紫草(日本ムラサキ)の記

日本ムラサキの紫根は輸入品に頼っています。薬用また、染料として国産紫根の生産普及、流通を期待しています。

2024日本ムラサキ栽培・葉月8月(続)

2024-08-31 19:35:36 | 日本ムラサキ栽培
「新種子の選別 発芽へ通じる最終段階」
先週採取した種子の比重比選別結果の結果を考察。

A 茎の下部に付いた種子で、開花後2ヶ月以上の種子。
全体的に白化した種子である、風雨に晒されて白化し乾燥した種子でもある。
13/127粒 内13粒が浮種 (ビーカー縁に3粒)  48時間水浸け結果 


B 茎の中間部に付いた種子 開花後1ヶ月以上の種子。
3/150粒 内3粒が浮種❣️  48時間水浸け結果


C 茎の上部に付いた種子 開花後1ヶ月以内の種子。
39/62粒(+23含む) 内39粒が浮種   48時間水浸け結果


C+追加種子 23/23 全てが浮種

全体量が少ないので、採取せず放棄した種子から追加する事にした。23粒を採取。
風雨、直射日光を受け緑の色は消え、全てが白化し乾燥した種子であった。


ビーカーの底に沈んだ種子は気泡を付けて、時々浮上してくる‼️
水との比重比選別は、必須手順として実施しているが・・・⁉️
保管状況により乾燥程度が異なる故であろうか?
従って水に浸け置く時間は播種前に数日を必要とし、日々水の交換要❣️
発芽前に多くの水を必要とするのは、この事からも推察できる。
引き続き秋苗としての、播種・発芽を試みる予定❣️

  「しんたねも すでにもちたる ひめるなぞ」 
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2024日本ムラサキ栽培・葉月8月

2024-08-24 19:43:12 | 日本ムラサキ栽培
「早くも種子の採取・・⁉️」
花壇ではモミジ葵と芙蓉が咲き始め、混植した日本ムラサキは
見る影も無くなってしまった。生育不良で種子を付けたまま伸び悩みの茎などがある。どの茎の先端部にも、花や蕾はない。
これらの茎から種子を採取することにした。


長い茎が2本、後は緑の葉が伸び悩みの茎である。
既に種子が落ちた萼片も幾つか見つかる。葉が乾燥しない内に種子を落とす。
それでも萼片等と種子は混在して、種子の選別に手間を要する。


ゴミの萼片を除いてから、種子を分類して見た。
Aは茎の下部に多い種子で開花後2ヶ月以上する。既に乾燥して白化した種子。
Bは茎の中間部より上に付いていた種子で黒色。
Cは茎の上部に付いていた種子で緑色。


室内に一晩放置して置いただけだが、色味はほとんど同じになる。

Aの種子数をカウント。100粒、満杯❣️

残り種子は27粒、計127粒。同様に計測して集計は
A127粒、B150粒、C39粒であった。C が少ないのは数本の茎を放棄したからである。
茎先端部の種子は、長い茎では花弁が落ちて日が浅く、未熟と判断した。
暫く乾燥期間を置いて、秋苗としての発芽への手順を再確認の予定である。

   「いたむひざ いついえるやと なでさする」

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2024日本ムラサキの栽培・葉月(鉢栽培検証)

2024-08-17 19:21:14 | 日記
「鉢栽培の日本ムラサキの現状と考察」
鉢栽培は10年振りの取り組みである。
初めて、日本ムラサキの花を観察し、種子を採ったのも鉢であった。
しかも、室内にての栽培であった。このブログの始めに登場している。


8/13 に1輪・開花を見るが後続の蕾が確認できず❓
不思議に思ったが、その後は見守るより他無い。この生育の状態で気が付くのは、
苗の時の本葉7〜8枚とその後に生育する葉のサイズの違いである。
ロゼット状の大きな本葉を残して、生育してしまった⁉️


たった1輪では蝶もミツバチも やっては来ない‼️
やむ無く、極細の絵筆の先で交配させるが・・当てにはならない⁉️


8/16 花弁は萎み、開花期間は3ヶ日間で 次、開花の蕾無し・・・‼️
既に、平底の鉢苗は栽培には不適と判断して地面に下ろしてある❣️
この、細長の鉢ならと生育を見守ってきた。
苗の時の大きな本葉を下に残して、茎は生育し小振りの本葉を広げた。

