草苗枯れる?異変?

2015-12-21 14:21:28 | ムラサキの栽培

  紫草の苗の葉先が枯れ始める

 元気な紫草の苗の中に5ポット、本葉の先端が変色し始めて、その進行が日々進んでいる。

共に9月に発芽して本葉は4~6枚に成育中である。



水分補給や日差しの事が気になったが、気温は5℃近くまで下がっている事が原因と推察。




確認のために9/10の黄色いメモのある、わずかに1枚の葉になってしまったポットの苗の根元を掘ってみた。双葉は枯れて既になく、その位置近くに白い点が見え始める。

赤い根が見え始め、白い点は春になって気温が上昇すれば出て来る芽の先端であった。
根は生きていて、紫草は休眠期に入ったと確認出来た。



他のポットも多分同じ状況かと、あえて確認はしなかった。
こうした苗は更に増えるだろうが、本葉が少ない苗は休眠が出来る根を持っているか心配になる。

それを知る事も今時、紫草の苗を育てている理由でもある。



 「はがかれて よもやとおもい とまどうめ」
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12月師走の紫草

2015-12-19 18:56:00 | ムラサキの栽培

  師走の紫草(日本ムラサキ)

昨年の、この日は真冬日に近かった。最高気温は1℃、最低気温はー5℃であった。既に積雪は30cmを越えて、ムラサキの種は、この雪の下に保管し低温発芽処理に入った。
今年はまだ積雪とはならない。今朝も雪は散らつくが晴れの天気となった。



秋口9、10月に発芽した苗である。室内に置いて育苗中、室内の最低気温は10℃を切り7℃まで下がって来た。
サッシ越しの日差しを受けて元気である。この気温だと皆ロゼット状で本葉の数は5~6枚になるが茎は伸長しない。
写真中央真下メモ10/8のポットに注目。小さな芽を確認する。




12月に入って水分補給でポットの下から水を吸い上げさせ、たっぷりの水分補給をしてみた。
その後1週間水分補給なしで過ごし、特に問題はなかった。反対にこのポットから紫草の新芽を得た。もしやと潜ませた種がこうした、たっぷりの水分補給を得て発芽する。

 露地栽培の秋植えの苗である。根元を掘って見ると、小さな芽を持っていた。多くは茎が枯れて地上部はカットしてある。間もなく葉の色から見ても枯れ葉になる。 





この苗は地上部は枯れてカットしたのだが、地中にあるべき春先の芽が伸び出て来てしまった。



 「ふゆがきて ゆくすえしらぬ とおきはる」
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紫草発芽検証2015.10~12(続報10)

2015-12-07 20:04:42 | ムラサキの栽培

 検証苗のその後 発芽後1ヶ月目

10月末から11月初旬に発芽して、最後は確か11/16の発芽であった。発芽後1ヶ月の現状の生育状況である。


双葉から本葉3枚目(5個)が生育をはじめる。


発芽日は同じだが、その後の生育にわずかな違いがある。
暖かな日差しに、小さな育苗ポットはすぐ乾き、水分補給に忙しくなる。

一度ポットの下から水を吸い上げさせてたっぷりの水分補給をしてみた。
1週間水分補給なしで過ごし、痛んだ苗も無かった。

幼苗は水分不足で枯れる苗が出てくるので水を切らさない事が肝要か。

  「あたたかき ふゆのはじめに なえわらい」
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