紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

茜とムラサキの共存(2)

2015-08-30 20:31:05 | 茜の栽培

 茜のプランターに紫草の発芽

毎月ごとにムラサキの発芽を楽しんでいるが、さすが8月はパックの種の発芽も少なく時期外れの所為かと思っていたが必ずしもそうではない事が判明した。
なんと茜のプランターに紫草(日本ムラサキ)の発芽を確認したのである。



8/3 雑草に隠れてしまった畑の茜を掘り出した。春先掘り出せなかったもので、気になって仕方が無かったが時期外れに重い腰を上げた。
春と同じに、差し枝で根の出そうな蔓元をプランターに差して様子を見る事にしたのだが、、、



前回と同じ事が起きた。紫草(日本ムラサキ)の発芽である。種を播いた訳ではない。使い回しの用土でたっぷりと水を注ぎ茜の新芽を待つ事にした。茜の新芽は期待はずれで、無理からぬ事と思って諦めていた処、春先の事もあるのでもしやと覗いてみた。4個の発芽を確認、何時の種かは不明。以前発芽しなかった種が幾つか入っていて種の場所が比較的表面に近く、浅い所に位置したものが発芽したと思われる。

茜のプランターは4個で1つは全く新しい用土である。当然の事であるが発芽をしたのは用土を使い回しをした3個のプランターからである。先日セルポットから移植した苗とほぼ同じで本葉が2枚である。発芽は8/10~13頃であろう。水を得てから10日後には発芽した事になる。
ちなみに用土は真夏の日射で乾燥させ篩いに掛けて大小を選別して袋で保管していたに過ぎない。冷温保存の効果などで発芽出来なかった種であると思われるが??

  「むらさきの はつがのふしぎ ぜつめつへ」
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紫草(日本ムラサキ)苗の移植

2015-08-27 20:54:03 | 紫草栽培

  8月末に苗の移植
セルポットで成育中の苗を6cmのポットに移植、根を育てるとなると、どうしても大きなポットに移さなくてはならない。7、8月に発芽させた苗である。毎月10数粒の種を発芽させて来たが、秋を迎えて畑には移植する気にならない。


移植前のセルポットの苗。本葉が4~5枚の苗は7月の苗で本葉2枚、双葉の苗が8月に発芽した苗である。

本葉5枚の苗、最低気温が23℃を越えての発芽の苗は茎が急伸して苗としては姿の良いものではない。


根はまだポットの周りをグルグル巻く様にはなっていない。


本葉2枚の苗は、根もこの程度で移植も楽に済む。


移植後の苗を並べてみた。7月の苗は10本、8月の苗は12本であった。


7月の苗は既に4本がセルポットではなく1ヶ月も前に6cmのポットに移植して成育中であった。こちらの苗の方がしっかりした生育振り気付き、早めの移植を思い立った訳である。

 「あきふゆの そだちきにして なえうごく」

 「じきはずれ めをださされて まようなえ」
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絶滅危惧植物の生育

2015-08-21 20:25:48 | ムラサキの栽培

  8月の紫草(日本ムラサキ)
紫草(日本ムラサキ)は絶滅危惧植物である。種はあってもさすがにこの時期に発芽させる事は難しくなって来た。生育がストップする10月下旬までには、まだ1ヶ月半もある。しかし、厳しい冬を越す根の生育にはギリギリの時期かも知れない。


この苗は本葉が5枚に成育中の7月に発芽した苗である。そろそろ、露地への移植時期である。

8月に発芽した苗で、双葉がなかなか開かないで心配した苗のその後である。




左の本葉が大きな苗とは1ヶ月の違いがある。8月発芽の苗は他に2個ありあわせて11個が成育中、心配した苗も本葉が生育を始める様になった。


昨年晩秋、本葉に霜を受ける時期には10cm程の大きさで、春先いち早く生育を始めた株である。2年目の今年初めて種をたくさん付ける。野ネズミの被害を免れた1株である。


「みのるたね つなぐいのちの かぎかくし」 
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ネズミ穴を発見(露地栽培の紫草)

2015-08-20 20:39:19 | 紫草の栽培

 畑の紫草栽培、ネズミ対策
今年の畑でのムラサキ栽培は在庫調整もあり規模を縮小、イチゴ、トマト、スイカ、ジャガイモ等の野菜に替わって4畝しかない。それも、同時期の苗は少なく、月ごとに植え替えをして来て生育の様子を見ている。

野ネズミの事を忘れかけていた。昨年は害虫被害とばかり思っていた生育不良は虫ではなく、ネズミではなかったかと思い出し、ムラサキの根元を掘って見る。


黒マルチの裾を上げて鍬で根元を掘り上げる。15cm程の深い所まで掘り下げる。


心配した通りのネズミ穴を発見!


ネズミ穴の上のムラサキは生育が悪く植え替えをしてある。畝の両側から掘って穴を壊して土で埋め戻す作業となる。生育が悪い時点で気付くべきであった。

 「わすれない しこんのあじみ ネズミあな」
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日本ムラサキ、真夏の発芽(続3)

2015-08-16 15:36:33 | ムラサキの栽培

  真夏の発芽、2順目4個



 8/10に伏せた発根種の発芽である。(白のマーカー)


 

 白のマーカーの発芽が進むが問題あり。特に、この左の発芽である。



左側の2個、双葉が右側の2個と比べても明らかに生育不良である。パック内での発根の確認が遅れ、セルポットに種を伏せる際に胞子状の細根は萎えて元気がなかった。胞子状の細根が出る前に移植をする必要があった。
8/13から双葉の生育が始まった苗は本葉の成長点が見え始める。


「めがでても ふたばひらかず またなやみ」
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