その結果が、この1輪の花の終息となった。蕾は見当たらない‼️
苗は1月に発芽し、秋苗と変わらないサイズの生育振りであった。迂闊にも、それを良しとして定植⁉️
紫根は鉢のサイズを感知して生育し、たった1輪の花で不適当の警告を発した‼️


地面に下ろしたムラサキは、微かな新しい緑を見せ始めた。

平らな地面より、少し底上げをして水捌けを良くしてみた⁉️
根は新たに横にも広がり、なんとか新たな生育を始めている❣️
鉢栽培を始める際、有り合わせの鉢を見て、主に鉢の形態にのみ関心があった。
少なくとも、鉢サイズは考えるべきだった‼️

また、この鉢に合わせた苗を定植すべきだった。戸惑ったのは・・・苗の方だった様だ⁉️
発芽して、1ヶ月の本葉3〜4枚の苗であれば、こんな事にはならなかったのでは・・・❓
花を閉じたムラサキは、地面に下ろすより他無いであろう❣️

  「はちサイズ そだつみらいを さきにきめ」

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2024日本ムラサキ栽培・暑中お見舞い

2024-08-10 17:55:26 | 日本ムラサキ栽培
「日本ムラサキ栽培、暑中お見舞い申し上げます」
想定外の花壇❣️日本ムラサキの生育・・・❓
花壇は昨年、蓼藍を育てて藍乾燥葉を収穫した。
葉の収穫方法は茎を切らずに出来、少々の乾燥葉を得た。
ただ、これも想定外なのだが未だに 染めをする環境が整わない。老いの実感‼️
花壇では、モミジアオイと芙蓉の生育が凄まじく ムラサキは隙間育ちの境遇となる。


花壇作りの想いと実際行動はチグハグとなっている。認知機能に問題ありか?
既に昨年から、その様相があった。日本ムラサキは、この春早くに発芽してきたが・・・⁉️
2年目の生育でスクスクと生育して、5月には開花した4本が印象的だった。


苗床から遅れて発芽して来た苗。来年への生育を目指す苗か・・❓

このスペースは水不足で次々と枯れた。客土して何とかこの状態。
乾燥には、かなり強い日本ムラサキだが 午後の強い日差しに長く晒されると
”西日に弱い”が現実となる。遮光ネットを片付けてしまって、臨機応変も見送りで 老いの罪か‼️


生育は遅れたが、客土で順調に生育中のムラサキ❣️元気な2本だ‼️

右隣の芙蓉の葉影を抜けて元気に育つ春苗❣️風に吹かれたが、一番元気だ‼️
モミジ葵は 既に開花しているが芙蓉も、間も無く開花するだろう。
60年も前、学生時代に下宿先の裏庭で初めて見たのが、この芙蓉であった❣️
かつてムラサキ栽培に夢中であった畑の入り口に、この花を混植していた。
このブログの真夏の頃のページに紹介した事がある❣️拙稿ブログ2022.8.12

  「ひざいたみ みずやりできず なえがかれ」

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2024・日本ムラサキ栽培 8月(葉月)

2024-08-03 19:08:34 | 日記
「鉢栽培の分かれ道・・・?」
日本ムラサキの鉢栽培は、初めて種子を手にして栽培を始めた時以来の事である。

課題が出て来たのは、底の浅い拡がりのある鉢であった。
心配もし、危惧していた鉢である。生育が滞り本葉が傷み始めている。
全体の吸水量は少なく、受け皿にも水を入れるが高気温が続き、日差しを受けると
土はカラカラに乾き、鉢の縁には隙間が出来る乾燥状態となる。
乾燥状態となれば、迷わずに給水‼️


この繰り返しは不用意だった。紫根の生育状況は・・・・
20cm未満で既にかなり傷み始めていた。給水過剰である。
室内へ移動して栽培を続けるにも無理な状態である。


本葉は元気な様子で、露地に降ろして何とか新たな生育を期待❣️

既に開花しているムラサキの脇に定植。
日中は気温35°Cの直射日光を遮光して、露地での再スタートを見守る。


同時にスタートした苗だが、大きな差になった。
この鉢は室内に入れて育てた方が良いのかも知れない。

🩸7月中旬散歩の途中で膝の痛みが発生‼️痛みは、その夜から激痛となり寝れない‼️
不運な事に、3連休で医院も休診。三日間 耐えに耐えて整形外科へ。
膝に水が溜まっているとの診断❗️処置後、2週間を経て僅かな痛みまで回復❣️
その後、まだ散歩に出掛ける気にもならず、露地のムラサキを眺めるのみ❗️

   「ひざいため ろじのムラサキ わがみなり」

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