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サクラメント公演プレビュー -Preview on Michael's site!

2005-03-10 01:33:00 | Michael 04-05 Anyting/Singin
Kathyさんの Michael君(マイケル・グルーバー)のサイトに、サクラメント公演のページが作られました。こちらからご覧になれます。そちらのページに、「The Sacramento Bee」に掲載されたプレビューが紹介されており、出演者やスタッフが、自らこのミュージカルについて語ってくれていますので、それをご紹介いたしましょう~♪ (写真は、おそらくシアトル公演からのステージフォトだと思います。雨のシーンに出演中のMichael君です♪)


この「雨に唄えば」の主役は、もちろんドン・ロックウッドなんですが、映画ではドナルド・オコーナーが演じていた親友のコズモ・ブラウンの「Make'em Laugh」というナンバーでの大熱演は、見逃すことのできない素晴らしいシーンです。オコーナーは、熱演のあまりの過労と、カーペットで擦れてできた火傷や打ち身の手当てをするために、入院しなくてはならなかったそうです。
今回の公演でコズモを演じている38才のマイケル・アーノルド(Michael Arnold)さんも、やはり、あちこち擦れて、火傷をしてしまったそうです。彼は、かつては体操の選手だったんですって。

「火傷だけじゃなくて、失敗も、たくさんあるよ。とてもカバーしきれないくらいにね。 子供の頃、映画の『雨に唄えば』を見て以来、 ずっとあの振付で踊ってみたかったんだ。僕のダンスのかなりの部分は、ドナルド・オコーナーと同じ振付だよ。壁を駆け上がって宙返りするところも、スタッフが特注のセットを作ってくれたおかげで、うまくやれてるんだ。」

圧縮空気の入ったキャスターに乗せた、厚さ2インチ(約5.8センチ)、高さ12フィート(約3.65メートル)のスチール板を、 毎晩、彼は駆け上がっては宙返りをするんです。


監督で振付を担当しているジェイミー・ロッコ氏にとっては、今回の公演は、7回目の「雨に唄えば」になります。

「まさに最高の映画だよ。演じることへの情熱を感じたね。だから、我々の作品からも、同じものを感じ取ってもらえたら嬉しいね。まるで、描き終わることのない絵のような感じなのさ。筆を取り上げては、繰り返し描き足さずにはいられない。出演者の何人かは、ずっと私と一緒に描き続けてくれているおなじみの連中なんだよ。」

キャシー役のクリスティーナ(Christina Saffran Ashford)さんは、このブログの「シアトルのMichael君♪ その2」でも紹介しましたが、1993年、1994年、そしてこの間のシアトルと今回のサクラメント、合計4回、ロッコ氏の監督・振り付けのもとで出演してきました。そしてMichael君は、ロッコ氏のすべての「雨に唄えば」で、ドン役を演じてきました。

「彼らは、それぞれがたいへん素晴らしいパフォーマーだし、息が合っていて、互いをとてもよく引き立て合うんだよ。毎回、登場人物を素晴らしく表現してくれるのを見られて、本当に嬉しいよ。」


映画版の「Singin' in the Rain」は、The American Film Instituteが選んだ歴代の映画ベスト10の中に選ばれており、ミュージカル部門では、トップにランクされているそうです。また、この映画の中のナンバーから、「Good Mornin'」、「Singin' in the Rain」、「Make'em Laugh」の3曲は、映画音楽トップ100に選ばれています。


そして、ドンの見せ場のひとつである雨の中で歌って踊るタイトルソングのシーンについて、Michael君は、こう話しています。

「問題は、靴なんだよ。このシーンで僕が履く靴は、週に8回もびしょぬれになるから、ダンスシューズは履けないんだ。ダンスシューズは濡れるのに弱くって、すぐダメになってしまうんでね。ビニールの靴を試したこともあるんだ。今回は、ゴム底のフローシャイム・ウィングチップを履いているんだよ。すぐ乾くし、型崩れもしないし、柔らかさも失われないんだ。それに、滑りにくいのが助かるよ。濡れたステージは、少し滑りやすくなってるからね。」


同じく雨のシーンについて、プロダクション・マネージャーのアンディ・ルフトさんは、こう語ってくれました。

「何が面白いって、雨のシーンのフロアには、ドン役のマイケル・グルーバーが飛び込んでバシャバシャ水しぶきを上げられるように、水を溜めるためのへこみが作ってあるんだよ。彼は、水しぶきを上げるのが、大好きなんだ! まるで、アヒルだね(笑)」

映画の中では、雨がはっきりと撮影出来るように、ミルクを混ぜてあったのですが・・・

「さすがに、それはできないね。水の中に細菌が発生してしまうからね。水は、華氏140度(摂氏60度)まで温めてあるけど、細菌が死ぬほど高温じゃないから、タンクの中で増えてしまうだろう。」

(それ以前に雨にミルクなんか混ぜたら、劇場中が臭くなって、観客も出演者もたまらないですよね~・・・と、ナズは思うのですが・・・〔苦笑〕)

毎週、雨用のタンクは消毒され、水も塩素で殺菌されるそうです。週に4回、装置のすべてのフィルターが清掃され、毎回の公演の前には、雨用のパイプのフィルターを清掃するのだそうです。

「このショーのメンテナンスは、そりゃ信じられないほど厳しいんだよ。」


Michael君が初めてドン役を演じた時、彼はまだ20代後半でした。40才になった今、彼は、相変わらず週に8回、歌って、踊って、街燈の柱に飛び乗っています。

「何の問題もなく、完璧に演じられているよ。若かった頃よりも長めにウォーミングアップをしなくちゃならないし、出演してない時には、しっかり休んでおかなきゃいけないけどね。でも、年を重ねた分、技術的には上達しているから、ずっとうまくやれるんだよ。
確かにいろいろと大変な役だけど、出来る限り長く演じていきたいと思ってるんだ。もっと年を取って身体が言うことを聞かなくなって、この役にさよならを言わなきゃならない時が来たら、きっと、悲しい気持ちになると思うよ。」


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